あーあ・・・「響け! ユーフォニアム」もついに「修羅場モード」に突入・・・・
これって・・・・
原因のほぼ90%近くは・・・・
これまでの自分の記事でも危惧した通り、バカリボン(吉川優子)なんですけどね・・・(苦笑・・・)
それと・・・
ホルンパートのように根も葉もないヘンな「噂話」を面白おかしく流して他人の不幸をせせら笑っている人達
なのかな・・・
話の概略としては・・・
香織先輩の事が大好きで大好きでたまりないバカリボン(吉川優子)が
(ま・・・、前年の大量退部事件の際、退部しようと悩んでいた優子に対して優しく諭して慰留した事等に
恩義を感じ、そうした感情が・・・・積もり積もって香織への妙な「ラブ・・・」になってしまっている・・・という事なのかな・・・??
jま・・・気持ちは分かりますけどね・・・)
ホルンパート等から
「滝先生と高坂麗奈は実は・・・親同士が知人という事もあり、古くからの知り合い・・・
麗奈は滝先生を慕って北宇治に入学し
滝先生は、オーディション時に手心というか、贔屓の感情から香織ではなくて、
麗奈をソロ担当に抜擢した・・・」という根拠のない噂話を聞きこみ、
以前から「チャンスがあれば是非自分もコンクールの自由曲のソロを吹きたい・・・」と密かに思い練習を重ねてきた
香織に対して・・・・
あまりにも・・・・香織ラブのストレートな気持ちから、そして・・・ソロ担当のオーディション落選の香織に対する
不憫な気持ちから・・・
滝先生に対して、
「噂になってるんです!! 先生が贔屓したんじゃないかって・・・!!!」とある意味お門違いなとんちんかんな事をほざき、
それが結果的に・・・・部員の滝先生への不信感を招いてしまい
部内の空気を恐ろしいほど悪くしてしまった・・・・
という事になると思います。
そうですね・・・・
自分の感想としては・・・・まず取り急ぎその①においては
下記の四点を指摘したいと思います。
まず一つ目ですけど・・・
え・・・なにこの北宇治高校吹奏楽部の部員のモラルの低さ・・・・
君達・・・一応、「全国大会を目指す・・・」とか「少しでも上達したい・・」とか多少は思っているんでしょ・・・
それを・・・・
こんな京都府大会コンクールが目前に迫る中で、この大事な時期にこうした低レヴェルの争いをしている事自体が
信じられない・・・という事
二つ目ですけど、
バカリボンの吉川優子に対しては・・・・
確かに・・・そういう香織先輩大好きの気持ちは分かるけど、
そうした一人の人間のストレート過ぎる言動が原因でどんだけ部内の空気を悪くするのか・・・
そして・・・なによりも・・・
そんな後輩から滝先生に対する「因縁」に近いような直訴をする事で・・・
香織自身がどのくらい「自分がみじめになっているのか・・・」という事を本当に分かっているのかな・・・・??
確かに・・・「こんなに自分は後輩から慕われているんだ・・・」と少しは嬉しく思うかもしれないけど
香織自身、麗奈との「実力の差の違い」は痛いほど分かっているはずですから
本音としては・・・・
「もう・・・触れないで・・・放っておいて・・・」という事になるのかな・・・・
香織自身としては・・・・
オーディションソロ担当の落選については・・・・十分その意味は理解してはずだと思うのです。
あすかも同じ事を言っていましたけど、
要は・・・・
オーティションソロ担当落選という「結果」に不満は全く無い・・・・
だけど・・・反面・・・・
昨年の後輩たちの大量退部事件と言う影をひきずっているせいか・・・・
「退部した後輩の気持ちの分まで・・・・自分は3年生で最後のコンクールなのだから
最後ぐらいは・・・・自分が完全に納得した上で吹きたい!!」という思いは強いのかな・・・
だから・・・聡明な香織自身は別に、滝先生が一度滝先生が決めた以上はその決定に従う事は
全然異存はないはず・・・・
部の雰囲気を壊してまで、優子が希望するような「再オーディション」は全く望んでいないはずなのだと
思うのです・・・
その辺りを・・・
あのバカリボンは全く理解もせず、単純に優子一人の「香織ラブ」という気持ちからだけで
滝先生に食って掛かるのは・・・・
明らかに・・・・失態・・・・
そして・・・
そうした己の行為で逆にどんだけ香織を傷つけてしまったのだろう・・・という感じですね・・・
くどいようですけど・・・
「不満と納得がいかないことはイコールではない」という事なのだと思います。
そのあたりを・・・・バカリボンは曲解している・・・・
三点目ですけど、
そもそも論になってしまいますけど
指揮者が「ソロ担当はあなた」と決定した時点で、それが全てのはず・・・
それを奏者が口を挟む余地は・・・元々ないはずだと私は・・・・思います。
ま・・・この辺りですけど
うーーん、アニメ版と原作は結構違いはありますね・・
原作版は・・・
生徒の投票オーディションではなくて、ホールでの練習中に香織が再オーディションを求めて
香織と麗奈だけが吹くという展開だったと記憶しています・・・
奏者ははその場にいるから聞けるけど、発言権はないという感じだったかな・・・・
原作の滝先生の場合、
「これ以上揉めるとコンクールに差し障りが生ずる・・・」みたいな雰囲気でしぶしぶ認めたという感じだったかな・・・??
