プロフィール

ぬくぬく先生 

Author:ぬくぬく先生 
開設当時は、1980年代吹奏楽コンクールの花輪・秋田南・就実・仁賀保・屋代等の素晴らしい演奏を後世に少しでも伝える事が出来ればいいなと思ってこのブログを始めたのですけど、いつのまにか「プリキュア」がメインになってしまいました・・・
最近は「東方Project」も大好きです!!
吹奏楽もプリキュアも何か自分が感じた事を少しでも後世の方に受け継がれるべきものが残せればいいかな・・と思っています。
ちなみに、「大好きプリキュア四天王」は、ドリーム・メロディ・ハッピー・ラブリーです。
ドリームとメロディは自分の中では既に殿堂入り状態ですけど、
現在は・・・・ラブリー大好き!!のラブリー一辺倒です!!
リアル社会では、建築関係のクレーム&アフター責任者を専従し、毎日毎日クレーム対応に当たる日々です・・・
裏の顔は・・・プリキュアと吹奏楽とクラシック音楽一辺倒です・・・
特に特に大好きな作品は・・・プリキュア5とスイートとハピネスチャージです!!
ちなみに、奥様は・・・ミルキィローズとセーラームーン好きの管理人以上のおこちゃまです・・・
東方で大好きなキャラは・・・とにかく大好きキャラがてんこ盛りで、全員大好き!という感じなのですけど、特に特に・・・さとり様・ゆかりん(紫様)・早苗さんはお気に入りです!!
吹奏楽では・・ネリベルの「二つの交響的断章」と「アンティフォナーレ」、スパークの「ドラゴンの年」、リードの「オセロ」と第二組曲「ラティーノ・メキシカーナ」、パーシケッティーの「仮面舞踏会」、C・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」などが死ぬほど好きで、クラシック音楽では、ウォルトンの交響曲第1番と矢代秋雄の交響曲、プロコフィエフの交響曲第5番、アーノルドの交響曲第2番、第4番、ショスタコの交響曲第7番「レニングラード」、マーラーの交響曲第3番「夏の朝の夢」、ハンソンの交響曲第2番「ロマンティック」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、ベルクの「ヴァイオリン協奏曲」、ラフマニノフの「交響的舞曲」などが大好きです!!
クラシック音楽を吹奏楽にアレンジし、そのコンクールヴァージョンの演奏としては・・・
1982年の就実高校の「幻想舞曲集」と
1987年の習志野高校の「ダフニスとクロエ」第二組曲の演奏、そして、
1987年の雄新中の「エルザの大聖堂への厳かな行列」が
まさに私の「原点」です。
最後に・・・
私の吹奏楽との関わりの真の意味での「原点」は・・・
1979年の市立川口高校の神がかり名演としか言いようがない
「二つの交響的断章」に尽きると思います!!


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改めてですけど、先月7月12日の私のお誕生日と当ブログの「東方カテゴリ記事300記事到達」につきまして、
多くの皆様より素敵なお祝いメッセージを頂けた増した事に深く深く感謝をいたします。
改めてありがとうございました!

当ブログは実はなのですけど今月に一つの節目となる「ブログ開設5周年」を迎えるのですけど、
これからも奢ることなく謙虚な気持ちをもって精進を重ねていきたいと決意をしております。
改めてですけど、どうかこうした拙いブログではありますが、今後とも皆様からの温かい応援を何卒
宜しくお願い申し上げたいと思います。
5周年自体はもう少し先の話ではあるのですけど、当日はまたまた自分で勝手に(?)「5周年おめでとうー! 自分すごいじゃん!」
みたいな自画自賛記事でも掲載するつもりですので、その節には何卒
「またあのアホがなんか書いているよ・・くすっ・・」みたいな温かい目で見て頂けるとうれしいです! (汗・・)

そうした中、「dream fantasy」のアミグリさんと「ぽーぽけきょ」のみけねころんそうさん、
そして、「kira kiya な 空 rumari な想い」のkirakiya.rumariさんに
とってもとっても素晴らしいお祝いイラストを描いて頂けました!
アミグリさんの「きらきら妖夢」と「ぽーぽけきょ」のみけねころんそうさんの「霊夢&夕張ちゃん&メロン」、
kirakiya.rumariさんのフランちゃんというとっても素敵なお祝いイラストは
既に先月に置きまして当ブログでも転載&ご紹介をさせて頂き、ご覧頂けた皆様より
大変な反響と賞賛のコメントをたくさん頂戴いたしました事を改めて感謝申し上げたいと思います。

そうした中、当ブログはまたまた思いがけずにとっても素敵なお祝いイラストを頂く事ができました!

