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プロフィール

ぬくぬく先生 

Author:ぬくぬく先生 
開設当時は、1980年代吹奏楽コンクールの花輪・秋田南・就実・仁賀保・屋代等の素晴らしい演奏を後世に少しでも伝える事が出来ればいいなと思ってこのブログを始めたのですけど、いつのまにか「東方Project」がメインになってしまいました・・・
最近は「艦これ」も大好きです!!
吹奏楽も東方も自分が感じた事を少しでも後世の方に受け継がれるべきものが残せればいいかな・・と思っています。
ちなみに、「大好きプリキュア四天王」は、ドリーム・メロディ・ハッピー・ラブリーです。
ドリームとメロディは自分の中では既に殿堂入り状態ですけど、
現在はラブリー大好き!!のラブリー一辺倒です!!
リアル社会では、建築関係のクレーム&アフター責任者を専従し、毎日毎日クレーム対応に当たる日々です。
裏の顔は東方と吹奏楽とクラシック音楽一辺倒です・・・
特に特に大好きな作品は・・・プリキュア5とスイートとハピネスチャージです!!
ちなみに、奥様は・・・ミルキィローズとセーラームーン好きの管理人以上のおこちゃまです・・・
東方で大好きなキャラは、とにかく大好きキャラがてんこ盛りで、全員大好き!という感じなのですけど、特に、さとり様・ゆかりん(紫様)・早苗さん・こいしちゃん・アリスはお気に入りです!!
吹奏楽では・・ネリベルの「二つの交響的断章」と「アンティフォナーレ」、スパークの「ドラゴンの年」、リードの「オセロ」と第二組曲「ラティーノ・メキシカーナ」、パーシケッティーの「仮面舞踏会」、C・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」などが死ぬほど好きで、クラシック音楽では、ウォルトンの交響曲第1番と矢代秋雄の交響曲、プロコフィエフの交響曲第5番、アーノルドの交響曲第2番、第4番、ショスタコの交響曲第7番「レニングラード」、マーラーの交響曲第3番「夏の朝の夢」、ハンソンの交響曲第2番「ロマンティック」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、ベルクの「ヴァイオリン協奏曲」、ラフマニノフの「交響的舞曲」などが大好きです!!
クラシック音楽を吹奏楽にアレンジし、そのコンクールヴァージョンの演奏としては・・・
1982年の就実高校の「幻想舞曲集」と
1987年の習志野高校の「ダフニスとクロエ」第二組曲の演奏、そして、
1987年の雄新中の「エルザの大聖堂への厳かな行列」が
まさに私の「原点」です。
最後に・・・
私の吹奏楽との関わりの真の意味での「原点」は・・・
1979年の市立川口高校の神がかり名演としか言いようがない
「二つの交響的断章」に尽きると思います!!


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「Snow」というゲームソフトは、2003年にスタジオメビウスより発売された18禁恋愛アドベンチャーゲームです。

18禁というとエロゲーゆえにR-18指定されているという事だと思うのですけど、「Snow」は全体的には大変抒情的で
しっとりとした純愛という雰囲気に溢れていて「どうしてこれが18禁なのかな・・?」とも思ったりもします。
こうした18禁作品というと思い出す作品として、
ToHeaet・うたわれるもの・グリーングリーン・同級生・下級生・ダカーポシリーズ・月姫・こみっくパーティー ・
Kanon ・AIR・夜明け前より瑠璃色な・乙女はお姉さまに恋してるなどが挙げられるのかな・・?
ちなみにですけどうちの奥様は、結構この手の作品が大好きでして、特に同級生・下級生といった百合ものが
大好きなようですね~!
私が「Snow」を知るきっかけとなったのは言うまでもなくうちの奥様経由でして、これはあくまで私の感想なのですけど、
同級生・下級生に比べると「Snowの世界観は全然健全じゃん!」と感じますし、
「どうしてSnowは18禁なのかな・・?」と感じたりもしますね。
Snow全体の世界観は「美しいファンタジー」とも言えると思いますし、確かに恋愛要素はかなり大目ですけど、
18禁という響きからイメージさせるエロさというものはそれほど感じさせないだけに、むしろ
「それじゃー、18禁の明確な定義ってなんなのかな・・?」とふと感じさせてくれそうですね・・

