なんですか!? この面白さは・・・!!
そうですね・・・世間一般の捉え方としては
「OVAだから・・・」
「本格的な映画という訳ではなくてあくまでアニメ本編の延長みたいなもの・・」
「時間も40分程度の短いものだから・・」
「所詮は・・・あくまで二回戦レヴェルの話だから・・」
みたいな感じで、
ガールズ&パンツァー本編のあくまでエピソード的なおまけみたいなもの・・みたいなイメージはあったのかもしれません・・・
だけど・・!!
これ、とにかく文句なしに目茶苦茶面白いですよ!!
これがレンタルされ始めたのは確か今年の7月頃だったのだと思うのですけど、
いつ行ってもずーーーーーっと「レンタル中」の札がかかっていて、三ヶ月程度かな・・・・ずっとレンタルできるのを
待っていたのですけど
先日やっとレンタル中の札が外れて、この作品を見ることが出来ました。
感想を一言で述べると・・・
「とにかく目茶苦茶面白い!! あ・・これずっとレンタル中になっていたのも分かるな・・・・
やっぱり、ガールズ&パンツァーの人気はかなり高いんだな・・・」と感じたものでした。
この「ガールズ&バンツァー」の映画がいよいよ・・・あと一か月で劇場公開されます!!
この映画は絶対見に行くつもりですし、
一足早く10/31より公開される「Go! プリンセスプリキュア」の三本立て映画と合せて
今からとにかく楽しみにしています!!

今年の7月~9月にかけてテレビ東京で「ガールズ&バンツァー」再放送が放映されていたのですけど
その際のCMはかなりの数のガルパン関連の商品の宣伝が流されていましたけど
その中にこの「これが本当のアンツィオ戦です!」のDVD&BDもありまして、そこでは宣伝文句として
「そうだ! 我がアンツィオ高校は弱くはないぞ!!」というアンチョビのセリフが流れていて、
これはかなり印象的でした!!
そうなんですよね・・・
アニメ本編第7話だけを見てしまうと、アンツィオ高校の登場はラストシーンのほんの数秒のみ・・・
しかも・・・
アンチョビが・・・なんかひっくりかえったカエルみたいに最後はへたれこんでいるシーンで閉じられてしまいましたので
あれは見ていた人は・・・
「うーーーん、どんだけアンツィオ高校は弱くてポンコツ高校なんだ・・
だって・・・・つい先日戦車道を始めたばかりの素人集団の大洗女子に叩きのめされて敗北するなんて・・」と
アンツィオ高校=ヘタレ集団みたいななんか誤まったイメージで見られてしまいがちですよね・・・
だけど・・・・
天は(バンダイ=ナムコは・・)決してアンツィオ高校を見放してなかったという感じですね!!
こういうOVAというか番外編みたいな形ですけど
二回戦のアンツィオ高校VS大洗女子の戦いにも光を当ててくれ、
大洗の二回戦突破は決して楽勝なんかじゃなかった・・
そして何よりも・・・
アンツィオ高校は・・・アンツィオの隊長のアンチョビはヘタレではなかった・・という事を立証してくれただけでも
ガルパンファンとしては「感涙!!」という感じですね!!
いやいや、本当に良かったです。
だってこのOVAが出なかったら、多分半永久的に「アンツィオ高校は弱くて大洗の咬ませ犬」みたいな
間違ったイメージが広がってしまう所でしたからね・・
それにしてもなんでアニメ本編はこのアンツィオ戦だけバッサリカットしたのかな・・・
ま、確かに全12話だから、全部のエピソード・戦いを入れてしまうと時間的に厳しかったのかな・・・
それとも最初の制作段階から
「アンツィオ戦はアニメ本編とは切り離して後日映画化する」みたいな戦略でもあったのかな・・??
このOVAですけど、本編の時間としては30分程度の短いものなんですけど
中身がギュー――ッ!と凝縮されている感じで、そのスピード感は
まさしくこのアンツィオ高校の売りでもある「勢いとノリの良さ」そのまんまでしたね!!
これ、すごいな・・と思ったのは、戦車でのバトルの他にも日常パートを大変丁寧に描いていて、
アンツィオ高校の学校の雰囲気とか
メンバーほぼ全員このアンチョビ姐さんを慕っているとか
また大洗女子でも、
またまたさおりんが「可愛い女子力」を遺憾なく発揮しまくり手作りご飯をふるまったり
(私も是非是非さおりんの手作りイタ飯を食べてみたいですっ!!)
特に特に・・・歴女チームの日常の一コマが描かれていたのはとっても面白かったです!!
この中で、弾頭の装填練習をするカエサルのシーンがありましたけど、今回のOVA全体として、
カエサル以外でも日常の地道な練習シーンもきちんと丁寧に描かれていて、
どうしても「ガールズ&パンツァー」というと西住みほの卓抜した統率力が目立っしまいがちなのですけど
「みほ一人だけの力だけでは勝てないよね・・、他のメンバーは普段練習とかしていないのかな・・?」みたいな
素朴な疑問も綺麗さっぱり解消したような気がします。
何の実績も経験も無い大洗女子が突然「全国大会優勝」をかっさらっていった・・それはみほの力が大きかった・・
みたいに確かに見えますし
事実、みほの統率力がかなり大きな勝因だったのですけど
こういうメンバーの「隠れた努力」・「普段の何気ない練習」なんかも丁寧に描かれていた点は
大変ポイントが高いようにも感じれました。
というか・・・
歴女チームは、戸建ての家にメンバー全員が一緒に暮らしていたのですね・・これは知らなかった・・
それともあれはシェアハウスなのかな・・・?
歴女チームというと、何となくエルヴィンばかりの印象がやたらと強いのですけど
この戸建ての家での一コマで、例えば・・・左衛門佐がポニーテールの髪型になっているとか
エルヴィンが普段被っているドイツ将校の制帽を外しているとか
普段では見ることが出来ないシーンがてんこ盛りでとっても楽しかったです!!
また・・・このOVAの一つの見どころでもあるのですけど
歴女チームのカエサルとアンツィオ高校の副官のカルパッチョは実は幼馴染同士という事も判明し、
(カエサルはカルパッチョからは「たかちゃん」と呼ばれているのですね・・
歴女チームのメンバーからその後カエサルが「たかちゃんたかちゃん」とからかわれて照れていたのが
なんか印象的でした・・)
そして試合当日・・・
カエサルが乗る戦車とカルパッチョが乗る戦車が鉢合わせをしてしまい、壮絶な撃ちあいをするシーンは
まさにこのOVAの白眉でしたね!!
それと・・・アニメ本編ではやや唐突な展開でもあった例えば・・・風紀委員チームと自動車部の参戦とか
おたくチームのねこにゃーのことなんかも
このOVAできちんと前振りが描かれていて、
ある意味補完的な事もきちんと描かれていた事も素晴らしいな・・と思いました。

