東方における「鬼」と言うと、そりゃ言うまでも無くも萃香とか星熊勇儀の名が出てきますけど、
「東方茨歌仙」の主人公の華扇自身も「その正体は鬼でしょ・・」とか
「妖怪の山の鬼四天王の3人目ではないか・・・」とは随分前から言われていますよね。
確かに華扇は、右腕全体を包帯でグルグル巻きにしていますけど、右腕自体は既に失っていて、現在その捜索にも
あたっているようです。
日本古来の伝承の「鬼」と言うと、酒呑童子を首領として、
配下には副首領の茨木童子、そして四天王として熊童子・虎熊童子・星熊童子・金熊童子の四人を従えているようですけど、
東方においては、萃香の元ネタは酒呑童子で、星熊勇儀の元ネタが星熊童子とされていますが、
茨木華扇の元ネタが実は茨木童子じゃないのか・・・というのは結構前から囁かれてはいるようですけど、
公式においては、否定も肯定もされていないようです。
だけど・・・腕が切り落とされている設定は茨木童子と被っていますし、
萃香・勇儀が左腕に装着している「鎖」を華扇自体も付けていますし、
二つ名の「片腕有角の仙人」という言葉が示唆している通り、やはりあの頭には「角」が隠されているんじゃないのかな・・とも
思いますね。
ま・・普段は「お団子ヘア」として誤魔化しているようですけど、
華扇が髪をハラリ・・とほどいたシーンは一度もありませんから、多分ですけど、頭上には「角」が生えていて
その正体は「鬼」なのかもしれないですよね。
茨木華扇(通称は茨華仙)については、現在連載中の「東方茨歌仙」でも、その正体とは何かみたいな結論は
明らかにされていませんし、華扇の真の意図とか本音とか
その正体は一体何なのか・・どうして霊夢や魔理沙等人間たちにあそこまで口やかましくお説教をしているのか・・
霊夢に近づいたその真意とは何なのか等華扇に関しての「謎」は本当に多いと思います。
そして確かに「謎」は多いのですけど、必ずしも本人自体が「ミステリアスな存在」なのかと聞かれると
必ずしもそうではない場面は数多くあり、本人自体はとてつもなく人間くさい面が多々ありますし、
時にツッコミ役になり時にボケ役となり、甘いお菓子等に目が無かったり、意外と大食漢だったり、
はたまた・・霊夢に代って博麗神社の巫女さんを務めた時は、霊夢と全く同じ巫女衣装を身にまとい、
霊夢のような「脇見せ巫女さん」を「これでもかっ・・!」とばかりに私たちに見せつけて大いに私達を狂喜乱舞させてくれ、
しかも本人がかなりのノリノリ・ウキウキな感じで霊夢と同じ衣装の巫女さんをしていた事から分かる通り、
華扇自体はとてつもなく面白くて魅力的で、多方面にわたって突っ込みどころ満載の素敵なキャラだと思います。
それにしても上記の華扇の霊夢の巫女さんコスプレシーンはとても素敵でしたし、ああいう調子に乗っている華扇は、
とっても人間っぽい雰囲気でしたね!
他にも・・例えばですけど、花見の席で「仙人のくせに芸の一つも出来ないのか」と酔った魔理沙にからまれた際には、
なぜかそこでかなりムキになって照れながらも、まさかまさかの・・「一発芸」をお披露目していたのは
とっても楽しかったです!
それと余談ですけど、東方三月精において、華扇は「茨華仙という呼び方は、本名の茨木華扇の愛称みたいなもの・・」と
されています。
華扇の事を書かれる方は、結構多くの割合で「華仙」とか「茨華仙」と呼ばれる人が多いと思われますが、
私個人は本名の華扇という呼び方の方がなんかしっくりときます。
華扇は、東方の世界では一応は「仙人」という位置づけをされていると思われます。
華扇の二つ名は、片腕有角の仙人(茨歌仙)・脅威!願いを訊く仙人(深秘録)・思欲せよ!願いを叶える仙人(深秘録) など
ありますけど、やはり共通して言えるのは
「華扇は仙人なのか」という事じゃないのかなと思います。
華扇の一つの持ち味と言うと常に人間側の立ち位置に立って行動している事とか人間に対してのあのくどくどしたお説教
なのかもしれないてすけど、霊夢に対するお説教シーンとか人里での説法シーンを見た限りでは
「ああ・・なんかあの華扇はいかにも仙人らしい雰囲気・・もしかして華扇は本当に仙人なのかな・・」とも
ふと思ったほどでした・・・(笑)
東方茨歌仙第一話の華扇の登場シーンにて「今の人間や妖怪に言いたい事が山ほどある」とか何とか言っていましたけど、
ああいうシーンを見るといかにもお説教好きの仙人さんみたいな雰囲気も確かにありそうですね。
そうそう・・これし余談ですけど、茨歌仙の絵のタッチは、初期の頃と今現在のタッチは随分と変化があるようでして、
特に著しい変化があるのはやはり「早苗さん」ですね!