Snowのストーリーの大まかな概要を下記に記させて頂きますと・・

老舗旅館を経営している従姉のつぐみさんにバイトを頼まれ、一年中雪に閉ざされた村に行くことになった主人公がいます。
しかし村について早々、落石事故に巻き込まれ瀕死の重傷を負います。
目を覚ましたとき、なぜか傷も殆ど治っていて無事に生存が確認されます。
その村には昔から一つの伝説があったのです・・
その伝説とは何かと言うと、
「天を司る龍神と恋に落ちた人間。
決してあってはならぬ神と人間の恋に怒った天は、天罰としてこの地に雪を降らし続ける」というお話なのです。
その日から主人公は見えない運命に翻弄されることになり、ここから新たな哀しい伝説が動き出すといのが
この「Snow」のバックボーンです。

本記事においては、「Snow」のメインヒロインの一人でもあり、ゲームとしてのクリアも大変難しく、
一年中雪に閉ざされているという背景にいっちば~ん!キャラ的に溶け込んでいると思われ、なんとなく雰囲気的には
「この少女は実は雪女ではないのか・・?」と感じさせる北里しぐれのコトブキヤから発売されていたフィギュアの
レビュー記事を書かせて頂きたいと思います。
というかこの北里しぐれのフィギュアですけど、発売時期が2004年9月でこのしぐれフィギュアを購入したのは
言うまでもなくうちの奥様と言う事で長らく我が家のロフトに埋もれていたのですけど(汗・・)
先日ひょんなことからこの北里しぐれフィギュアを発見してしまい、2004年当時にこの「Snow」を一時期ゲームとして
楽しんだ経緯もありますので、しぐれフィギュアとしても
「ロフトに埋もれていた私を発見してくれてありがとう・・」ともしかしたら私に対して伝えたいのかもしれないですね・・(汗・・)

そんな訳で本記事においては北里しぐれフィギュアをレビューさせて頂き、最後に、「なんだか雪女さんっぽい雰囲気かも・・!?」
という事で、東方で雪女さんと言うと言うまでもなくレティさんでもありますし、
レティさんと北里しぐれには頭上の白い帽子・白のストール(マフラー)・白タイツ・ウェーブのかかった青い髪など
すてきな共通点もありますので、「dream fantasy」の
アミグリさんが今年・・2018年1月に描かれたレティさんを改めて皆様にご紹介をさせて頂きたいと思います。

今現在は夏真っ盛りでとにかく「暑い!」としか言いようがないのですけど、北里しぐれのフィギュアとレティさんのイラストを
皆様に見て頂き、気分だけでも皆様に涼んで頂ければ幸いでもあったりします!










改めて北里しぐれについて簡単に説明させて頂きますと・・

北里しぐれは、主人公(プレイヤー)が龍神村の村はずれの山中で出会う少女です。

しぐれは極端に人と接する事を恐れていて口数が少なくて最初は全く会話にならないという女の子です。
人と接することを恐れているかのようでに感じられ、常に愁いを帯びた表情をしているのが大きな特徴です。
美人でスタイルがたいへんよくてスレンダーで、感情をあまり表に出さずミステリアスな雰囲気が全身から漂う少女です。
しぐれの人を恐れる理由なのですけど、これを記すと「物語の核心部分のネタバレ」という事になってしまい、
本来は書いてはいけないと思うのですけど、「Snow」は発売から既に15年程度も経過しているゲームで、
このゲームの事を今更語る方もほぼ皆無だと思いますので、その核心を書いてしまうと、
要はしぐれの真の正体は「龍神様」なのです!

ゲームとしてのエンディングは、しぐれはハッピーになれてよかったのだと思います!

しぐれの髪がショートなのは、やはりショートヘアの菊花という女の子の事をしぐれがうらやましいって思ってるところがあり、
それで髪を短くしたという経緯もあったりします。

北里しぐれフィギュアの商品概要は下記の通りです。

商品名 : Snow / 北里しぐれ  PVC塗装済完成品フィギュア

原型師 : 爪塚裕之  

発売時期 : 2004年9月発売 

製造発売 : コトブキヤ

スケール : 1/8

高さ : 約21㎝

Snowの塗装済み完成品フィギュアは、この北里しぐれ以外にも雪月澄乃と若生桜花の二人が商品化されていますけど、
私的にいっちば~ん!と言えるのはこのちょっと暗い影がありそうなしっとりとした北里しぐれです!





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雪国が舞台という事で各キャラの皆様は「厚着」という設定になっているのですけど、
しぐれの場合は、肩だし・絶対領域など一部肌が露出しまくりというのもすてきな外見の設定と言えるのだと
思います。

全体的にはこの物静かで内省的な雰囲気にぐぐっ・・と吸い込まれそうな雰囲気です!

