「スマイルプリキュア」のテレビ埼玉における再放送も第11話に入っています。
やはり改めて感じるのですけど、前作/スイートプリキュアの特に最終決戦における
哲学的素描を含んだあの高尚で感動的な「フィナーレ!!」を見た後でこの「スマイル」を見てしまったり、
はたまた・・・
現役の「Go! プリンセスプリキュア」のはるか達の「日進月歩」振りとかトワイライト様の猛毒的魅力に
慣れてしまった後に「スマイル」を見てしまうと・・・
「え・・・・なんなんだ・・・このポンコツ集団は・・・」という感じにもなってしまうのですけど、
とにかく・・・その「牧歌的な世界観」・「争いや葛藤をあえて避けた設定」とかみゆき=キュアハッピーの反則的可愛さに
逆に慣れてしまうと・・・・
他の作品を見る際に、少し違和感を感じたりもするのかもしれません。
そうですね・・・「スマイル」に関しては・・・・プリキュアシリーズでは珍しい一年間を通して「ギャグと笑い」要素を
ふんだんに盛り込んだ幾分変化球シリーズと定義づけ
とにかく一年間「スマイル」・「笑って・・・笑って・・・」を真剣に取り組んだ作品として見て頂ければ
特にそうした違和感も感じないかな・・・・??

さてさて・・・・今回のスマイルの第11話はある意味、伝説回でもあります。
それは二つの意味があって、
一つ目は・・・緑川なおの「虫嫌い」・「高所恐怖症」が発覚し、なおちゃん属性てんこ盛りが発覚した回という意味でも
ありますし、
もう一つは・・・この回が何と、スマイルにおいては最も高視聴率(確か7.0%だったかな・・・・)だったという意味で・・・・
だけど、思うのですけど
スマイルではこの回以外にもたくさんの素晴らしい回とか伝説のギャグ回とか
プリキュアシリーズ屈指の「泣かせる話」とか感動的な話とか色々あります。
それらを差し置いて、この回がスマイルの中では視聴率が一番とは・・・・
うーーん、正直、プリキュアファンとしては、少し複雑な思いもあったりします。
何て言うのかな・・・・
必ずしも番組の内容と視聴率は「正比例」しないという意味で・・・・何か複雑なものは感じたりもします。
ま、それといいとして・・・・
今回はマジョリーナ出動の回・・・
そうなると例によって例のごとく、バットエンドでマジョリーナが発明したものをアカオーニが放り投げてしまい、
それを毎回のようにキャンディに拾われるというある意味・・・・スマイルの「お約束回」でもあります・・・・(苦笑・・)
それにしてもみゆきは・・・・
毎回毎回キャンディーが拾ってくるマジョリーナのとんでもない発明品のある意味被害者(?)となってしまい、
毎回毎回しょーもない事に巻き込まれていく光景は、
何だか・・もう「気の毒」をとっくに通り越して笑ってしまうレヴェルの話ですよね・・・(苦笑・・・)
ま・・・・その最たるものが・・・・「ミエナクナール」の回なのかな・・・・(苦笑・・・)


でもね・・・・
今回の話の主役は・・・・そう他でもない・・・なおちゃんなのです・・・・
なおって言うと、直球勝負とか女番長とか筋を通すとか比較的「硬派」のイメージも初期の頃はあったと
思うのですけど
それを一変させたのは・・・・そう伝説のこの回でしたね・・・
この回で、まさかのなおちゃんの虫嫌い&高所恐怖症が発覚し
中盤以降では・・・お化け嫌いも発覚し
その大家族の長女とか関西の「オカン体質」とかスポーツ少女とか歴史が苦手とか
とにかく・・・・歴代プリキュアでも珍しいくらいの「属性てんこ盛り」キャラでしたね・・・・
個人的には・・・・ポニーテールが大変印象的なキャラです。
ポニーテール大好きの私としては・・・・なおちゃんとハピネスのめぐみが大好きポニーテールの双璧という
感じですね!!
ま・・・・とにかくこの回は・・・
大の虫嫌いのなおちゃんが、虫を避けるために大暴れ・・・・そして疲労困憊の末・・・・失神・・・という事なのですけど
歴代で終始「変顔」を披露しまくった上悶絶・・・・というのはあんまり無かった事なので
とにかくある意味貴重な回なのかもしれませんよね・・・
みゆきとやよいが高いところが平気というのは何か意外な感じもありましたけど、
ま・・・おバ○さんほど高いところが好き・・・・というのは昔からよく言われる事ですので・・・・(苦笑・・)
そうそう・・・・
この回でしたね・・・
れいかが得意になって「なおは昔から・・・・」となお-れいかの幼馴染振りをアツアツと語っていたのは・・・・
この回で傘デコルを使ってふわーーーっと教室から地上に落下するれいかは・・・
マジで天使でしたね・・・・
ま・・・・結局、なおも地上の虫とか小動物に色々と助けて貰ったり、
小さい虫でも「立派に堂々と皆生きているんだ・・・」みたいな事を示唆されたり、
プリキュアの流れからすると・・・・
闘いが終わった頃には・・・・
「あれれ・・・いつの間にか自分の虫嫌いがなおっている・・・」というオチになりがちなのですけど、
そこはスマイルの世界・・・・
そこをぐぐーーっとこらえて、
「結局虫はダメでした・・・」みたいなオチで終らせるのがいかにもスマイルらしい展開でしたね・・・・
「ダメなものはいくら頑張ってもダメ」というある意味子供らしい素直さを前面に出していたシリーズとも
言えると思います。
ま・・・・そうした意味では・・・・
「スマイル」の世界観に対する強烈なアンチナーゼとして送り込まれたのは・・・・
そう・・・「ドキドキ」の世界観でしたね・・・・


それにしてもな・・・
スマイルの場合、プリキュアも揃いも揃ってポンコツで・・・・妖精も、ポップは、ま・・・いいとして
キャンディは・・・・現役のパフ並のポンコツ振りですし、
更に・・・・・凄い事には
幹部達も全員揃いも揃ってポンコツ・・・・という
ある意味大変恐ろしいシリーズでもあります・・・・(苦笑・・・・)
今回もマジョリーナは・・・・アカオーニが地上に投げ落とした「チイサクナール」の捜索のために
またまた例の交番を訪れているし、
せっかく小さくなったプリキュア達をいつもの大きさのアカンベエで撃破すればいいのに、それをわざわざ
小さなアカンベエを出して、プリキュア達と互角のバトルをあえてしてしまうし・・・・・
別にアカンベエを出さなくても、自らの足で小さくなったプリキュアを踏みつぶせばそれで完了なのに、
最後までそれに気が付かないし・・・・
やはり、ウルフルン・アカオーニと大して変わりがないポンコツ幹部でしたね・・・・
というか・・・・この人は・・・・
元々「若返り」の術を持っているのだから、最初から若い姿で戦えはいいのに・・とついつい余計な事を考えてしまうのは
果たして自分だけなのでしょうか・・・・・(苦笑・・・)
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