当ブログのリンク先の一つで「創作漫画製作日記」というとっても素敵なブログを管理運営されるBBうみ様より、
私のお誕生日のお祝いイラストとして、完全オリジナル創作絵を描いて頂けました!

とっても素敵なプレゼントを頂きとっても嬉しいです!

まさかうみさんからもこうした素敵なお祝い絵を頂けるなんて夢にも思っていなかったものでして、
私のお誕生日+東方カテゴリ300記事到達というイベント時において、これは「ちょっと嬉しいサプライズ」でもありました!!
とにかくとっても嬉しかったです!

改めてですけど、うみi様、本当に今回はありがとうございました!

そして下記にその創作絵を転載&ご紹介をさせて頂きたいと思います。









改めてですけど、
上記のイラストは、当ブログのリンク先の一つである「創作漫画製作日記」を管理運営されるBBうみ様に
私の誕生日+東方300記事到達のお祝いイラストとして描いて頂けた作品です。

うみさんのコメントとして、
「可愛い女の子、吹奏楽部、そしてポニーテール!私が知る限りのぬくぬく先生がお好きなものを
ギュっと詰め合わせて描いてみました」
との事でしたけど、
いや~、うみさん、すごい!!
私の「好み」を全て一枚の絵の中にとど~んと凝縮して見事に詰め込んでくれましたね!
お弁当というと、おかずの中に大抵一つや二つ苦手なものが入っている事も多々あるのですけど、
うみさんのこのお祝いイラストは、
辛子明太子・さんまの塩焼き・鶏のから揚げ・アスパラのチーズベーコン巻・鮭の西京焼き等私の大好きなおかずだけが
入っているとっても素敵なお弁当という感じですよね!

私は厳密にいうと小学校高学年から大学在籍時まで、まるでバカの一つ覚えのように(汗・・!)
吹奏楽一筋みたいな生活を送っていて、小・中・高・大の12年間近くは「吹奏楽部」に所属し、
小学校の頃は打楽器奏者、中学から大学の頃は主にクラリネットを吹いていました。
(中三の時のみ一時的にアルトサックスにコンバートしています・・)
そんな訳で「吹奏楽」というのは「私」という存在を語る上では絶対に外す事の出来ないキーワードの一つなのですけど、
同時に私自身は、このブログを普段からご閲覧して頂いている方はよくお分かりと思うのですが(汗・・)
可愛い女の子のイラスト・漫画やアニメ作品を見ることが大好きであり、
その中でも特に特に・・・例えば愛乃めぐみ=キュアラブリーに代表されるような「ポニーテール」がとてつもなく大好きという
妙な(?)嗜好も持っています・・(笑)
そうした私の大好き要素を一枚のオリジナルの創作絵にギュギュっと詰め込んで頂けましたうみさんには
改めてですけど
「よくぞこんなポンコツ管理人の大好き要素しか入っていない絵を描いて頂きありがとうございますっ!!」という
感謝の言葉しか出てこないですね!

うみ様! 本当に今回はありがとうございました!

この作品は、今回うみ様の他にお祝いイラストを描いて頂けた他の3人の絵師様の素晴らしき作品同様に
私の生涯の「たいせつな心の財産」として大切に大切に今後とも私の「記憶」という深い森の中に永久に保管を
させて頂きたいと思います!

夕焼けのような背景がとても美しいですよね!
そして多分ですけど、かつての私のように夏休みを返上して吹奏楽コンクールに向けて猛練習中の間の
休憩中に仲良くいちゃちくトランペットパートの可愛い女の子同士という構図がとても鮮やかだと思います!
なんとなくですけど、ちょっと勝気そうな左側のショートカットの女の子が
右側のちょっとおっとりとしたポニテールノ女の子に
「今回の県大会は絶対に金賞を受賞して県代表に選出されて支部大会に進もうねっ!!」と話しかけ
ポニーテールの女の子は「そうよね・・」とうなずいているような雰囲気が漂ってきそうですね!
なんか私の脳内妄想では、ポニーテールの女の子は、正直コンクールとか音楽の事はどうでもいいのだけど、
同じトランペットパート同士で三年間いつも一緒に頑張ってきたこのショートカットの女の子の事が大好きで大好きで
たまらなくて
「この子が県大会を突破したいと頑張っているのだから、私も頑張らないと! もっと上手に吹けるように練習しないと!」と
ポニーテールの女の子のショートカットの女の子ラブ!みたいな雰囲気が伝わってくるようにも
感じられたりもします!