風に舞うストールとスカートも色っぽさというよりはむしろ上品さを伝えてくれていると感じられます。

上記で書いた通り、この北里しぐれフィギュアは購入から先日私が無事に(?)発見するまで約14年近くの歳月が流れていて
ずっと未開封状態のまま放置されていたのですけど(汗・・)
14年経過していても痛みも劣化も色剥げ&色落ちが全く無いというのは、日本のフィギュア技術のレヴェルの高さを
示唆しているのだと思います。




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猫帽子がとってもかわいいですね~!

しぐれは物静かで人見知りをしがちでおどおどしがちな内省的な女の子という雰囲気を有している子なのですけど、
そうした内気・接してくる人を警戒しながら見ているような表情がフィギュアの世界でも
見事に表現されていると思います。

ちょっとおびえているような眼差しのようにも感じられますし、清楚でまっすぐで純粋な瞳に思わず吸い込まれそうな
感じがあると思います。
「瞳に吸い込まれそう」というと思い起こすキャラは私にとっては「氷菓」のえるなのですけど、
えるの瞳は知的好奇心に由来しそうな瞳のうるうる感なのに対して、しぐれの瞳は
「何か大切な事を伝えたい事が本当はあるのに色々な事情でそれを口にする事が今は出来ない」といったような
感覚が伝わってくるように思えます。
手を胸の前で抑えている様子もそうした内面の想いが示唆されているようにも感じられます。

そしてピンクのタートルネックのセーターにおける東方の霊夢を思い起こさせるような肩出しもちょっとドキッ・・とさせるものが
あるのがとてもすてきだと感じます。

さてさてここから下の4枚の画像では、この北里しぐれを後ろ捻り→後ろ向き→横向き→正面と連続して一回転を
させて頂きたいと思います。




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後ろ捻り→後ろ向き→横向き→正面とそれぞれのしぐれに「内気で物静かな少女の魅力」が表れているようにも
感じられます。
私的には風で舞うようなストールとスカートがふわっと浮いたような感じがいいなぁ~と思います。
そして何よりも白ニーソとミニスカートによって見事に構成されているあの絶対領域の美しさは圧巻の息をのむような
美的ハーモニーの限界に達していそうなものがあると思います。

絶対領域とか肩だしとかミニスカとかいうとともすると大人のお色気とか少女のエロっぽさというものが
全面に出されそうな中、このしぐれはさすがに真の正体は龍神様であるゆえの「神々しい美しさ」が全身から
自然に醸し出されているように思えてなりません。

こういうのが「雪国のすてきな美少女」といえるのだと思います!




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最近購入するフィギュアってどちらかというとプライズ系の艦こればかり・・という感じてもあるのですけど(汗・・)
艦娘たちは全体的にはやんちゃでイケイケで荒っぽいけどとってもかわいい~!という感じで、
確かに大和撫子なんでしょうけど「ひそやかさ」というものを感じさせる艦娘はどちらかという少ないですよね~(笑)

そうした意味ではこの北里しぐれの憂いとどこか陰がありそうなしっとりとした雰囲気はすてきだと思います!

元々の設定やゲーム上においても感情をあまり表に出さないのですが、全体的におちついた柔かな雰囲気を感じさせて
くれていると思います。
青いショートヘアとピンクのタートルネックと風に流れるようストールは特に際立っていると思います。

でもいっちば~ん!「すてきだなぁ・・」と感じさせてくれるのはあの何か訴えかけるようで泣きだしそうな感じでもある
あの清楚な瞳ですね!
リアルでこんなかわいくて清楚な美少女さんから「お願い・・」と囁かれるように何か頼まれごとをされたとしたら、
問答無用で次の瞬間に「はい! よろこんで~!」と口に出してしまいそうです! (汗・・)




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このしぐれフィギュアの猫耳帽子は最初から頭に装着状態となっていて外すことは出来ないのですけど、
猫耳帽子を被らない状態の青髪だけのしぐれというのもフィギュアとして見てみたいな・・と
思わず思ってしまいそうです。

このしぐれフィギュアの発売は2004年で当時はまだ猫耳とか猫耳帽子というのはそれほどは世間的には
浸透していなかったようにも思えますので、当時としてはかなり印象に残るアイテムだったと思えます。




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雪国と言う事で、ミニスカートの寒さ対策としてニーソという事なのかもしれないですけど、
絶対領域の部分は「寒そう・・」と感じさせてくれそうですね。
それにしても雪国少女のこうした絶対領域の美しさはまさに「正義」そのものだと思います!!




