
私が子供の頃の炭酸飲料は、今現在のようにたくさんの種類の商品が出ていた訳ではなくて、
コカコーラ・ファンタという定番商品以外としては、
無色透明のサイダー系としては、キリンレモン・スプライト・三ツ矢サイダーが三大ブランドだったと思います。
キリンレモンのスパッ!とした爽快な清涼感、スプライトの鋭さ、そして三ツ矢サイダーのあの独特の甘さなど
どれも捨てがたい炭酸飲料だったと思います。
そしてその中でも特に子供たちに大人気だったのは甘味がかなり強く感じられる三ツ矢サイダーだったようにも
感じられます。
さてさて、そうした甘味がいくぶん他のサイダー系飲料の中で強調される三ツ矢サイダーなのですけど、
先日、「三ツ矢レモネード」という甘さ控えめというか全然甘くない少しビターなレモネードが発売されていました。
レモネードというと、レモンの果汁に蜂蜜やシロップ、砂糖などで甘味をつけて炭酸水で割ったソフトドリンクですけど、
炭酸水の代りに冷水を入れても宜しいと思いますし、熱湯を用いればホットレモネードになると思います。
そしてレモネードの味は基本的にはサントリーの「はちみつレモン」のように甘さ一杯という印象がありますし、
昭和レトロの喫茶店で提供されたレモネードは「やたらと甘い」という印象があったような記憶もあります。
今回発売された「三ツ矢レモネード」なのですけど、「大人の爽やかレモネードというキャッチコピーからも明らかなように、
レモンの爽やかな酸味とレモンピールのほのかな苦みが舌に伝わり、甘すぎずすっきりゴクゴク飲めて自然体で
リフレッシュできる、カットレモンをそのまま入れたような大人の炭酸飲料です。
実際にこの三ツ矢レモネードを飲んでみて私も驚いたのですけど、三ツ矢サイダーみたいな甘さはほぼ皆無です。
というか甘さはほとんど感じられません。
どちらかというと酸っぱさというよりも苦味すら感じさせてくれていると思います。
これって三ツ矢サイダー的な甘さを求めている人にとっては「なにこれ、全然甘くないし苦いだけじゃん・・」と感じるのかも
しれないですし、甘さ控えめの炭酸飲料を求めている人にとっては「最適の炭酸飲料」と感じられるのかもしれないです。
1日分のビタミンCが摂れるとのメーカーの説明ですけど、レモンの酸っぱさがもう少し前に出ていてもよかったようにも
感じられますし、三ツ矢サイダー系とは思えないあのほろ苦さは確かに斬新なのだけど、
昔ながらの三ツ矢サイダーに慣れ親しんでいるとかなりの違和感を感じるのかもしれないです。
でも後味にほのかに残るレモンピールの苦味は、慣れてくるとむしろおいしさを感じますし、この感覚は初めてビールを
飲んだ時の感覚に近いものがあるのかもしれないです。
全体的にさっぱりとしたお味でお風呂上りや運動後にキュ~っと飲み干したい味だと思います。
サントリーのCCレモンが甘くて子供向けとすると、この三ツ矢レモネードは、酸味と苦味の大人のハーモニーと言えそうです。

今回どうして三ツ矢レモネードを飲んでみよう・・と思ったかというと実はそれはセブンイレブンのキャンペーンのおかげでも
あったりします。
先月・・3月下旬において、セブンイレブンで三ツ矢サイダー500ml1本を購入すると、
2019年4月2日に新発売される三ツ矢レモネード450ml1本と引換できる無料券がレシートに必ず付いてきます。
つまりは、三ツ矢サイダー一本購入することで三ツ矢レモネードが必ず貰えるので、
結果的に三ツ矢サイダーと三ツ矢レモネードをほぼ半額で飲む事が出来るという事なのです。
無料引換券の引換期間は、2019年4月2日(火)~4月15日(月)までですので、本日は4月15日でもありますから、
この無料引換券をお持ちの方は速やかにセブンイレブンまで引き換えに行かれた方が宜しいと思います。
最近、こうしたクーポン券やLINE等でのアプリを通じて発券される事も多いので、要チェックですね~!