第二巻のあのあまりにも有名な「わたし! わたし!」の満面笑顔のシーンと最近の美少女路線の早苗さんの違いが
とっても面白いです。
華扇も第一巻の初登場時は、少し悪役っぽいような雰囲気も少しばかり感じられ、目がかなり小さめに描かれていたと
思いますが、最近の華扇のあの「お目目ぱっちり」は、まさに「東方の素敵なお姉さん」という感じが漂い
とつても素敵です!!
さてさて、そんな魅力的な華扇なのですけど、上記で書いた通り、果たして本当に華扇は「仙人」なのでしょうか・・?
これについては公式設定においてはまだ何の結論も出されておりません。
阿求ちゃんの「東方求聞史紀」においては、「仙人」の外見的特徴としてかなり年老いた姿をしているという事を
挙げていましたけど、華扇は、そうですね・・・外見的には霊夢のお姉さんみたいな雰囲気ですし、
10代~20代前半くらいの「とっても可愛い素敵なおねえさん」みたいな容姿をしていると思えます。
外見だけから評価すると「え・・華扇は本当に仙人なの・・?」みたいに思う方も相当多いと思うのですけど、
それに関しては、東方においては、本当に仙人なのですけど見た目的にはむしろ華扇よりもお若く見えてしまう「青娥」という
事例だってありますので、必ずしも外見的特徴が華扇にも適応されるという訳では無いと思います。
(あ・・ちなみにですけど、この青娥は実は人妻さんなのですよね!! あんな素敵で可愛い人妻さんが
年齢不詳のとてつもないご長寿さんというのも、まさに「幻想郷は常識に囚われてはいけない世界」そのものだと
感じさせてくれますよね!
実際、元々1400年前にあの豊耳聡神子に道教とか仙人への道を勧めたのがこの青娥ですからね!!)
阿求ちゃんの「東方求聞史紀」によると、仙人と言うものは、ほとんど食事が不要となり、霞を食べて暮らすという設定に
なってはいるのですけど、華扇は既に書いた通り、酒も飲みますし、普通に食事をしていますし、甘いものは
大好きですからね・・!
華扇は一応は、自称仙人という事で仙人らしい振舞いもしているのですけど、小野塚小町からは
「なんであんたが仙人の真似事をしているのか理解できない」と言われていますし、
茨歌仙第二話で「さすが仙人ですね」と早苗に感心された際、華扇は「仙人みたいな生活をしているのもただの隠れ…」と
言いかけて、慌てて口をつぐんでいるシーンがありましたけど、やはりここからも
「本当に華扇は仙人なのか・・」とか
「仙人というものは元・人間というパターンが多く、人間が修行を重ね、時に小野塚小町等死神とのバトルを制して
仙人としてのステップを重ねていくはずだけど、華扇は本当に人間だったのか・・」
などのような「華扇は実は、元々が人間じゃないし、ましてや今現在だって仙人なんかじゃない・・」みたいな事が
示唆されているのだと思われます。
そうですね・・やはり上記の外見とか食生活等を踏まえても
「少なくても華扇は仙人じゃない」と考えるのが妥当なのかもしれませんね。
仙人は青娥じゃないけど、本来は道教との関連性が高く、仙人というものはイコール道教の宗教家と
言えるのだと思います。
だけど・・・華扇は確かにお説教癖はあるものの、自らが宗教家であるという意識はほぼ皆無と言っても過言ではなく、
霊夢から「あんただって一応は人を救う宗教家でしょ・・?」とツッコまれても「何それ・・?」みたいなきょとん・・とした
反応でしたしね・・
小野塚小町との対話でも、華扇自身、「仙人になる事は長生きになる事」という意識しか持っていない事が暴露されましたし、
華扇は「やっぱり仙人でも何でもないじゃん・・」みたいな事を裏づけしているようにも
感じられます。
それでは・・・華扇の正体って一体何なのでしょう・・・?
