今回の第39話は、いかにも「魔法つかいプリキュア」らしいドタバタ喜劇みたいなとっても楽しいお話では
ありましたけど、ラスト近くの校長先生とリコちゃんパパの何やら意味深な会話が示唆している通り、
「何か」あるのかもしれないですね・・・
今作の一つのテーマは、またまたこの名前を出してしまい大変恐縮ではあるのですけど、
「五月雨日記」<仮の宿>の管理人さんの風月時雨さんの素敵な名言ではないですが、
「一番の魔法は言葉じゃないのかな・・」という事でもありますし、
同時に、自分の悩みとか困っている事をせーんぶすっきりと解決してくれるのは決して「万能な魔法」ではないという事、
つまり、自分自身が抱える「問題」というのは、魔法みたいな他力本願しちゃダメ! 自分の頭できちんと考え、
そして自分の頭で結論を出し、そしてその出した結論はしっかりと自分自身が実践していきましょう!
いわば・・・「魔法」というものは、あくまで主に対する「従」なのであって、いわば香りとかスパイスみたいなもの・・
ナシマホウ界で例えると、「仕事とか日々の生活という本分」があるとすると、「魔法」というのは、各人一人一人の
「趣味」みたいなもんじゃないのかな・・とも思いますね!
魔法とは決して「万能な治療薬」ではないのです!
そんな事を今作のテーマとして言いたいんじゃないのかな・・とも感じる次第ですっ!!
それと前述の校長とリコちゃんパパの会話にある通り、今作の大きな、というか最大のテーマというものは
「異世界の交流」なのだと思います。
現況、確かに魔法界の人たちがこっそりとアイドルや学生・芸術家などとしてナシマホウ界に潜り込んでいる姿は
散見されていますけど、それはあくまでも「秘密」という事なのです。
そして同時にナシマホウ界の人たちが、ま・・・みらいというプリキュアを除くと、今の所は魔法界に行っている形跡は
ありません。
(第一話の頃って、もしかして、みらいのおばあちゃんは魔法学校の卒業生・・?みたいな噂もあったかとは思いますが、
それはどやら違っているようでした・・・
それにしても、あのおばあちゃんと校長先生のかつての出会いが今回再現されるシーンがありましたけど、
ああいう「人は幾つになっても恋というのか憧れみたいな感情を持てるという事はなんかすてきなもんだなぁ・・と
少ししみじみ感じたりもしたものでした・・・笑・・)
リコちゃんパパは、「ナシマホウ界と魔法界、2つの世界がまさか…」とか「みんな仲良く…やはりありえるのか?」
という言葉がなんか妙に引っかかっています。
そうですね・・・今回の話でも魔法学校の生徒や校長もそしてなんとあの頭の固そうな教頭すらもナシマホウ界の
ハロウィンにやって来たのですけど、もしかして・・・? 実は・・・!?
魔法界とナシマホウ界は「実は古の掟では決して交わり合ってはいけない」みたいなお約束があってたりして・・・!?
少し穿った味方なのかもしれないですけど、今回チクルンが言ってた「違う世界の人同士仲良く出来ない」というのも
そうした事を実は示唆しているのかも・・・?
チクルンは今は敵側のスパイみたいな事を(たぶん脅されて)やらされていますけど、チクルンの元々の正体は
花の妖精といういわば、純粋な魔法界の立ち位置の方なのです。
そのチクルンがそのように言うってことは・・リコちゃんパパが発見した古文書みたいなものにも、
「本来、魔法界とナシマホウ界の生物たちは、その存在意義が異なるのだから決して交流してはいけない」みたいな事が
書かれていたのかもしれないですね。
だけど今作の大きなテーマの一つは、「異世界の交流も悪いもんじゃない! むしろ素敵な事!!」という事なのだと
思いますし、育った環境とか性格とか考え方の相違とか食生活や服装等といった慣習の違いなんかも
実は案外簡単にそうした「一つの垣根」を乗り越えて、今まで育ってきた環境が違う者同士でも実は
仲良くなれることは可能である!みたいな事を物語全体の素敵な大きなテーマとして謳い上げていると言えるのかも
しれないですね!
「魔法つかいプリキュア」はともすると・・軽いお笑いドタバタ系と思われがちでもありますけど、
実は、異世界の交流は素敵とか
風月時雨さんじゃないですけど「一番の魔法は言葉」とか
結構「深いテーマ」は内在している実は奥が深い作品じゃないのかな・・とも思ったりもしますね!!
それとこれは余談ですけど、今回のはーちゃんは、よーく見てみると、なんかやたらクルクルと妙なコスプレを
しまくりでしたね・・! (笑)
そのはーちゃん=キュアフェリーチェは、ベギーニョに対して、「ヘンな恰好」と言っていましたけど、
なんかあのシーンを見ていて思い出したのは・・
そう! 東方Projectにおける地獄の女神様・ヘカーティア様に対して発したうどんげちゃんの「ヘンな恰好」というシーンでした!
あの場面においては、魔法つかいにてはーちゃんに「ヘンな恰好」とか言われてもほぼ無反応でスルーしてしまった
ベギーニョでしたけど、それと同様にヘカーティア様もうどんげちゃんのそうした発言はほぼスルーしています。
だけど・・・同じシーンで早苗さんがヘカーティア様にあの不滅の名言・・「さっつと勝負しろ! このヘンなTシャツヤロー」と
言った際は、ヘカーティア様は、背景にゴゴゴゴ・・・というとてつもない怒りの擬態音が入り、ヘカーティア様は
怒り狂っておられましたので、そうですね・・・「ヘンな恰好」と「ヘンなTシャツヤロー」とでは言葉は似ているようでも
やはり天と地の違いがあったのかもしれないですね・・・
うーーむもやっぱり「言葉は魔法」ですねっ!! (笑)