一回戦のサンダース大学付属高校相手にまさか・・・??の奇跡的大金星をあげて一回戦を突破した大洗女子でしたけど、
二回戦の相手は、この「アンツィオ高校」という事になります。
さてさて・・・このアンツィオ高校ですけど、
大洗女子の一回戦の対戦相手のサンダース大学付属がお金持ち学校という事で、お金に糸目を付けない
最新装備&凄まじい戦車の保有台数を誇っているのに対して、
貧乏学校という事情もあり、大洗女子と同じように、保有している戦車は低性能でおまけにちびっこいし、
とにかく・・ポンコツ戦車ばかりという感じです。
そうですね・・・
戦力として大洗と大して変わらない・・・いや、戦車がちびっこいだけむしろ大洗女子よりも劣っていると
いえるのかもしれません。
だけど、このポンコツ戦車軍団を率いて一回戦突破は、「さすが、アンチョビ!!」という感じですね。
アンチョビの作戦企画力と指導力は、もしかして・・・サンダースよりも上をいっているのかも・・??
だってこの一回戦の時には、後述しますけど、この時点では重戦車P40をまだ保有していなかったのですよ・・・!!
ちなみに・・・アンツィオの一回戦の相手は、かつての戦車道の名門・マジノ女学院ですけど
コミック版においては、大洗女子が聖グロリアーナとの練習試合の敗北後に、
杏が「自分達にはまだまだ経験が足りない・・全国大会までに少し経験を積まないと・・・」という事で
マジノ女学院に練習試合を申し込み、大洗女子は勝利をする事になります。
という事は・・・マジノ女学院は・・・大洗女子に練習試合で敗れて、全国大会一回戦でもアンツィオに敗れ、
なんか・・いいとこなし・・という感じですね・・
参考までにですけど、アンチョビは、「勝利第一主義」というキャラの漫画版と
情に厚いOVA版では大きく性格・設定が異なるのですけど、
私としては・・・多分他のガルパンファンの方もそうでしようけど、このOVA番の方に強く惹かれますし魅力を感じます!!
さてさて、二回戦の対戦相手がアンツィオ高校に決まったと聞いた杏は・・・
そして何か「秘密兵器」を準備しているらしい・・という情報を嗅ぎ付けた杏は・・・
対戦前にその秘密兵器とは何なのか探ろうとします・・・
さて・・・・そうなると・・・約1名絶好の適任者がいますよね・・・・(笑)
そう・・・言うまでも無く秋山殿でありますっ!!
ま・・・秋山殿は一回戦のサンダースの際もこっそりと諜報活動をしていましたよね・・・
ま・・最後はあっさりと「スパイだー!!」と見破られてしまいましたけど・・・(苦笑・・・)
そうですね・・・
サンダースとかアンツィオのように「細かい事は気にするなっ!!」みたいなアバウトな学校でしたら、
ま・・スパイ活動がばれても全然問題ないと思うのですけど
これがもしもプラウダ高校だったとすると・・・
土下座謝罪の上、草むしり+じゃがいも掘りのペナルティーを科されたりして・・?
万一・・・シャレや冗談が一切通じそうもない黒森峰だっら・・・
秋山殿はボコボコにされてす巻きにされてそのまんま大洗女子の校門前に放置されそうな
感じすらありますね・・・苦笑・・
さてさて・・秋山殿はアンツィオ高校への転校生というフリをしてアンツィオの制服を身にまとって
潜入するのですけど
アンツィオの制服の秋山殿もとっても可愛くてよく似合っていましたね!
そうですね・・・
あくまで個人的な意見なのですけど
「ガールズ&パンツァー」の制服は、大洗女子の試合時の制服が一番大好きです!!
他校でしたら・・・聖グロリアーナもなかなか・・と思いますけど
やっぱりこのアンツィオ高校の制服が一番好きです。
ちなみにこのアンツィオの制服は、第二次世界大戦時に実在したイタリアの準軍事組織「イタリア少女団」の
制服をモチーフにしているとの事です。
白ワイシャツにネクタイというシンプルさが逆にとっても映えていると思います。
秋山殿の任務はその「秘密兵器」を探るというものでした。
アンツィオがおやつを3回から2回にして涙ぐましい(?)節約をして長期間にわたってため込んだ資金を元手に
購入したのが「重戦車P40」だったのですけど、
アンツィオの副官・ぺパロニがあっさりとばらしてしまいます・・・
というか・・・見ず知らずの転校生に秘密兵器という重大な機密事項を簡単にペラペラ喋ってしまうぺパロニは・・
ま・・・後述しますけど、ホント、まさにアホの子でしたね・・・(笑)
結果的に秋山殿の今回の諜報活動はあっさりと無事に完了してしまいます・・・