いいですよねぇ~! 本当にまさに「今、青春している!」みたいな清楚でまっすぐな雰囲気が伝わってくる作品
だと思います!

ちなみにですけど、1950~70年代前半の頃の吹奏楽コンクールはどちにかというと男性奏者がメインという事が多く、
女の子がトランペット・トロンボーン・ホルン・ユーフォニアム等の金管楽器を吹く事自体が珍しいという時代も
一時期はあったようですけど、
1970年代後半以降は、そうした事はほぼ皆無となり、私が主に現役奏者だった1980年代に入ると、
女の子が金管楽器を吹く事自体全然珍しくも無くなっただけでなく、男の子がとにかく吹奏楽部に入部しなくなり、
吹奏楽部員の80~85%は女の子というのが普通の光景になったりもしています。
そして同時に吹奏楽部においては、クラリネット・フルート・オーボエ・ファゴット等の木管楽器を男の子が吹くという事自体が
大変珍しい事にもなってしまい、
私のように「男性クラリネット奏者」というのは逆に大変珍しがられるという傾向はあったと思います。

私自身は高校の頃は男子校でしたので、とにかくあの三年間は深刻な部としての「慢性的な絶対的クラリネット奏者不足」に
悩ませらけ続けていましたけど、
逆に中学と大学の頃は、クラリネットパートは定員不足という事はまず無く、クラリネットパートのメンバーは、
私以外は全員女の子・・!という今考えるとまさに「パラダイス!」としか言いようがない状況であったと言えるのかな・・と
思ったりもしています・・(笑)

だけど・・・・!!

現実はそんなに甘くはなかったですねぇ・・・(汗・・!)

中学に入って吹奏楽部に入部し、担当楽器をクラリネットに振り分けされると、
何が一番おっかなかったかと言うと、クラリネットのお姉様たちですね・・・(滝汗・・!)
だって、すこーーーし、ほんのちょびっとだけでも口答えしたり反抗しただけで、
4~8人ぐらいのクラリネットのお姉さまたち先輩達に囲まれて、
「そこで正座して、自分の何が悪かったかを語りなさい・・・!!」とか何とか色々ネチネチ責められていましたからね・・(汗・・)
またよくある話として、
「あんた、この間、(別パートの)××という女の子に私の悪口言っていたでしょ・・・!!」とか
色々ツッコまれた事もありましたし、
「えーーー、なんでそんな事知っているんじゃ―――・・・うーーん女の子の横のつながりの
タレこみだの告げ口はおっかねーーー」と
ホント、しみじみと感じたものです・・・・(苦笑・・・)

というか、わずか12歳にして「女の子はおっかないもの」という自覚を持った私はある意味すごいのかもしれないですね・・

話が思いっきりそれてしまいました・・

とにかく、うみさんの描かれる女の子たちは、そうしたリアルの女の子のある意味おっかなさではなくて
「優しい先輩」みたいな雰囲気に溢れているのはとても素晴らしいと思いますし、
私もこんな優しく可愛い先輩がいるような吹奏楽部に所属したかったなぁ・・なーんて改めて感じたりもしますね!





2017021408581873b.jpg





せっかくですので、うみiさんが描かれたイラストをもう少しご紹介させて頂きたいと思います。

上記の「チョコレートのなる木」 と題された作品は今年の2月に描かれた作品です。

この作品を描かれた際のうみさんのコメントとして、
「バレンタインデーなので、ハツコイ森をぬけた丘の上にあるチョコのなる木で一休みといったメルヘンイラスト」との
事ですけど、こういう「女の子の園」みたいなイラストは実は私も大好きであったりもします。

そうですねぇ・・特に百合要素みたいな雰囲気ではないと思うのですけど、
なんか女の子がバレンタインにさりげなく女の子にチョコを渡しているみたいな「女の子同士の真面目な可愛らしさ」が
一枚の作品の中に満ち溢れていると思いますし、
うみさんの描かれるこの真面目で清楚な雰囲気が「男子入るべからず・・」みたいな雰囲気も醸し出しているのが
実に素敵だと思います。

今回の私のお祝いイラストにもボニーテールの女の子が登場していましたけど、この絵の中にも
さり気なく(?)とっても可愛いポニーテールの女の子が登場していて、
2月に掲載当時は
「あ・・! 可愛いポニーテールの女の子がいる!」と私もテンション高めだったのはよ~く覚えていますね!