今回一体どうして魔法学校組が大挙してナシマホウ界に馳せ参じたのかと言うと、それは
みらいのこの言葉にあったのです!!
「ハロウィーンだったら本物の魔法つかいが来たって分からないかも!」
うーーむ、私はみらいのこのテキトーさとアバウトさが大好きですね!! (笑・・)
確かに、魔法学校の生徒達が魔法学校の制服を着てハロウィン祭り会場をフラフラしても全く違和感
ありませんし、何よりも。ベニーギョがあんな「ヘンな恰好」(笑)で登場しても、
ほとんどの人達は「へんなハロウィン衣装・・くすっ・・」としか感じないのかもしれないですね!

次回の「魔法つかいプリキュア」はお休みなのですけど、映画は公開中です!
モフルンはー…みらいみたいにプリキュアになってみたいモフ~
あっはっは!!お前がプリキュア?あっはっはっ
そうしたモフルンとチクルンの会話がありましたけど、そうですね・・・私はモフルンに言いたい!
「大丈夫! 君は、映画の中でそうなっちゃいますっ!」と言ってあげたいですね! (笑)
なんかこのシーンはですね・・モフルンが視聴者に対して「早く映画館に行け!」みたいな事を言っているような気がして
ならないですね・・(笑)
そうそう、ハロウィンコスプレとしては、リコちゃんの「にゃんこ」がとっても可愛かったです!
あれはスイートのエレンと同じくらいの可愛らしさに溢れていました!!
「ふーん…住む世界が違っても仲良くなれる…」というチクルンの言葉は、もしかして、今後の魔法つかいプリキュアの
方向性というかラストの提示を予感させる言葉なのかもしれないですね。
当初は「そんなナシマホウ界と魔法界の奴らが共同作業してもうまくいくわけないじゃん」みたいな立ち位置の
チクルンがそういう考え方にシフトしてきたっというのは、
やはりチクルンは「改心キャラ」→プリキュアサイドへの寝返りという事になるのかな・・・?
(そうなってほしいですけど・・・)
それにしても今回のチクルンは、ハチなのに「うさぎ」にコスプレさせられていたのはなんかとっても可愛かったです!

やはりこうした異世界同士の交流は素敵ですよね!
今現在のこの地球のどこかでも今この瞬間もどこかで、宗教・政治的背景・人種などの違いによる「紛争」が起き、
哀しい諍いが起きているのは本当に残念な事ではあります。
だけど、こうした「プリキュア」で提示されているように「違う考え方・異なる人種や宗教観」であっても
「違いをお互いに認めて相手を尊重した上での素敵な交流」というものは多分ですけど、出来るはずなんじゃないのかな・・?
なんかそうした事ふと思せられた今回の素敵な魔法つかいプリキュアのお話だったと思います。
勝木さんなんかは「魔法使いは絶対にいる!」と普段からなんか魔法使いを目の敵にしているような雰囲気すら
あったのですけど、ハロウィンというお祭りにおいては、勝木さん自らが魔法使いのコスプレをしちゃっている点は
なんかさり気ないけど素敵なエピソードだと感じました。
ラスト近くでみらいは校長先生に、
「校長先生、私今とっても嬉しいんです!
リコに会えたから魔法界に行けた。モフルンとおしゃべりできた。はーちゃんに会えた」
「それが…それだけじゃなくて色んなことがあって、たくさんの人に会えて仲良くなって、
その人達も仲良くなって皆が楽しそうでそれが嬉しくて。だから…えっと…」と
なんか支離滅裂な事を言っていましたけど、言いたい事は分かりますね!
やはり「異世界の交流」は素敵な事なんだと思います!
校長先生自身も
「ああ…今日はナシマホウ界に皆で行っていたんじゃよ。
みらいくんとリコくん2人の出会いに始まる奇跡。今大きく広がりつつある」と言われていましたし、
前述のリコちゃんパパの言葉じゃないですけど、
本当に・・・異世界同士の素敵な交流がもしも本当に出来たとならば、それしとっても素晴らしい事なのたと
思えます!
まさに「小さい出会いが異世界同士の交流という門戸を開いた」という事なのかもしれないですよね!!
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