仙人でもないのに、どうして華扇は仙人らしく振舞おうとしているのでしょうか・・?
冒頭でも書いた通り、華扇は「実は鬼説」が現時点での定説になりつつある中、それじゃ、鬼みたいな華扇が
なんて゜仙人の真似事をしたり、霊夢に近づこうとしているのでしょうか・・・?
そうですね・・これに関しては、これは私の仮説というのか脳内妄想みたいなものなのですけど、
「華扇の本質は、実は童話・泣いた赤鬼みたいなものなんじゃないのか・・」みたいな事を
提唱させて頂きたいと思います。
これに関しては「東方茨歌仙」第18話の中での華扇と神子の対話・・特に最後の
華扇の「私は人に近づきたかったですから」という一言にかなり感化されてしまったという面もあるのかな・・と
思っています。
神子は、どちらかというと元ネタの聖徳太子もそうなのかな・・と思ったりもするのですけど、
実は「一般大衆全てを救済の対象にするような」宗教家という感じではなくて、
どちらかというと「自分のパワーを更に高めたい!」みたいな「神すらも自分は超越してやる!」みたいな意識も
もしかしたらあるのかもしれません。
神子自身は今のところは仏教で言う所の「方便」という詭弁を用いてそれをカムフラージュしています。
華扇なのですけど、これは私が感じた限りにおいては、
別に「他者を超越したい」とか「愚かで愚鈍な人間たちを救済したい」という意図はほとんどないようにも思えます。
前出の通り、華扇自身、霊夢や小野塚小町から「あんただって宗教家でしょ・・?」とか
「仙人というのは道教の導師みたいなもので、あんただって人を救済に導く宗教家みたいなもんでしょ・・?」と指摘されても、
「へっ・・・?」となんか今一つピンときていない様子を見せています。
また、ゆかりんが人里にスパイを放っている事が判明した回においては、妖怪の賢者でもあるゆかりんから直々に
「あれ・・あなた、こっち側(※妖怪側の事)でしょ・・」と言われていたり、
例の華扇がノリノリで霊夢の巫女さん衣装コスプレ姿をお披露目した回にて、
霊夢の占いを聞こうとしていた魔理沙が「何かと不安を取り除きたいもんなんだよ 人間って」と、魔理沙としての人間論を
語った際にも、華扇はそうした「人間らしい感覚」が全く理解できない様子であり、
この事も、先ほどのゆかりんの話ではないですけど、華扇は元々が人間ではなくて、何か「妖怪的なもの」出身で
ある事を示唆しているようにも感じられます。
なんか色々とグダグダとかなりまとまりのない事を書いてしまいましたけど、
要は華扇は、人間ではないし、ましてや「人を救う」宗教家でも仙人でもない、その正体は妖怪的な「何か」と
考える方が自然なのかもしれないですね。
やはり華扇の正体は多分「鬼」なのでしょう・・
角が頭にありそうだという雰囲気と東方Projectにおける鬼の象徴である鎖付きの枷を身に付けている事とか
節分の「豆まき」が苦手とか萃香・勇儀という東方の鬼の仲間と周知の仲であるとか、
やっぱりその正体は「鬼」と考えるのが妥当なのだと思います。
だけど、そんな「鬼」であるはずの「華扇」がどうしてその正体を隠して「仙人」の真似事をしているのでしょうか・・?
そしてそれに対する仮説が上記の「華扇の本質は、実は童話・泣いた赤鬼みたいなものなんじゃないのか・・」という私の
脳内妄想なのだと思います。
華扇は、別に「人を救う事」には特段関心もないし、人間が愚かな事をしたとしても、
「またか・・」とか「所詮は愚かな生き物だから・・」とか「私には関係が無い」みたいな感じで、
一見説教をしているようで実は「醒めた感覚」も持っているのかもしれません。
だけど別に「人間嫌い」という訳では無くてどちらかと言うと華扇の本質は「大変な人好き」であるとも言えるのかなとも
思ったりもします。
本当は人間ともっとお話がしたい・・本当は霊夢や魔理沙みたいな「人間」たちと本音で語りたいし、
遊んだり酒を一緒に飲んだり時に愚痴を言い合ったり、時に相談に乗って貰ったりして欲しいみたいな「本音」が
あるのかな・・・とも思います。
だけど、本来の姿である「有角の鬼」みたいな外見で人間に接したら、人間たちも怖がって誰も近づいてこないだろうし、
華扇として考えたのは、
「鬼の外見的特徴を隠して、仙人みたいなフリをしていれば、人間たちも自分を警戒せずに自分と自然体で
付き合ってくれるのではないのか・・」という事であり、
そうですね・・どちらかというと「仙人」という隠れ蓑を利用して人間たちと交流を図りたい!