さりげなくにゃんこがとってもいい味を出していると思います。

さてさて・・この二人が話している事ってどんなお話なんでしょうか・・?

なんか少し気になったりもしますね・・・(笑)




20111120081324f69.jpg





最後に・・・

うみさんの初期作品は今の作風と微妙に異なっている点も多々あるのが大変興味深いです。

シリアス作風が今現在よりも目立っているという感じもあるのかもしれないですね。

そうした時代の一つの作品が2011年11月に描かれた「夜の虹と天使 」と題された作品でもあると思います。

今回の私へのお祝いイラストが「吹奏楽」をモチーフとされていましたので、これは完璧に私の脳内妄想の領域に
入っているのですけど、やはり「吹奏楽」の側面から斬り込まさせて頂きますと、
吹奏楽オリジナル作品の不朽の名作の一つに藤田玄播作曲の「天使ミカエルの嘆き」という作品があったりもします。

この曲は作曲者自身の解説によると、
「聖書の中では、天使は二つの性格であらわされています。ひとつは神の啓示をもたらす天使、
もうひとつは神の勢力として悪と闘う天使です。
前者は処女マリアに神の子の懐胎を伝える天使ガブリエルに代表されます。後者は天使長ミカエルであり、
悪と闘う有様がヨハネ黙示録に描かれています。」との事なのですけど、
うみさんが描かれる天使は、そうした闘いに疲れ果てて「私がやっている事は本当に正義なのだろうか・・?」と
自問自答するような天使ミカエルをイメージされているように私的には感じたりもします。
曲自体、大変色彩的効果が強く感じられる大変劇的な曲なのですけど、後半の内省的な雰囲気は
逆にモノトーンっぽく感じられたりもしますし、
そうしたモノトーンみたいな雰囲気がうみさんが当時描かれたこの夜の天使の「白い単色の雰囲気」にピタリと
符合しているようにも感じられたりもしたものでした。

上記にて転載をさせて頂きましたうみさんが描かれた創作オリジナル作品は、
その権利は全てうみさんに帰するものでありますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので、 くれぐれも宜しくお願い申し上げます。

今回は、うみさんの素敵な創作作品のほんの一部を転載&ご紹介させて頂きましたが、
うみさんには他にも素敵な創作漫画とか完全創作絵などを数多く描かれていますので、
是非是非皆様!! うみさんの素晴らしいブログ 創作漫画制作日記 をご覧になって頂けるととっても嬉しいです!

→ 創作漫画制作日記

当ブログだけでなく、うみさんの の素敵なブログ 創作漫画制作日記も何卒宜しくお願いいたします!

今回は完全創作オリジナル絵をメインにご紹介&転載をさせて頂きましたが、うみさんのその素敵な本質は
むしろ「創作漫画」とか「家族をメインテーマにした育児漫画」の方にあるとも感じられますので、
是非ぜひその漫画の方もお楽しみ頂ければと思います!

うみさんは、普段はいまが何かと一番手のかかる(?)中学生の男の子と小学生の女の子を育てながら、
朝早くからパートのお仕事もされていて、
こうやって日々素敵な創作活動をされていますが、
その奮迅ぶりには本当にいつも頭が下がる思いですし、
なにかとお忙しいとは思うのですが、こうした素敵な創作も是非是非今後も続けて頂きたいと思いますし、
そうした うみさんのブログを当ブログは今後とも応援をさせて頂きたいと思いますので、
改めてですけど、とうぞ今後とも宜しくお願いいたします!