アンツィオ高校のアンチョビは本当に魅力的なキャラでしたね!!
大変個性的なアンツィオ高校の戦車道の隊員たちを苦労しながらもしっかりとまとめ、
サンダース隊長のケイに近いような感じでさっぱりしながらもノリと勢いがあるキャラ設定となっていました。
みほがかつて「戦車乗りの人は頭に血が上りやすい人が多いから・・」と言っていましたけど
アンツィオの隊員たちは・・・まさにその典型という感じでしたし、
まさに・・・「イタリアの陽気なノリ」そのまんま!!でしたね!!
そうした血気盛んで性格が濃そうな面々を時に恫喝し、時に優しくなだめ、時に激励し、
メンバーがピンチの時には真っ先に駆けつけ、仲間思いで
本当に義理と人情に厚く、まさに「義」の人!!という感じがします。
メンバーからの信頼もかなり厚いようで、血気盛んなぺパロニなんかもアンチョビの事は「姐さん、ねえさん」と呼び
かなり慕っていましたね。
あの信頼感の強さと慕われ方は・・まさに・・みほの事が大好きで大好きで仕方がない、忠犬・秋山殿に
近いものがあったと思います。
私・・・「ガールズパンツァー」のキャラは、大洗ならば
西住みほ・秋山殿・さおりん・杏が大好きなのですけど
他校だったら・・・
このOVAを見る前ならば、ダージリン・オレンジペコ・プラウダ高校のノンナが好きでしたけど
今現在は・・・
誰が何と言っても断然、アンチョビが最高ですね!!
あの情に厚いキャラも大変魅力的ですし、ヴィジュアル的にはあのツインテールがとっても可愛いと思います!!
ツインテールというと、何となくですけど、ロリっぽい感じとか低身長みたいなイメージも私的にはあるのですけど
アンチョビは、身長は大体みほと同じ・・そして幼女みたいな雰囲気ではないのですけど
なんかこのツインテールがとってもよく似合っていると思います!!