それが実は華扇の「本音」ではないのかな・・とふと考えたりもします。
童話「泣いた赤鬼」なんて話も、今はどうかわかりませんけど、私が小さい頃は小学校の学芸会の出し物の
一つの定番じゃなかったのかな・・?
あの童話の中の赤鬼も「人間ともっと交流したい! 一緒に同じ時間を過ごしたい! 一緒にもっと遊びたい!」と
考えていたと思います。
だけど村人たちは「やっぱり所詮はあいつは鬼じゃん! 鬼はおっかないし、人を食うかもしれないしとにかく怖い」といった
先入観があるせいなのか、誰一人として赤鬼に近づこうとしません。
だけど赤鬼自身は、上記の通り本音は「人間が大好き! もっと仲良くなりたい」という事なのです。
「鬼説」が有力な華扇もそうした赤鬼のように本音は「もっと人間と仲良くなりたい」という事なのだと思います。
泣いた赤鬼の場合は、青鬼がひと肌脱いで、青鬼と赤鬼が示し合わせて、青鬼が村で大暴れし、
そこに赤鬼が登場し青鬼をやっつけて村人たちの信頼を獲得する事で人間たちとようやく仲良くなれます。
華扇の場合は、そうした青鬼みたいな役割をしてくれそうな鬼の仲間もいないから、やむなく、
「自身の頭の角」を隠しているのだと思われます。
そして自らの外見的特徴を隠した上で、更に「仙人」という宗教家のフリをする事で、人間たちから怪しまれないように
しているのかなとも思ったりもします。
だから華扇の本質は「大変な人間好き」と言えるのかもしれないですね。
そうそう、前述の「泣いた赤鬼」に出てくる青鬼ですけど、東方の世界の場合、青鬼的な役割を果たしているのは
もしかして霊夢なのかな・・?
霊夢が色々と道を誤ったり修行を怠ったりして結果的に博麗神社内に妖怪を一杯呼び込んだりして
幻想郷内の人里に人間たちの信頼関係を落としている時に、そうした霊夢を退治という事はさすがにしませんけど、
霊夢にお説教したり道を提示したりして、結果的に人里の人間から見てみると
「あの仙人さんは、あの仕事をしない事で有名な巫女さんをきちんと導いてくれる」という華扇自身が人間たちから
一定の信頼感を得ている成果に繋がっているようにも思えたりもします。
そうそう、華扇は右腕全体を包帯でグルグル巻きにしていますけど、右腕自体は既に失っていて、
現在もその失った右腕の捜索にも当たっています。
華扇と同族(?)の鬼の萃香も、華扇についての「どうして華扇は人間・・というか博麗神社の霊夢に近づいているのか?」
という疑問については、いかにも同族の鬼らしい推測をしていて、茨歌仙第5巻で掲載されている通り、
酉の市回において、萃香は華扇に対して
「あんたが人間というか霊夢に近づいた目的は、失った腕を取り戻したいからでしょ・・?
その失くした片腕はどうやら幻想郷内ではなくて外界にある様子
結界があるから出たくても外界に出る事はできない。
だからあんたは霊夢に近づいてあわよくば結界を緩めて外界に出る機会を窺っているんでしょ・・?」との推測をしています。
そうですね・・・それも大有りだと確かに思うのですけど、華扇の「意図」は、失くした腕を取り戻し、且つ
人間たちとも仲良くしたいといういわば「二兎を追うもの」作戦なのだと思います。
だけど、実は萃香自身も案外と「人間と仲良くしたい」と本音では思っているのかも・・・?