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山本文緒の短編小説集「ブラナリア」は、5編から成る短編小説集ですけど
面白い事にどの小説にも「無職」というのか「プータロー」みたいな人が登場します。

「ネイキッド」

離婚と同時に会社をやめて3年
今思えばなぜ私はあんなに忙しくしていたのか…

「どこかではないここ」

 夫がリストラにあいパート勤めに出る事になった主婦。
 反抗的な娘、自分勝手な母親にふりまわされる毎日…

「囚われ人のジレンマ」

 大学院生の彼とつきあって7年目の美都。
 プロポーズをされるものの、職に就いていない彼と
 結婚することにふみきれない…

「あいあるあした」

 脱サラして小さな居酒屋を持った真島。
 そこへ住所不定の野良猫のような女、すみ江が転がり込み…

でも、この短編小説集の中で一番印象的で、かつ最も後味が悪い作品と言うと、表題作の「ブラナリア」に尽きると思います。

この短編小説集ですが、「ブラナリア」が一番そうなのですけど、読んでいると本当にイライラしてきます・・・(汗・・!)
確かに、共感する所も決して無くは無いのですけど、あまりにもどんよりとした曇り空みたいな作風で
読むほどにいい加減うんざりしてきます。
ですけどその一方で間違いなく、
どの話もどこか思い当たる節が自分にもあるような無い様な、何かそうした妙なリアル感もあったりして、
何て言うのかな・・・
こんだけ読んでいるとイライラしてくるという事は、それだけ「リアルティー度」が高いという事の裏返しでも
あるような気もします。
「爽やかなもの」・「すっきりしたいもの」を求めたい場合はこの小説は読まない方がいいと思います・・・(滝汗・・)

この「ブラナリア」ですけど、以下に簡単に概略を書いてしまうと、

この物語の主人公・春香は25歳の女の子です。
この若さにして2年前にステージ4の乳がんを発症し、乳がんの手術以来、何もかも面倒くさく
社会復帰をしよう、しよう・・と漫然と考えはいるものの面倒くさくてそれが出来ない・・・
手術の後遺症でもある動悸やほてりやだるさがいつまでたっても治まらない・・・
果てしなくかったるい・・・・
生きるのは嫌、働くのも嫌、何もかも嫌・・、だけど死ぬのはもっと怖い・・・そうした矛盾を抱えています。
年下の彼氏の神経を逆撫でし、親に八つ当たりをし、
バイトを無断欠勤する自分に疲れ果てるが、やはり出口は全く見えない・・・・
そうした背景の女の子です。
乳がん発症前の春香は、どこにでもいそうな普通のOLさんで、当時は一応年上の彼氏もいたのて゜すけど、
突然の乳がん発症らよってすべては崩壊してしまいます。
そうですね、春香の立ち位置で考えると、「どうして私だけ・・・」みたいな感じになってしまうと思います。
読者の単純な視点で捉えてしまうと、
いつまでたっても社会復帰を考えず、ただ漫然と生きていて、あげくの果てに
年下の彼氏や母親にも八つ当たりを繰り返す・・・
(乳がんの一つの発症要因が子供の頃の肥満を指摘され、母親に「あんたがいい気になって私に
 食べさせるから私は癌になった!!」と八つ当たりをする位、手術後はかなり捻くれてしまいます・・
 小説の回想では、中学の頃に肥満が原因ですさまじいいじめを受け、命の危険を感じたから
 ダイエットをしたというのが何か哀しい感じもします・・)
そうした春香に共感を感じる人はどちらかと言うと少数派なのかもしれませんけど、
私としては、何となくですけどそうした春香のやや被害妄想みたいな感情とか
「どうして私だけ・・・」みたいな気持も分かるような気がします。
確かに、何か不都合な事が起きたり、周囲から「そろそろお前も働けよな! 」みたいな無言のプレッシャーとか
周りとの人間関係が面倒くさくなった時の春香の切り札「私・・・乳がんだから・・・」という発言は、
正直あまり共感できないものは多々ありますし、
「お前、もう少し空気読めよ・・・」みたいな感じはあるのですけど、
そうした春香の「どうして私だけ・・」→「何か私が悪い事でもしたの・・!?」→「何もしたくないのだから放っておいて!!」
→「私だって好きでプータローしているんじゃない・・・だけど・・体が・・・どうしてもだるくて動かない・・」
→「それでもあなたは私に働けというの・・・!?」
→「あなたに私の何が分かるというの・・・」
みたいな心の叫びは何となく分かるような気がします。

くどうようですけど、確かに共感&同情を呼び込むキャラでは全くありません!
別に春香が特に気の毒とは、私には全く感じられません。
だけど、この「どうして私だけ・・」→「私だって何とかしたい!! だけど・・・」みたいな幾分悪意がこもったやるせなさが
読んでいて大変痛い感じがありますし
共感はしないけど、春香の気持ちだけは理解できそうな感じはあります。