アニメ版では・・・・
滝先生の方から「再オーディション」を提案していますけど・・・
うーーん、これは何か違うような気も・・・・
指揮者と言うものは・・・一度自分が決定した事に対しては・・・・ぶれてはいけないと思うのですけどね・・・・
そして四番目・・・・
これは・・・私が現役奏者だった1978年~1987年の雰囲気と
現代の「奏者の気質」の違いなのかもしれませんし、、たまたま私が在籍した吹奏楽団の雰囲気がそうだったのかは
正直・・・・よく分からないのですけど
私が吹奏楽の現役奏者だった頃は、少なくとも、今回の話のように
コンクールの課題曲・自由曲のソロを「私が絶対吹きたい!!」と強烈に自己アピールするなんて事は
まずありえなかった・・・・
あの時代は・・・・まだ現在ほど「個の存在を強烈に自意識過剰にアピールする事」がよしとされる時代ではまだ
なかったような気がしますし、
それがなんか・・・時代の雰囲気を象徴していたような感じもあります。
あの頃は・・・どちらかというと・・・「強烈な個性」よりは「協調性」の方が大事にされていたのかな・・・・
だから・・・・
今回の話で、香織と麗奈がソロを巡って・・・こんなにオーディションするほどまでして争う・・・という事自体に
私は・・・・
違和感を感じてしまいます・・・
ま、それよりも・・・・
自分自身の腕は・・・・という問題を棚に上げて、他人のソロにここまで首を突っ込んでくる吉川優子の存在は・・・
本当に・・・私には全く理解が出来ない・・・
そんな他人の事にかまける余裕があるならば、
「てめーのトランペットの腕を上げてから文句を言え!!」という感じなのですよね・・・・(苦笑・・・)
というか・・・・
ま、これアニメのお話なのですけど
私は・・・・声を大にして言いたい!!
「あなた達・・・・吹奏楽コンクールでソロを担当する事の大変さ、プレッシャーを
本当に分かっているのか・・・!!」と・・・・
「コンクールでソロを吹くという事は・・・本当に胃に穴が開くくらい死ぬほど大変な事である」
「そんな・・・己のつまらんプライドを掛けてまでそんなにコンクールでソロを担当したいのか・・・
別にそうならそれで構わない・・・・
だけど・・・自分のソロはコンクールの命運を左右しかねないという事の覚悟は本当にあるのか・・・」
と・・・私は問いたい!!
そんな・・・自分のプライドとか意地とか納得がいかないとかで「ソロ」を吹いたりすると
本当に痛い目に遭うよ・・・という事なんです・・!!
そんな・・・・オーディションをしてまで・・・・他人を蹴落としてまで「ソロ担当」を吹く事にどんだけ大きな価値が
あるのか・・・という事なのです。
それだけ・・・ソロ担当と言うのは「責任が大きい」のです・・・
事実・・・・現実の吹奏楽コンクールで私は何度も何度も
例えば・・・・1985年の出雲高校が自由曲/エル・サロン・メヒコのトランペットソロを完璧に外しまくり
演奏が崩壊してしまった等数多くの事例を聴いているだけに・・・・
本当に「ソロ担当」の責任は大きいのです!!
