このブログでは何でも書いているように、私自身のリアル社会での仕事は、とある建築会社の
アフターサポート&クレーム対応の担当責任者みたいな立ち位置という事なのですけど、そうした関係で
工事完了後の現場とか1~5年経過後のアフターで顧客宅に行く事は日常茶飯事なのですが、
そうした際に顧客から改めて
「丁度良かった、今度洗面台を交換する事を考えているから、一度見積り出して、安くしてよね!」とか
「今度、アコーディオン門扉の交換を予定していて同時に土間コンの打設打ち直しも考えている」みたいな
情報を頂く事もおかげさまで多々あり、そうした情報が発端になって実際に受注が上がったりすると、
こちらのポテンシャルも上がったりもします。
さてさて、先日もそうしたお話を幾つか頂き、リビングの掃出し窓に連続している「濡れ縁」が材質が木部のため腐食し、
その濡れ縁に今度腰かけたら破壊するかもしれないから、この経年劣化で腐食している濡れ縁を解体廃棄し、
そこに新たなる木部またはアルミ製の濡れ縁を設置しようか・・みたいな流れになりました。
会社に戻った際に、その顧客の営業担当でもあるとある営業に「情報提供」をした際に、
その営業は・・・
「え・・濡れ縁ってなんですかぁーー?」と聞いてきました・・
確かに若いし、今まで住んでいた家が公団とマンションばかりとの事で、こうした一戸建ての縁側とか濡れ縁とか
知らないと言うのは分かるとしても、そうですね・・私としては
「え―ー、お前、建築の世界に5年近く在籍していて、濡れ縁すら知らないの・・・信じられない・・」みたいな感じに
なったのですけど、それは仕方が無いのかな・・・?
最近の20~30代の皆様の中にも、在来工法の家というのか昔ながらの伝統的な日本家屋に子供の時から
住んでいたという人も意外と少ないような感じもあり、
そうした人たちに、例えばですけど、床の間とか床柱とか廻縁とか掃出し窓とか破風しか軒天とか下屋根が分からない、
見た事ない・・いう人たちが随分と増えてきているような感じもしたものです。
ま、だけど・・そういう「家」に関する工事とか新築・改修・設備リフォームみたいな事を生業にしている
うちらみたいな会社の社員さんたちが、濡れ縁とか廻縁とか知らないというのも実に困った事ではあるのですけどね・・(苦笑・・)
そうそう、ひどい社員にもなると、「お前、それで本当に建築関係の社員なの・・!?」と絶句したくなるケースも多々あり、
最近でも、とある若手社員が「根太」(ねだ)を「ごんぶと」と読んでいて、
まさに気分としては、「信じられない・・」・「ありえない・・」という思いで一杯でした・・(苦笑・・)
その「ごんぶと」に関しては、私自身がとその営業担当との顧客宅同行訪問で飛び出してきた言葉なのですけど、
あれが飛び出してきた瞬間は、私も冷や汗もの・・
お客さんは「なんだ、こいつは根太すらも知らないのか・・」という呆れ顔・・
そうですね・・そうした私のフォローは、
「すいませんね・・彼、たまたまお昼ご飯に日清のごんぶとといううどんを食べてきたものでして・・」という
全くフォローにもなっていない言葉がテキトーに飛び出してきてしまい、
私自身、自分のポンコツさに嫌気が差したものでした・・・(苦笑・・)
よくこのブログの「プリキュアカテゴリ」にて、五月雨日記<仮の宿>の素敵な管理人さんの風月時雨さんの
不滅の名言「やっぱり一番の魔法は言葉じゃないのかな・・」の事を取り上げさせて頂くのですけど、
風月時雨さんの場合は、リアル社会でも「素敵なかかりつけ薬剤師さん」として、多分ですけど、そうした素敵な言葉を
患者さんに対して言われることもあったりするんじゃないのかな・・?と感じたりもするのですけど、
この私めは、そうした営業さんのポンコツ迷言に対して更に火に油を注ぐポンコツ迷言しか言えないものでして、
プリキュア5GoGo!にてブンビーさんがスコルプに対して放った「まだまだ青いな・・」という言葉の方が
私にはお似合いそうですね・・・(苦笑・・)
これが「濡れ縁」です。
少し専門的に解説すると、濡れ縁とは、雨戸の敷居の外側に設けられる雨ざらしの縁側の事を言います。
単に「縁」とも、雨ざらしであることから「雨縁」ともいわれる事もあったりします。
そうですね・・私が小さい頃ってこうした「濡れ縁」がある家の方が多かった気もしますし、
よくここでおばあちゃんなんかがお茶を飲みながら日向ぼっこをしていて、ついついウトウトと昼寝をしている
みたいなほのぼのとしたイメージもあったりもしますね。
昭和の頃の「濡れ縁」はほぼ全て木製品でしたけど、ウッドデッキがそうであるように「木」というのは雨に濡れると
大変腐りやすい部材でもありますので、こうした濡れ縁というのは施工してから15年程度で腐食する事が
多々ありますね。
平成に入ってからというか最近は、木部ではなくて「アルミ製の濡れ縁」の方が増えてきたのかな・・みたいな
印象もありますね。
前述で「今の若い人たちは濡れ縁すら知らない・・?」とか何とか書きましたけど、
こうした「今の若い人たち」という言葉自体が、なんかとてつもなくお年寄りくさい表現であり、
なんかそういう表現をボチボチと使用するようにもなってきた私自身が「年は取りたくないよな・・」と
感じる事もあったりもしますね・・
そうそう、先日もとある営業担当から
「ノギさんという顧客を社内システムで検索かけても出てこない・・」とか言っていましたので
「ノギはノギでも野木ではなくて、乃木という漢字の方・・・・
え・・乃木という漢字が分からない・・? 乃木将軍の乃木だよっ!」と言ったところ、
その営業担当は「乃木将軍って誰・・??」みたいな反応でした・・・
そっか・・・最近の若い人たちは(→またまたこの言葉使ってしまいましたね・・苦笑・・)乃木将軍とか
西南戦争の際に軍旗を盗まれたとか日露戦争とか203高地とか明治天皇崩御の際の殉職とかそういう歴史を
知らない人も多いという事なのかもしれないですね。
その話を横で聞いていた現場監督なんかは、50代後半の方なんですけど、
「おいおい、今どきの人たちが乃木将軍なんて知る訳ないじゃん・・あんたは明治生まれなのかっ!?」と
思いっきりツッコミが入ってしまいました・・(笑)
そうですね・・こういう場合の模範解答は「乃木坂46の乃木」というのが正解でしたね!!
最後に・・・最近の私の感覚では、「濡れ縁」でお茶をすすってうたた寝をしている御方っというと、
やっぱり東方Projectの博麗神社の素敵な楽園の巫女さんの「霊夢」ですね!!
霊夢は、異変解決や妖怪退治のお仕事が無い場合は、こうやって魔理沙と一緒に縁側でお茶飲んで駄弁っているという
イメージが本当によく似合う素敵な巫女さんだと思います!
やっぱり、霊夢はとってもとっても可愛いですね!!
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