何となくですけど、この小説ってリアルタイムで失業中の方ですとどことなく共感しそうなものがあるのかもしれません。

この小説を読んだ頃の私って実は・・・私は人生初の失業中の無職でした・・・(汗・・)
この話は既に過去記事で何度も書いているので細かい事は割愛いたしますが、
2001年当時、当時14年間勤務していたとある地方銀行が経営破綻し、結果的に、
14年間有給休暇何て一日も取らなかったのに・・・あんだけ銀行の業績に自分なりに貢献していたのに・・・
顧客・上司あんだけ嫌な事がたくさんあり、人間関係にイライラし、
毎日・毎週・毎月・毎期の「自分のノルマ」達成のためにどんだけ・・・胃が痛くなる思いをしてきたというのか・・・
それでも・・
破綻と言うと・・ま、当時は現在のような「金融再生法」みたいな銀行破綻後の再生マニュアルみたいなものは
存在していなかったから
一旦破綻し、受け皿先が決まると、行員のその後の再就職の事などは誰も気にしてくれないのてすよね・・・
要は・・・
「てめーらで何とかしろ!!」そんな感じでしたね・・・
でもあの時は惨めだったな・・・
14年間真面目に勤務していた銀行からの唐突なクビ宣告で、まるでポロ雑巾のように簡単にポイ捨てされましたからね・・・
そして、最後の出勤日が終わり、明日からいよいよ無職という時、
私はどうしたのかというと、この小説の主人公の春香同様に何もかも嫌になっていました。
「どうして私だけ・・・」
あれれ・・・・? この気持ちは・・・なんか前述の春香と被る面はありますね。
「会社都合による退職」でしたし、ハローワークで申請すればとりあえずは八か月間は
失業給付金を貰える事が分かっていたし、何よりも当時は結婚前だったから完全フリーで、
自分の事さえ考えればいいのが救いでした・・・
(ただ・・・世間体のみを気にして「早く働け・・」とか言う田舎の親は・・ホント、嫌でしたし、
 本当に・・・「うるさい!! お前らに自分の何が分かるか!!という感じでした・・)
当時は、こんだけ14年間ロクに休みも取らずにひたすらサラリーマンしていたのだから、
たまに休んでもいいじゃないか・・・みたいな思いが強く、前述の最期の出勤の帰り道、私は何をしたかというと、
取り急ぎ、本を20冊程度買いこんでいました・・・
そして、失業して間もない頃は、とにかく一日ずーーっと吹奏楽やクラシックをBGMにし、
その買いだめした本をひたすら読みふけっていました・・・・
(今現在の視点で捉えると・・・これはある意味人生最大の「幸福の時間」だったのかもしれませんね・・・)
そうした本の中の一冊がこの「ブラナリア」だったのです。




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この「ブラナリア」ですけど、「閉塞感」がとにかく痛すぎますね・・・!

「体がだるい・・」→「働きたくない・・」→「何とかしないといけないのは分かっている・・このままじゃダメになりそう・・」
→「だけど・・・何もしたくない・・」
完全に袋小路状態ですよね・・・
私の場合、前述の通り、2001年の6月11日以降、確かに失業状態になり、結果的にブータロー生活を
楽しんだ時期もありましたが、結果論で言うと、それは長く続かなかったです。
ハローワークって月に一回は現況報告を兼ねた書類提出日があるのですけど、その際、確か月に二社程度は
応募等の実績を記さないといけなかったせいもあるのですけど、
「面倒くせーなー」と思い、「どうせこんな某S林業系列の住宅メーカーのモデルハウス営業に採用される訳ない・・
だって、家の事とか住宅営業なんて全然知らないし・・・」と思って
ダメもとで応募した会社から何を血迷ったか「内定通知」を受け取ってしまい、
私のプータロー生活は二週間で幕を閉じてしまい、結果的に「ひたすらサラリーマン化している自分」に戻ったのでした。
ですけど、春香の場合、そうした展望が中々見えてこない・・・
勿論・・春香自身の「自分はこうしたい!! そのためには・・・△△までに××の事をしないといけない・・」みたいな
強い意志が見いだせていないというのが最大の問題点なのですが、
この小説は、そんな人としての再生のサクセスストーリーではありません!
あくまで本人の・・・
「何とかしたいけど、体がだるくてどうにもならない・・・そんな私はどうすればいいの・・・!?」みたいな閉塞感が
メインテーマですからねっ!!
断っておきますけど、このお話は、最後にも何のオチも救いはありません。
あるのは閉塞感とイライラだけです!