この酉の市においても萃香は、バレバレてすけど変装して屋台の出店もしていますし、
節分の際には「鬼役」としてウキウキと登場していますし、
(霊夢から「今年の豆まきは中止」と言われて半分涙ぐむ萃香がとっても可愛いです! )
勇儀を含めて妖怪の山にかつて棲んでいた鬼たちはほぼ全員地底に移住をしているのですけど、
なぜか萃香は幻想郷内に留まり続けていますので、
萃香も案外・・・華扇同様に「人間好き」なのかもしれないですよね・・・
本来の「鬼」とは人間を食らうもののはずです。
だけど早苗さんの言葉じゃないけど「幻想郷は常識に囚われてはいけない世界」でもありますので、
東方の世界観においては、
鬼だって人間と仲良くしたって別にいいじゃん!という感じなのでしょうし、それを具現化したのが、
華扇であり、もしかして・・・萃香もそうなんじゃないのかな・・と思ったりもしますね。

死神の小野塚小町は「東方茨歌仙」ではかなり登場してきますし、華扇の屋敷にも何度か顔を
出していますよね。
小町は茨歌仙の中では準レギュラーみたいなポジションは定着しているとも思えますね。
小町自身は、多分ですけど華扇の正体は既に分かっているんじゃないのかな・・?
分かっているからこそ「鬼のくせにどうして人間に接近し、仙人のフリをしているのか・・」と素朴に
考えているのかもしれないですね。
小町は死神ですから「生き物にはもともとが寿命があるのが自然だし、限られた命だからこそ
人は一生懸命生きようとする」と考えていますし、
霊夢への評価として「欲があるのが人間の証し」という事を提示したりもしいます。

茨歌仙でも神子はとっても可愛く描かれていますよね! 本当にこの御方の元ネタはあの聖徳太子なんでしょうか・・(笑)
この話の中では、神子は意外にも(?)華扇の事を高く評価していて
「自分よりも強いパワーを感じる」とむしろ「自分よりも強い」みたいな評価を華扇に与えているのが
大変興味深いです。
神子は困ってる人を救うために人間を越えて、仙人になっています。
対して、 華扇は、上記の通り、人間と仲良くするための一つの「道具」として仙人と言う隠れ蓑を利用し、
仙人のフリをしているのが両者の違いなのかもしれないですね。

神子は「人を救う能力があるのに人が救わないでどうするのか!」という感じで、華扇に対して
「そんな強大な力を秘めているあなたが、そんな仙人の真似事なんてもったいない!
よかったら私と手を組まない・・?」みたいな感じで少しだけ華扇に迫っているような雰囲気もあったりします。
華扇は、神子になぜ仙人を志望したのかを問います。
神子からは「人間を超えたかった」と率直に答えが返ってくるのですけど、求聞口授においては、
神子というか仙人の最大の目的は「不老不死を得る事」になっているものの、
不老不死が神子の最大の目的ではなかったという事も提示されていて大変興味深いです。
「宗教」の最大の目的とはもしかして・・・「人を救済する事」なのかもしれません。確かにそれはその通りだと思います。
だけど東方の世界の場合、宗教が必ずしも「万人を救う」という世界観ではない事が
大変興味深いと思います。
神子にしても「人を救う」という事を方便として実は仙人になる目的は人すらも超越する事であり、
華扇にしても仙人の振りをしているのは、人間と仲良くなりたいからであり、
二人に共通して言える事は、宗教を「人を救うツール」として利用するのではなくて、
あくまで「自分のため・・」という事で利用しているのが大変面白いと思いますし、
もしかして東方の宗教観というのは「別に全ての人間なんて救済する必要も無いでしょ・・
宗教とは本来は一人の人間のためにあるもの」という解釈を取っていると言えるのかもしれないですよね。

この第18話は「東方心綺楼」の前振りみたいな役割も果たしていて、
霊夢VS白蓮さんのバトルもラストで描かれています。
このバトルの際に「どっちが勝つか」という賭けの胴元をしているにとりが可愛いですね!
ちなみにですけど、このバトルを応援している群衆の中にチルノもいました(笑)
華扇は、霊夢ではなくて白蓮さんに賭け、白蓮さんに勝利を呼び込むために
「霊夢ー! 負けたら承知しないわよ! 私がついているからねーー!」と霊夢を派手に応援していますけど、
要は・・・
霊夢はおだてると調子に乗りやすくそれが結果としてミスを誘発してしまうので霊夢は多分負けるという
華扇としての計算が面白いですね!