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改めてですけどどこか胸に何かを秘めたような思いつめたような表情が素晴らしいと思います。

シンプルながらとても感情のこもったポーズで、何よりもしぐれの表情はとっても魅力的です!

美少女の可憐さ、はかなさが足先から頭のてっぺんまで全ての部分から伝わってきていると思います。

いや~! とにかくこのしぐれフィギュアが無事に発掘されてよかったです!
あの時気まぐれで我が家のロフトに足を踏み入れてなかったらいまだにこのしぐれフィギュアは放置されていたまま・・
という事を考えると、「よかったなぁ~! これも龍神様との何かのご縁・・??」と感じさせてくれるものがありますね。

ちにみに私の脳内妄想では、ゆかりん=八雲紫様の真の正体は龍神様ではないのか・・?と思ってもいますので、
やっぱり龍神様はすてきな神様ですよね~!









ここから先は既に恒例になっているのかもしれないのですけど、当ブログが本当にいつも大変お世話になっている
dream fantasy の管理人のアミグリさんの
すてきなイラストのご紹介コーナーです!

上記のレティ・ホワイトロックは今年・・、2018年1月にアミグリさんが描かれた作品です。
ちなみにこのレティさんはアミグリさんが2018年にいっちば~ん! 最初に描かれた東方作品でもあったりします。


レティさんは雪女の妖怪なのですけど、人食い畏敬の妖怪のイメージでもなくて雪女みたいな怖いイメージでもなくて、
ここにはふっくらとした優しくて温かい雰囲気のふんわり妖怪さんがいるのだと思います!
このふわ~っとした雰囲気はどちらかというと「白い妖精」みたいな印象もあるのだと思います。
咲夜さんや魔理沙を彷彿とさせるこの白のエプロンや短めスカートと白ニーソの間のかわいい絶対領域の美しさ、
ウェーブのかかった美しい青の髪、ターバンみたいな帽子のかわいらしさ、
そして見ている人を思わずうっとりとさせるこのすてきな微笑み!
いやー、とにかく全てが素晴らしいですし、
冬の幻想的な美しさに溢れたレティ―さんだと思います!
かわいいけどとても美しいというアミグリさんの特質が見事に一枚の作品に反映されていると思います。
そしてこの流し目のような目の雰囲気も「大人のレティさん」を感じさせてくれていると思います。

こんなかわいくて美しい雪女さんだったら、私は多少の寒さだったら喜んで我慢しちゃいそうですね~!(笑)

背景の雪や結晶も雪女のレティさんにふさわしい最高の背景なのだと思います。

本記事は「Snow」の北里しぐれがメインなのですけど、しぐれとレティさんはもちろん作品や世界観自体が
全く異なるものではあるのですけど、
しぐれとアミグリさんが描かれたこのすてきなレティさんは、青い髪・長いマフラー・短めスカート・白ニーソ、絶対領域・白い帽子
といった素晴らしい共通点があり、
私もしぐれフィギュアを見た瞬間にいっちば~ん!に思い浮かんだ事は、2018年1月にアミグリさんが描かれたレティさん
だったのでした~!

連日暑い日が続いていますし間もなく8月という事でもありますので、皆様に気分だけでも「冬」とか「涼しさ」を
感じとって頂ければ私もとっても嬉しいです!

上記のアミグリさんが描かれたレティさんは、
その権利は全て上記の作品のレティさんの絵師様であるアミグリさんに帰するものであり、
当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。

アミグリさん、本当にいつもすてきなイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!