上記で「レモネード」と書いていますけど、レモネードというとプリキュア5の「弾けるレモンの香り、キュアレモネード!」
ではなくて・・(汗・・)
ラムネの元になったのは、実は「レモネード」なのでした!
ラムネの原型となるレモネードが日本に伝わったのは、アメリカからペリー提督が浦賀に来航した際、
艦上で交渉役の江戸幕府の役人たちにレモネードを振る舞ったのが最初と言われています。
このとき、栓を開ける「ポン!」という音に、役人たちは銃声と勘違いし
思わず刀に手をかけたというエピソードが伝えられていますけど、これはいかにも当時の「侍の国、日本」
らしい話なのかもしれないですね。
ラムネはコーラやサイダー等と同じく炭酸飲料なのですけど、
ラムネとサイダーとの違いはどこにあるのかと言うと、実は「味」そのものではなくて、入っている容器の違いだけです!
実はラムネもサイダーも「味」自体に違いはないのです!
現在は「ビー玉ビン入りの炭酸飲料」がラムネ、そうでないのがサイダーという定義なっているそうです!
ラムネというと誰しもが感じる素朴な疑問なのですが、「どうしてラムネの瓶にビー玉が入っているのか?」という問いに関しては、
その理由として主に挙げられることは、ビー玉はラムネの瓶の栓になってるという事なのだと思います。
昔はコルクなどで栓をしてたようですが、コルクの素材そのものが高価であるという原価の問題と
時間が経つと炭酸が抜けてくるという理由からコルクがNGとなりました。
そこで考案されたのが、ビー玉で栓をするという方法です。
ラムネを瓶に入れた時に、気化した炭酸ガスの圧力で内側からビー玉が飲み口に押し付けられて栓をするという
構造があの特殊な瓶の形状の理由との事です。
そうそう・・「ビー玉」という言葉は結構何気なく普通に使っていると思うのですけど、その語源というのも
何だか気になりますよね・・(笑)
それに関しては下記の二つの説があるとの事です。
Ⅰ.ラムネビンの栓として使用できる直径16.85±0.15mmのものを「A玉」、規格に合わないものを「B玉」と呼んでいる。
このうち規格外の「B玉」を子供のおもちゃとして転用し、このガラス玉をビー玉と呼ぶようになったという説
(この説では、ラムネに入っているガラス玉はビー玉ではなくて、エー玉という事になります! 笑・・)
Ⅱ.ポルトガル語でガラスを意味するビードロの玉だからビー玉になった説
ちなみにⅡの説の方が有力との事です。
ラムネメーカーの倉敷鉱泉によると、玉に多少のゆがみ・傷があっても瓶の口ゴムで問題なく密閉されていて、更に、
明治から昭和初期の技術で検品は難しいであろうことから「A玉・B玉」の等級の存在自体に
否定的な立場を取っているとの事で、上記Ⅰの説はありえないとの事です。
暑い時に瞬間的に暑さを忘れさせてくれ喉を潤してくれる清涼飲料水の一つがキンキンに冷えたラムネなのかも
しれないですね!
そうした意味では夏の風物詩の一つは「ラムネ」と言えるのかもしれないです。
ラムネは最近は確かに昔ほど夏の絶対的に必要不可欠な清涼飲料水という訳でもないですし、
昔と違って生産量も消費量も激減しておりますし、
なによりも、あの昔懐かしいガラス製の瓶にビー玉が入っていて飲むたびにカラカラと音を鳴らすタイプのものは
めっきり少なくなってしまい、今現在はコーラ・ファンタ等と大して違いが無いペットボトル式が主流になっているのは
昔懐かしい瓶ラムネを知っている者にとってはちょっと寂しいものがありますけど、
それでもラムネは日本人の夏の心のふるさとと言える夏の風物詩なのかもしれないですね!
今はまだ4月という事で時折寒さも感じられますけど、これから初夏~夏を迎えるに当たって、ラムネや三ツ矢サイダーや
はたまた三ツ矢レモネードをゴクゴクッ!と飲み干したい季節も間もなく到来という事なのかもしれないです!
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