それにしても・・・・
5/31の「Go! プリンセスプリキュア」第18話は、期待以上の素晴らしい回でしたし、
上野さんの作画も脚本も全体の演出も大変素晴らしく、大変な迫力と内容があり、
見ている方としても完全に燃焼し尽くした充実感がありました・・・・!!
いやいや、プリキュアを見ていてこんなにガチで力が入ったのは結構久し振りで、
ハピネスのゴン隊長のサッカー回からひめの「氷川さんのけちんぼーう」回の一連の5話の連作回で提示した
ひめといおなの確執解消と和解の流れと
昨年秋の不滅の神回でもある「アンラブリー回」以来かな・・・・
勿論、プリキュア全体はどの話も基本的には素晴らしいものばかりで、以前から何度も言っている通り
プリキュアシリーズには外れが一つも無いというのが私の一貫した持論なのですけど、
その中でも・・・・特に今回は・・・・素晴らしい内容の回だったと思います。
だけどね・・・・
こんな事言ってしまうと、「え・・・あなた、本当にプリキュア好きなの・・・??」と
プリキュアの根幹に関わる事になっていまうのかもしれませんけど、
今回は・・・・本当に冗談抜きで、
「プリキュア達は誇り高きトワイライト様に敗れ去り、トワイライト様の目の前で跪き、
これまでの数々のご無礼を何卒お許し下さい・・・と泣いて詫びを入れろ!!」と
半分本気で思ってしまいました・・・・(苦笑・・)
それほどまでに、
今回のトワイライト様の「気品・美しさ」は半端無いものがあり、
特に・・・・はるか=キュアフローラに対しては・・・・
「お前のような、たかだか庶民のだんご屋の娘の分際で・・・・
父親が、うまい・・・うますぎる・・・の埼玉県人で(?)
しかも・・・その中の人=声優さんは歴代でも最もアホの誉れ高いウエスター・・・で(??)
正統な血筋も気品さも高貴さも才能も何も無いお前みたいなのが、
トワイライト様になんてぞんざいな口のきき方をするんだ・・・・!!
フローラ、今回のお前は・・・とにかく・・・色々とゴチャゴチャとうるさい、うるさい、うるさすぎる!!
お前みたいなのは、さっさとトワイライト様に成敗されてしまえ・・・!!
そして・・・・残りのプリキュアの話は・・・・
トゥインクル対トワイライト様の一対一のガチバトルを約八か月に渡って展開し、
特別に最終決戦の時だけ、プリキュアとして復活する事を特別に認めてやる・・・・
だから・・・・今回のお前は、とにかくうるさすぎ・・・!!
スイートのエレンから「やっかましーわ!!」とツッコまれてシュン・・・・として、ノーブル学園の尞の廊下で
正座でもし、
トワイライト様に反省文を100枚程度徹夜で書き上げ、明日の朝までに提出しろ!!」と
半分本気でフローラに対して毒づいていましたから・・・・(苦笑・・・)
いやいや、本当にフローラ、申し訳ない・・・という感じですね・・・(苦笑・・・)
勿論・・・・フローラが嫌いとかそういう訳では全然無くて、そのくらい、今回のトワイライト様の
「気高い美しさ」が最早・・・美的限界すらもとっくに超越してしまった・・・という感じなのですよね・・・
というか・・
フローラ達も、少し気の毒・・・・これは相手が悪すぎる・・・・
世間の評価とか玩具等の関連グッズの売上が今一つで、全体的な評価としては・・・正直・・・今一つみたいな感じもある
前作のハピネスチャージですけど
私は・・・このハピネスの物語は本当に、本当に・・・・大好きでした。
歴代黄色系では多分・・・一番大好きなハニーがいて、歴代紫系では圧倒的に大好きなフォーチュンがいて
ラブリーという「私の大好きピンク系四天王」の一角がいて
プリンセスと言う歴代で最高のポンコツ振りを発揮しているのがいて、
とにかく・・・歴代の中では、特に特に大好きなシリーズでもあるのですけど、
もしかしたら・・・・このハピネスの4人ですら、トワイライト様の御前では・・・・Goプリの3人と同様に
かすんでしまうのかもしれません・・・・
ま、その位、トワイライト様の「衝撃度」・「破壊度」はすさまじい・・・・という感じなんですよね。


今回のお話は・・・
前半の望月先生の「どうしてラストシーンを提示しないのか・・・」という事とか
はるかの「プリンセスに対する思い」とか「今後目指すべき方向性」とかきちんと丁寧に提示出来ていたのか
大変良かったと思いますし、
トワイライト様対3人のプリキュアのバトルも大変な迫力があり、
とにかく・・・魅力満載の回だったと思うのですけど、
その中でも・・・・
圧巻は・・・ラストシーンでトワイライト様の髪がぱらりとほどけて、ストレートヘアみたいになった辺りと
プリキュアに対して敗北という「屈辱」を味わったトワイライト様の「怒り」の表情は・・・・
まさに素晴らしかったです!!