アミグリさんのブログ「dream fantasy」は、
東方・艦これ等の版権作品の二次創作作品や上記のオリジナル作品など
すてきなな作品が一杯いっぱい詰まっているまさに「宝石箱」みたいなとっても素敵なブログです!
宜しければ、少しでもアミグリさんとかアミグリさんの作品に興味を持てた方がいらっしゃいましたら、
アミグリさんのこちらのブログを一度見て頂けれましたら、とっても幸いです!
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伊藤康英の吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」は大変スケールが大きく
エネルギッシュな名作だと思います。
そしてこの曲は今後もずっと演奏され続けて欲しい後世に受け継がれていって欲しい素晴らしい名曲の一つだと思います。
この曲は過去に何度も吹奏楽コンクールの支部大会・全国大会でも演奏され
吹奏楽オリジナル邦人作品の一つの大変な成功事例としての評価は既に定着していると思います。
この曲の「熱さ」・「エネルギッシュさ」は大変なものがあり、
特に全曲を通して聴く場合は、中途半端な気持ちで聴くことは出来ない何か作曲者の真剣な意図が ひしひしと伝わってきます。
管弦楽アレンジ版として吹奏楽から管弦楽に作曲者自身によって編曲され、管弦楽版として演奏されたこともあります。
吹奏楽曲が管弦楽曲にアレンジされた事例って実はそれほど多い訳ではなく、
この「ぐるりよざ」の他には、私が知る限りでは、
フーサの「プラハのための音楽1968」と「この地球を神と崇める」とか、ヴォーン・ウィリアムズのイギリス民謡組曲とか
ミヨーのフランス組曲など決して多い事例ではないだけに、それだけ「ぐるりよざ」の演奏価値が高いと
認められた一つの証しなのかもしれないですね。

今年・・、2018年の6月にユネスコの世界文化遺産登録委員会より「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」が
世界文化遺産に登録がされていましたけど、このいわゆる「隠れキリシタン」をモチーフにした曲こそが
この吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」なのです。

この曲は、1989年から1990年にかけて、海上自衛隊佐世保音楽隊の岩下章二の委嘱により作曲され、
鎖国時代の長崎の隠れキリシタンの文化に着想を得て、
隠れキリシタンに歌い継がれた音楽をベースにしながら独創的なこの音楽を創り上げていきます。
また委嘱者の注文を踏まえ、第2楽章に「龍笛」という極めて珍しい雅楽の楽器を使用しているのも大きな特徴ですね。
題名の「ぐるりよざ」は、長崎生月島に伝わるキリスト教の聖歌"Gloriosa"が訛った言葉なのですけど、
先祖代々「グレゴリア聖歌」として歌い継がれていく過程の中で
グレゴリオ聖歌の一つ「グロリオーザ」→「ぐろりおざ→「ぐるりよざ」」と言葉として
変容していったと言えるのだと思います。
先祖代々受け継がれてきた「隠れキリシタン」としての苦悩・誇り・「ばれたらどうしよう・・・」みたいな
焦燥感と危機感が曲の隅々にまで感じられ、決して楽な気持ちで聴くことは出来ない曲なのですけど
その「壮大なスケール」は是非一度耳にして欲しい大変な名作であり大変な力作であると感じます。

吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」は以下の三つの楽章より構成されています。

Ⅰ.祈り

Ⅱ.唱

Ⅲ.祭り

第一楽章の「祈り」は敬虔な祈りの音楽です。
冒頭部分は、コンサートチャイム・ヴィヴラフォーン等の鍵盤打楽器から静かに開始され、それに乗っかる形で
パストロンボーンとユーフォニアムがグレゴリオ聖歌を奏で、
更に「男声コーラス」が聖歌を歌い上げていきます。
(作曲者の指示で、コーラスを入れる事が不可能な場合はカットしても良いとの事です、ちなみにですけど
伊藤先生の見解としては、コーラスのカットは仕方がないが、男性奏者がいない場合等の女声コーラス・混声合唱は
あまり望ましくはないと指示されています)
中間部で激しいリズムの反復を経て、かなりヒステリックな木管の高音による絶叫の後、静かに閉じられていきます・・・

あの「絶叫」は一体何を示唆しているのでしょうか・・?

拷問・弾圧の恐怖なのか、それとも実際の弾圧による悲鳴なのか・・・・

とにかくとてつもなく重たい楽章です。

第二楽章は、冒頭で「龍笛」という雅楽の楽器が使用されています。
音の不安定感がなんか一層隠れキリシタンの人達の未来を暗示しているような気もしますけど、途中でホルンが
「あー、参ろうか、参ろうか、パライソの寺に参ろうか」という「さんじゅあん様のうた」というメロディーを高らかに吹き上げますけど
この部分は、弾圧にもめげない民衆の土俗的パワーみたいなものを感じます。
そしてこのホロンの勇猛なメロディーは、第三楽章のラストのすさまじいエネルギーの中で高らかに再現されていきます。
第二楽章自体のラストは、魚板による「床への叩き付け」というすさまじい一撃で唐突に閉じられます。