なんかこの場面は、スイートプリキュアの「ホームスティ回」において、
「響――――、しっかりねぇーーー!」と講堂の隅から大声で響を応援していた響の母親のまりあさんを
彷彿としてしまいました・・・(笑)

さてさて・・ここからは既に恒例になっているのかもしれないのですけど、当ブログの素敵なブロとも様の
とっても素晴らしい「過去作品」の紹介コーナーです。
ここ最近では、ぬえ&早苗さんのセーラー服コスプレの才気煥発溢れる楽しいイラストとか
物部布都のキリッ!とした風格あるイラストを当ブログに転載させて頂き、またまた最近では、埼玉県民にはお馴染みの(?)
あの「うまい、うますぎる」のフレーズを素敵に紹介されたアンソロジー企画記事等で
当ブログの読者の皆様にも既にお馴染みの風月時雨様の素晴らしいイラストをここに ご紹介させて頂きたいと思います。
上記の「鬼」なんだけど、とてもとても鬼には見えないとっても可愛いロリ萃香を描かれたのは、
当ブログのとっても大切なブロとも様のお一人で、本当にいつも大変お世話になっている
「五月雨日記<仮の宿>」の管理人様の風月時雨さんです。
風月時雨さんはリフル社会では薬剤師を務めれ、また別のお顔として自作創作小説のライター兼絵師をされている
とってもとっても魅力的な御方です!
また風月時雨さんは積極的に「コンプティーク」等の商業誌にも投稿をされ続けていて、
そうした商業誌にも定期的に実際に「掲載」をされ続けていますので、やはり風月時雨さんの「絵」を
プロがきちんと認め評価している証しなのだと思います。
風月時雨さんの当時の記事を少しばかり引用させて頂くと、
「まず萃香と言えば…映姫の断罪ヤマザナドゥ!の「よっぱげロリータ幼女鬼」の
通りの見た目ですよね(笑)珍しく?背景っぽいのも描いたもので…見た目は
ノースリーブで洋風っぽいけど、なんとなく和室で大好きなお酒をおかわりー!
…な感じです。ワンドロで鬼の大きな角、大きなリボン、そして鎖…等々
個性的な見た目で描いていて楽しかったです♪
個人的に萃香と言えば、東方茨歌仙2巻での活躍が印象的です。中表紙で両手を
上げたカラーは元気でロリ可愛い!やはりどこから見ても幼女なのにお酒を
飲む(笑)飄々として木枯らしごっこを楽しんで、霊夢に鼻をつつかれたり、
注意されていた時のきょとんとした感じの表情が可愛らしく、えへへー、鍋でも
やろうよ!と言った時の子供っぽい、屈託ない無邪気な笑顔も眩しかったですね」
そうですね・・萃香は確かに「鬼」なんですけど、東方でも屈指のロリキャラと言えると思いますね!
(同様な事は、もしかして八坂神奈子よりも年が上と言われている因幡てゐだって東方屈指のロリ兎ですからね・・笑・・)
そうしたロリっぽい萃香を早苗さんじゃないけど「どだっ! 参ったか――!」と言わんばかりに
更にロリ可愛く仕上げられたのがこの風月時雨さんが描かれた萃香なのだと思います。
いやいや、この萃香は明らかに反則ですね! (笑)
この可愛らしさといい幼い雰囲気は、とてもじゃないけどやっぱり鬼じゃないです!
とにかくとてつもなくロリ可愛くて、あの角を指でツンツンしたくなってしまいそうな可愛いオーラに溢れていると
思いますね!
まさに「幼女みたいな可愛い鬼っこ」だと思います。
こんな可愛い鬼だったら、別に節分で「鬼は外!」と言わないで
「是非是非うちの室内で遊んでいって!」と思わず言ってしまいそうな 雰囲気がありますね!
ちなみにですけど、このロリ可愛い萃香が掲載された五月雨日記の記事には、
この他にもこの記事が掲載された時点では「紅楼夢イベント」開催前という事で、
この紅楼夢のイベント告知の事とか東方のグッズについて色々と素敵に紹介されていてこちらも必見だと思います。
そのグッズの中では、あややとやっぱりロリ可愛い萃香は特に注目です!
この風月時雨さんの記事をご覧になりたい方は是非ここからお入りください! →
紅楼夢まで後4日!そしてその紅楼夢イベントの素敵な戦利品紹介記事をご覧になりたい方は是非こちらから! →
紅楼夢戦利品!風月時雨さん! いつもありがどうございます!!