本当に・・・・あのシーンにおいては・・・
先週放映された「響け! ユーフォニアム」における麗奈と久美子の濃厚すぎる百合シーンに対して
久美子が麗奈に対して抱いた・・・「この時・・・私は・・・命を落としても構わないと思った・・・」という気持ちに
通ずるものがあると思います。
私自身も・・・・
あの髪がぱらりとほどけたトワイライト様とあの怒りの表情を見た時は・・・・
「私は・・・・命を落としても構わないと思った・・・」という気持ちでした・・・
それにしても・・・
フローラ達に敗北を喫したトワイライト様の動揺した表情と
「チッ・・・おぼえてろ!!」みたいな復讐と怨念に燃えた怒りの表情が本当に絶品でした!!
あのシーンだけで・・・・トワイライト様に永遠の「忠誠」を誓った人達も・・・・増えていたりして・・・・??
だけど・・・・
トワイライト様は普段は意外にも幾分タレ目系なのですけど、こういうお怒りになられた時は・・・・
すさまじい「吊り目」になってしまうのですね・・・
あの吊り目の怒り目は・・・・「私のマナに触れないで!!」と激怒する六花を彷彿とさせるもので、とにかく・・・・
本当に素晴らしかったです!!

改めてですけど・・・
今回の第18話は・・・トワイライト様の価値観とプリキュア達の価値観の相違が大変鮮明になったという印象が
あります。
そうですね・・・今回の話に限って言ってしまうと、
ヴィジュアル的には・・・共感度としては、トワイライト様の圧勝・・・・
物語の筋道、内容としては・・・プリキュア達が言っている事の方が全然まともだし、正しいし、筋が通っているという
感じがあります。
トワイライト様は・・・
少し「血筋」にこだわり過ぎている傾向があるのかな・・・・
すなわち・・・人と言うものは・・・生まれながらの正統なる血筋によって全てが決まってしまう、
プリンセスとは努力を重ねたとしてもなれるものてではないというのがトワイライト様の考え方であり、
要は・・・・
自分と母親以外は、プリンセスとして認められるものではない
自分という存在は・・・とにかく唯一無二なものであり、自分を脅かす存在は・・・絶対に認められない・・・
なぜなら・・・・自分が「全て」であり、自分以外の「価値観」などそもそも存在しない・・・というある意味大変強烈な
「選民意識」の塊りとも言えるのです。
それを象徴している言葉が
「所詮は作り話。真のプリンセスである私から見れば虚しいだけ・・・」
「キュアフローラ…気品も才能も持ち合わせないあなたのような存在がプリンセスの名を汚す」
「高貴なる者は生まれた時から高貴なもの。わたくしは絶望をすべる母ディスピアの娘。
ディスダークの黒きプリンセス・・・・あなたとは全然違う…」
なのだと思います。
そうですね・・・
今回の話の冒頭で、トワイライト様は、母親のディスピアから新たなアイテムを手渡されていましたけど
トワイライト様の力の根源は・・・・母親・・・
別にトワイライト様自身が努力とか鍛錬を重ねて得たものではありません・・・
それに対して・・・・
プリキュア達の力の根源は・・・・前回と前々回のみなみときららの話が示唆するようにそれぞれの家族への強い愛とか
今回のフローラの話のように
「自分はこうなりたい!!」という強い信念なのだと思います。
そして、プリキュア達は家族の強い愛と自身の強い信念から新しいアイテムを獲得しているのです。
これは・・・実はかなり重要な要素でもありまして、