さてさて・・・・

この話は、物語の後半からもう一人の重要人物が登場してきます。

それが永瀬さんという春香よりは五つぐらい年上の既婚者なのですけど、この方はある意味出来過ぎる人でもあります。
凛としたものをもっているし、忙しそうに働いているし、
何よりも・・・自分自身をきちんとわきまえ、周囲への配慮も忘れないタイプです。
一時期、春香と同じ病院で入院生活をしていた事もあり、決して簡単な病気では無かったようですが、
春香と違って
「どうして私だけ・・」みたいな後ろめたい気持ちは持てそうもない人です・・・
ひょんなことから永瀬さんが勤務する甘納豆屋に永瀬さんの紹介でアルバイトをする事になったのですけど、
永瀬さんから誘われた飲み会で、春香は
自分の乳がんの事を色々と心配してくれてアドバイスまでしてくれる永瀬さんが段々と面倒くさく感じ始めてしまいます。
春香の気持ちとしては、
「所詮は他人は他人・・・自分の事を本当には分かってくれない・・」という感じだったのかもしれませんよね。

そしてこの後、決定的な事が待ち受けています。

永瀬さんとしては、春香に対して
「どうにかこの娘も立ち直って欲しい・・」
「乳がんという春香の病に対して春香自身が実は分かっていないのではないか・・」
「どうすれば春香ももう少し前向きな気持ちになってくれるのか・・・」
みたいな気持になっていたのだと思います。
そして永瀬さんは・・・春香に対して乳がん関係の専門書とか
癌患者のその後の闘病記などの本6冊を春香の家に送りつけてしまいます。
また・・前述の飲み会の場で、春香がもらした「私、生まれ変わるから(体の再生ができる)ブラナリアになりたい・・」
という発言を真に受け、
ブラセリアの学術的解説書も同封され、
永瀬さん自身の「応援メッセージ」みたいな直筆の手紙も同封されていました。
勿論、永瀬さんには何の「悪意」は無いのは自明な事です!
純粋に春香に対して「応援してあげよう・・・」という「厚意の気持ち」しか無かったのだと思います。
だけど春香にとっては、その行為自体が「ありがた迷惑」以外の何物でも無かったのだと思います。
「うぜーー、こいつマジでうぜーー、私、あなたにこんな事をして欲しいと頼んだのか・・・」
「別にいいじゃない・・もう放っておいて・・!!」
「別に私はこんな学術的解説書なんか読みたくはない・・」
「なんでそっとしておいてくれないの・・・!?」
「あなたにとっては善意のおせっかいであっても、私にとっては見たくも無い傷を強制的に
鑑賞させられたような気分・・・」
みたいなものだったのだと思います。

そうですね・・・

この辺りに関しては、春香に共感するものがかなり大きいように私には思えます。

勿論、永瀬さんは悪意のひとかけらも無いですし、むしろ春香に対して「何とかしてあげたい・・・」みたいな
気持ちの方が強いのですけど、
だけどこうした他人へのおせっかいというものは、
時に春香が抱いた様な気持ち・・・「嫌悪感」みたいなものを招いてしまうという事もあるもんだ・・と
改めて感じる部分もありました。
永瀬さんにとっては・・・・
「自分が良かれと思っている価値観は万国共通なもの」と思っているような節もあるのですけど、
結果的に、それは「人それぞれ」なのだと思います。
ある人にとっては純粋な第三者からの救いの手を差し伸べられる事自体が「迷惑千万!」という事になるのかもしれないですし、
全く逆に第三者から救いの手を差し伸べられる事自体が、大変な救いであり、
結果的にそうした事が一つのきっかけとなって再生への道を歩き始めるという事も決して珍しい話ではないと
思うのです。

春香自身も、勿論、永瀬さんに対しては「嫌悪感」みたいなものは持っているのだけど
反、心の底では「永瀬さんの事をうざいと感じる自分が一番嫌・・・」みたいな気持もあるのではないかと思っています。

この辺りは、結局春香が永瀬さんの店を辞める事で閉じられているのですけど
そうしたモヤモヤ感が・・・
この小説を一層救いの無いモヤモヤした感じで終らせている要因になっているのかもしれませんよね

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