演奏終了後、泣き崩れている奏者を何度見た事か・・・・
(ま・・・確かに決まった時の達成感と爽快感はたまらないものがあると思います・・・)
だけど・・・この辺りは・・・・
本当に・・・本当に申し訳ないのですけど、実際に吹奏楽コンクールで「ソロ」を吹いた事がある人間でないと
分かって貰えないのかも・・・・
ま・・・私自身・・・・
一応は・・・・1980年のコンクールの課題曲C/北海の大漁歌でアルトサックスのソロを吹き、
本当に・・・・本当に・・・・
本番は・・・・地獄というか・・・そのプレッシャーは凄まじいものがありました・・・・
その年の課題曲のパート譜を指揮者の先生から手渡された瞬間・・・・凍りつきました・・・・
だって・・・・
アルトサックス(当時はクラリネットからコンバート・・・)のファーストにはっきりと「solo」という文字が・・・・
あれを見た瞬間・・・
「ありゃりゃ・・・・今年の課題曲はエライのに当たってしまった」と・・・・
当時のコンクール出場のサックスパートは計5名(アルト3 テナー1 バリトン1)で、自分以外は当然全員女の子・・・
そんでもって・・・恐る恐る・・・・二人のアルトサックスの後輩女の子ちゃんに、
「ソロ・・・・吹かない・・・??」と聞いてみると、二人とも・・・・
「えーーーー、冗談でしょ・・・!! 絶対に嫌!! 」
「先輩、3年生で部長でしょ!! だったら先輩が吹くしかないでしょ・・・!! 頑張ってね・・・」
とつれない返事・・・
そこで・・・・
「えーー、でも・・・オレ、クラリネットからアルトサックスにコンバートされて間もないし、アルトサックスとしては
きみたちの方が先輩なんだから・・・」と言っても・・・・
「とにかく、コンクールのソロだけは絶対に嫌!! どんなに頼まれても絶対に吹かない!!」と
冷たく拒否され・・・・
しぶしぶ私がソロを担当する事になったのです・・・・(苦笑・・)
ほんとね・・・・「響け・・」の世界のように、後輩の1年生が「私、ソロやります!!」と自ら手を挙げてくれるような
雰囲気は・・・・皆無でしたね・・・・

さてさて・・・
この「響け! ユーフォニアム」では、時折、久美子の回想シーン・・・・
(先輩らしき女の子から、「アンタ、バカにしてんの・・・!!」と因縁を付けられるシーン)がありましたけど、
やはり、あれは、久美子の中学時代のオーディションの話でしたね・・・
ま・・・私も大学のオーディションで実感しましたけど、後輩がパスして先輩が落ちるという事は、別に珍しい事でも
なんでもありません。
だけど・・・
ま・・・確かに中学の多感な時期に、ああやって3年生が・・・・中学最後のコンクールに出られない・・・・というのは
ショックな事かもしれませんね・・・
あれ、本当に気持ちはよく分かります。
だけど・・・・
そうした気持ちをああやって後輩に八つ当たりした挙句・・・・
「アンタがいなければコンクールで吹けたのに・・・」と言ってしまうのは、それは最低な行為であり、
人間としての「品格」すらも疑ってしまう行為だと私は思います。
ま・・・影の薄い主人公、久美子も・・・・、ま・・・昔は色々とあったのですね・・・
そうした中・・・・
高校でのオーディションは・・・・中学の時の再現・・・というか「トラウマ」が蘇るような感じでした・・・・
だけど・・・・
本当に夏紀先輩は、いい先輩でしたね・・・・!!
「私は納得してる。だから、変な気遣わないでよ・・・」なーんていうセリフは・・・・
正直・・・オーディションに敗れた人間は中々言いにくいもの・・・
それをはっきりと久美子に伝え、しかも・・・・パート譜に「来年、一緒に吹くぞ!!」と書いてくれる夏紀先輩は・・・・
まさに天使そのもの・・・・
そうですね・・・・私の中では・・・・夏紀先輩の株は上がりっ放し・・・!! まさにストップ高の天井高です・・・・!!
ほーんと・・・・それに比べてあのバカリボンは・・・・(苦笑・・・)


しかし・・・・
それにしても、あのバカリボンは・・・・
感情に為すがままの状態で、本当に・・・・ド直球を放り込んできましたね・・・・(苦笑・・・)
「噂になってるんです!! 先生が贔屓したんじゃないかって!!」
うーーん、これを言ってしまうと・・・・
大好きな香織先輩自身がどれだけみじめになってしまうのか・・・という事を分かっているのかな・・・・
そして・・・・麗奈に対する「アンタ、自惚れるのもいい加減にしなさいよ!」は・・・・かなり強烈な一言・・・・・

バカリボン同様、罪深いのは・・・・
根も葉もない噂話を根拠もなく流布させる女の子たちかな・・・・
これ・・・、ま、私も何度も痛い目に遭っているのですけど、
思春期の女の子たちの「口コミ」の威力は・・・・時限爆弾並でして、炸裂したり踏んづけたりすると・・・・
ホント、まじで痛い目に遭います・・・(苦笑・・・)

バカリボンのトドメの一撃は・・・・
晴香部長の「オーディション結果に不満がある人は手を挙げて」に真っ先に反応し、
滝先生に・・・
「ほれ、いわんこっちゃない・・・」みたいに挑発している事かな・・・・
あれれ・・・・あまりにもその①が長くなってしまいました・・・
→その②へ続く・・・・