トワイライト様は・・・、ま、確かに・・・フローラ自身が認めているように
「プリンセスはこのような高貴な存在」をまさに絵に描いたようなお方なのですけど、それは、厳しい言い方を
してしまうと・・・・
二世の宿命と言うのか、本人の力量と言うよりは・・・親の七光りという側面が強いのだと思います。
要は・・・・トワイライト様は、「本人の努力とは関係なしに生まれつき有している血筋」によって、その存在の根拠が
成り立っていると思うのです。
それに対して・・・・プリキュア達は・・・
ま、勿論、みなみときららは元々二世ですし、トワイライト様同様生まれながらにして持っている何かははるかとは
全然違うものがあるのですけど、
特にはるかは・・・・
血筋・才能・生まれつきの気品、そんなものはクソくらえ!!と言わんばかりに
その「力の源」は、まさに本人自身の不断の努力なのです。
ま・・・確かに「血筋」というものはあるのでしょう・・・・それは残念ながら認めざるをえないものはあると思います。
同時に・・・・
血筋と同じ、またはそれ以上に大切なファクターというのが「本人の努力」という事なんでしょうね。
そうした点も今回は・・・・はるかは見事に提示をしていたと思いますし、
もしも今後本当にトワイライト様がキュアスカーレットになった場合に、
修正する必要がある.点のいの一番にくるものだと思います。
そうした点を見事に提示していたのは、
フローラの「私にも…私だけが目指せるプリンセスがあるかもしれないって思った・・・!!」という言葉だと思うのですけど
要は・・・・これは・・・・
「あなたにはあなたのプリンセス、私には私なりのプリンセス、
みなみはみなみらしいプリンセス、きららはきららとしてのプリンセス・・・・
そして・・・・ハピネスチャージのポンコツプリンセス先輩だって、あれはあれで立派な一つのプリンセス」とう事で
100人いれば100通りのプリンセスの形があるという事を見事に示していたと思います。
つまり・・・・
トワイライト様が言われるような「唯一無二の絶対的な存在」としてのプリンセスではなくて
「ポンコツプリンセスがいたって別にいいんじゃないの・・・??」みたいな
そうですね・・・・
要は「多様な価値観の存在を許容した懐の深さ」を私達に提示していたのだと思います。
こうやって見てみると・・・・
Goプリの対立軸が少し見えてきましたね・・・・
そう、唯一無二の絶対的な価値観の強要VS価値観の多様さの許容なのだと思います。
こうした視点から考えてみると、トワイライト様のプリキュア化への道も、何となくですけど
開けてくるような感じもありますね・・・・


ま・・・だけど今回の話に限っては・・・・
フローラのいう事はよく分かるし、フローラのいう事は多分正しいのでしようけど、
私としては・・・・
こらこら、フローラ、お前、何を生意気な口をトワイライト様に叩いたばかりか、なんでお前が
トワイライト様を撃破しなくちゃいけないんだ・・・・??
全く・・・・トワイライト様の髪をほどいてしまうなんて・・・・(私は嬉しいけど) お前がそうするなんて
100年早いわ・・・・」と
ツッコミを入れたくもなりますね・・・・・
うーーん、今回は・・・何か気の毒なはるはる・・・・・(苦笑・・・)
→その②に続く・・・・
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