第三楽章は、第一~第二楽章での抑圧された鬱憤を全て吹き飛ばすかのような
エネルギッシュで豪快な音楽ですし、全曲中最大の聴かせ所であり全体の白眉です。
この楽章で有名な長崎民謡「長崎ぶらぶら節」が分かり易い形でかなり執拗に引用されているのが大きな特徴です。
第三楽章はA-B-Aというシンプルな構成を取り
Aではこの「長崎ぶらぶら節」をメインテーマとして展開され、Bのしっとりとした感動的な歌が展開され
Aの再現部では、
この「長崎ぶらぶら節」と第二楽章で出てきた「さんじゅりあん様のうた」が見事に融合され
最後はすさまじい大音量とエネルギーのコラールで閉じられていきます。
全体的には西洋のグレゴリオ聖歌と日本の民謡が一体・融合化した大変魅力的な作品だと思います。

作曲者の伊藤康英先生は九州の方かと思っていたのですけど、実は静岡県浜松市が出身との事です。
伊藤康英先生というと、吹奏楽コンクールにお詳しい方だとピンとくると思いますが
長い間筑波大学吹奏楽団の指揮者を務められていて、その自由曲の選曲が
ネリベル/二つの交響的断章 アイヴズ/カントリーバンドマーチ シェーンベルク/主題と変奏
ミヨー/フランス組曲 ヒンデミット/吹奏楽のための交響曲などという
ウルトラ級のマニア好みの選曲をされていたのは、本当に嬉しい限りでした。
伊藤康英先生は一度だけ全国大会に出場され、その時の自由曲は残念ながら自作自演とはなりませんでしたが、
矢代秋雄の交響曲をかなり精密に細かく聴かせていたのが印象的でした。

伊藤康英の吹奏楽作品ってかなり膨大なものがあるのですけど

特に・・・・

〇吹奏楽のための抒情的「祭」

〇北海変奏曲

〇未完のオペラへの間奏曲

〇吹奏楽のための交響的典礼

〇台湾狂詩曲

〇交響的断章「時の逝く」

〇ユーフォニアムと吹奏楽のための幻想的変奏曲

〇組曲「相馬三景」 ~ Ⅰ.ファンファーレ、Ⅱ.新相馬節、Ⅲ.相馬フェスティバルマーチ

〇浜松序曲 浜松市民のための三つのファンファーレ マーチ「浜松」 といったご当地オリジナル作品

などの作品が極めて印象的です。
二楽章から構成される「交響曲」もかなり魅力的な作品だと思いますし、ちなみにこの曲の初演は私も聴いていました~!
1996年には全本吹奏楽コンクールの課題曲Ⅰ/ 吹奏楽のためのソナタも作曲されていますけど、私自身はこの課題曲は、
苦手と言うか嫌いな課題曲の一つです・・(汗)

吹奏楽のための「ぐるりよざ」ですけど、プロの演奏では圧倒的に小田野宏之指揮/東京佼成W.Oが素晴らしいです!!
吹奏楽コンクールの演奏としては
1992年の習志野ウインドオーケストラが素晴らしい演奏を聴かせてくれています。
(ⅠとⅢから構成されたカットなのですけど、このカット方法がとても自然で、音楽的な連続性と統一感を伝えているのは
巧いと思います)
極めてローカルな話ですけど、山梨県・敷島中で数多くの名演を残した大島先生が
山梨県のB部門時代に笛川中で聴かせてくれた関東大会の「ぐるりよざ」の演奏はかなり印象的です。
第二と第三楽章から抜粋し、第三楽章ではエネルギー不足のため、かなりヘロヘロな演奏になってしまいましたけど、
第三楽章冒頭の鋭い切れ味と第二楽章ラストで魚板をステージ床に「ガツン」と叩き付けた衝撃音のすさまじさは
かなりインパクトがありました。

最後に・・
吹奏楽コンクールなのですけど、現在の規定においては原則として「声」の使用は限定条件ですけど
使用する事自体は可能です。但しコーラスとか歌唱のように歌詞を伴うのは不可です。
歌詞を伴わないいわゆる「スキャット」であれば声の使用はOKとなっています。

あれれ・・そうなるとぐるりよざの第一楽章冒頭部分は歌詞が伴っているから、この曲の第一楽章冒頭の演奏は
コンクール既定としてはNGと言う事で失格になってしまうのですね!
それが原因でこの曲が吹奏楽コンクールで演奏されないとするならば、それはちょいと残念な話ですね・・

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