こちらは副隊長の一人、カルパッチョ・・
この娘も実によかったですね!!
前述のとおり、血の気が多いアンツィオの隊員のメンバーの中にあって、珍しい知的でおっとりとしたタイプ・・
どちらかというとアバウトではしょって物事を説明するタイプのカルパッチョの言葉を
丁寧に「言い換える」という形でフォローし、
まさに「動」のアンチョビに対して「静」のカルパッチョという感じです。
後述しますけど、もう一人の副隊長のぺパロニが・・・ま、その・・・あまりにもアホな子でしたので、
実際に副隊長としての責務を果たせていたのはカルパッチョと言えるのかもしれませんよね・・
そうですね・・・プリキュアで表現すると、いかにも知性的で少しやんちゃでアホ系が多いピンクを
的確に知的にフォローする青系・・・具体的にはアクア・ベリー・ビューティ・ダイヤモンドのように
知的な参謀役というイメージです。
前述のとおり、歴女チームのエルヴィンと幼馴染で、カエサルの事はたかちゃんと呼んでいます。
カエサルはカルパッチョの事をひなちゃんと呼んでいましたね・・・
でもこのカルパッチョも清楚で魅力的なキャラでしたね。
このカルパッチョ役の声優さんが、私が今一番大好きな声優さんの一人の早見沙織さんで、
早見さんと言うと・・・・
個人的な感想ですけど、
「絶対防衛レヴィアタン」のレヴィアタン役、「魔法科高校の劣等生」の司波深雪役、
「響け! ユーフォニアム」の小笠原晴香役、「山田君と7人の魔女」の白石うらら役
物語シリーズの斧乃木余接とか「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の新垣あやせ役などが
とっても印象的です。
全体的に清楚で落ち着いた声の響きがとっても清涼感がある声優さんだと思いますし、
いつかは、是非是非・・・プリキュアシリーズの青系を演じて欲しいと切に願っています!!

副隊長の一人のぺパロニ・・・・
いやーーーー!! まじにこいつの「アホの子」ぶりがとっても面白かったです!!
「ノリと勢いだけはある」というアンツィオ高校をある意味まさに象徴するような人だったと思いますね!!
とにかく・・・単純でアホで明るく元気で
ま・・・・人を疑う事は多分・・・・ないんでしょうね・・・
偵察に来ていた自称・転校生の秋山殿を全く怪しいとも感じずに、アンツィオの秘密兵器の事まで
ペラペラとノリノリで喋っていたのは大変面白かったです。
ま・・・長くなってしまうのでその②に譲る事になりますが、
アンチョビの「マカロニ作戦」を崩壊させてしまったのは・・・まさに・・・ぺパロニのアホの子ぶりが
最大の要因でしたね・・・・(苦笑・・)
だけど・・・
アンチョビの事は「姐さん、ねえさん・・」ととにかく心底慕っていましたね・・・
なんか・・・この子は、アンチョビのためなら多分・・死ねるのかも・・・??

さてさて・・・全国大会二回戦が始まるのですけど
ここで・・・
前述のカエサルとカルパッチョが再会を果たします・・・
そして・・・この後この二人は・・・壮絶な打ち合いを演じる事になるのです・・・
試合開始前にアンチョビが大洗に挨拶にくるのですけど、
アンチョビはツインテールという髪型のせいか、なんとなく・・・おチビちゃんみたいなイメージもあったのですけど
実際は・・・
本当のおチビちゃんの杏よりははるかに背が高く、みほとほぼ同じという感じでしたね。
(その杏よりもはるかに背が低いプラウダ高校のカチューシャは・・・うーーん、あれは・・特殊案件ですね・・・苦笑・・)
その杏から「よー、ちょび子」と言われてややむくれるアンチョビがとっても可愛かったです・・・


さてさて・・・ついに二回戦が始まります・・・・
あれれ・・・なんか試合早々、アンツィオ高校は早速何か仕掛けを始めます・・・・
あれは一体何なのかな・・・?? 何を準備しているのでしょうか・・??
あ・・・・・既に相当長くなってしまいましたので、その②に続きます・・・