前回、いおなの恋話でフォーチュンが「イノセントフォーム」を取得という流れで
今回がめぐみの話・・・
通常は、いおな同様めぐみも無事にイノセントフォーム取得という流れになるのがセオリー
なのでしょうけど、
まみさんへのお手伝い失敗→余計なお世話炸裂あたりから、
「うん、今回は無いな・・・」と思っていたら、案の定ありませんでした・・・・(苦笑・・・)
ま、実にめぐみらしい話ですし、
気の早い人だと、
「フレッシュのベリーやスイートのリズムが''どうして私だけ・・・''と思い悩んだように
他の3人がすんなりとイノセントフォーム取得出来たのに、めぐみも
が''どうして私だけ・・・''と悩むのでは・・・」と思う人もいるかもしれませんが、
めぐみに関しては、何かそれは無さそうな気も・・・・??
前回、いおながイノセントフォームを取得できたのは、もしかして、
「今まで経験したことが無かった異性との交流を通して、今までにない自分を見出せた。そして
それがきっかけで何か新しい事にも一歩踏み出してみよう」という気持ちが
あったからなのかもしれません。
だけど今回のめぐみの話は、そうした「新しい自分」を見いだせる事にはまだ至らなかったし、
まだイノセントフォーム取得の「心の資格」に一歩届かなかったのかもしれませんよね。
というか、ここでよーく振り返って見ると、
確かに歴代プリキュアの中でこうした新アイテム取得はピンク系が一番早いのですけど
同時にピンク系が一番最初にプリキュアになることがほとんどです。
だけどハピネスチャージの場合、
実はプリキュアになった順序は(正式な発表は何もありませんけど感じとしては・・・)
フォーチュン→プリンセス→ハニー→ラブリーという順番なので
ま、ラブリーのイノセントフォーム取得が一番最後というのも十分妥当性はあると思いますけどね・・・
これまで何回か書いた通り、
めぐみは歴代でも群を抜いて優しく慈愛に溢れ、他人の不幸や困っている事を見て見ぬ振りする事は
出来ないタイプ・・・
これは本当にめぐみの美点ですし、
「絶えず何かを精一杯表現しよう」と前向きに頑張り続ける女の子なのだと思います。
「他人へのおせっかい」とか「他人の困りごとに見て見ぬ振りが出来ない」というと
前作の相田マナが代表例がいます。
同じ「他人へのおせっかい」でもマナとめぐみの間には、少し大きな「違い」があるようにも感じられます。
マナの場合、
めぐみのように「困っている事はぜーんぶ私にお任せ!」という手助けではなくて
自分に出来る事しかお手伝いはしなかったという感じがします。
困り事の相手が本当に望んでいるのは何なのか、
その困り事の根本的原因はどこにあるのか、その原因を除去するにはどうすれば良いのか、
そして自分達に何が出来るのかという事をわきまえていたという感じがします。
めぐみの場合は、その辺が少し違うのかな・・・・
よく登山家が
「どうして山に登るかと言うと、そこに山があるからだ」という話は聞いたことがありますけど、
めぐみの場合、
「なぜ私が人助けをするかというと、そこに困っている人がいるからだ・・・」みたいな
おせっかいの全方位展開なのだと思います。
要は、「その困っている人はどういう事を望んでいるのか」を察知して手助けするのではなくて
「私」という他人のお手伝いをしたくてくたくてうずうずしている人間がいて、
たまたま困っている人がいるから手伝うという感じも決してなくは無いのだと思います。
何て言うのかな・・・・「私は手伝いたい!!」という自分の気持ちの方が優先されてしまっているという事なのかな・・・
ま、それが結果として、今回はまみさんへのお手伝いがことごとく裏目に
出てしまうのですけどね・・・・
でも思うのですけど、
マナの場合もめぐみの場合も
根底にあるのは「人のために何かをしたい!!」という気持ち・・・・
その気持ちこそが尊いのではないかと思うのです。
めぐみの場合、そうした「気持ち」は本当に充分持っているのだけど、
要はマナのような「自分に何が出来るのか・・・」という気持ちが少し欠けているのだと思います。
登山で言うと、マナもめぐみも同じ頂上を目指しているのだけど
マナの場合、近道ルートでスイスイ登れるのに対して
めぐみの場合、寄り道コースで多少時間が掛かっている・・・
そんな違いなのだと思います。
めぐみに必要なものは何かな・・・
やはり「分をわきまえる」というのか「自分一人で出来る事は限られる・・・では自分と言う存在に
果たして何が出来るのか・・・」という事に気が付く事なのだと思います。
それが出来た時、初めていおなのようにイノセントフォームが自ずから登場すると思いますし、
「自分に何が出来るのか」
↓
「自分の長所はなんだろう、そして短所は・・・・??」
↓
「自分って一体何者なんだろう・・・」
↓
「自分がやりたい事は何なのだろう・・・」
みたいな感じでめぐみ自身の「成長」が図れていって欲しいなーとも思います。
ま、もっともめぐみの場合
歴代プリキュアと大きく異なる点は、「誠司」という異性の最大の理解者を既に存在しているという事
ですので、
めぐみ自身、万一「自分に出来る事って・・・」みたいな事に気が付かなくても
誠司の生涯のパートナーとして生きるという道もありますし、
それはそれで立派な選択肢なのだと思います。
めぐみの場合、
プリキュアに変身する事や学校から逃げ出したひめに対する説得や
卓真隊長とかまおちゃんへの対応のように
元々「他人とのコミュニケーション能力」は抜群のものを有していますし、
やはり、将来は、何だろう・・・
保母さんとか幼稚園の先生とかナースとか
そうした職業がめぐみの「お手伝い大好きキャラ」に適しているようにも思えますけどね・・・

このお菓子を焼くかわるんるんのパティシエのめぐみは本当に可愛いかったですね・・・
めぐみのかわるんるんは、基本的に何でも可愛いのだけど
特に今回のパティシエ、わんわんわんこ、バスガイドは特に可愛かったですね。
でもお菓子を美味しく焼き上げる事が出来るという事自体、ピンク系プリキュアでは
珍しい感じ・・・・
なきざ・のぞみ・響・みゆきだったら
間違い無く、お約束の(?)真っ黒焦げクッキーになっていたでしょうね・・・(苦笑・・・)

そうですね・・・
前回、いおなはかなり美味しい(?)役を一人でかっさらい、
今回現在では唯一人イノセントフォームを発動できるから
クッキーのおすそわけにあずかれないのは、ある意味仕方がないのかな・・・・・・??

うーーーん、やはり「キュ荒プリー」は実にいいですね!!
チョイアークのビビり具合が本当にいい味を出しています。
怒っているのだったら
久しぶりにラブリーのチョイアークの首根っこふん掴み&サイアークへの叩き付けも
見てみたかったですね・・・・(笑)

はいはい、今週の残念な人・・・・
あれれ・・・??今回もオレスキーでしたね・・・
一体幻影帝国の幹部間には「業務引き継ぎ」とか「報告書」とか「報・連・相」は
存在しないのでしょうか・・・・??
あっそうか・・・
前回のナマケルダがなまけてオレスキーへ伝えるのをさぼっていたのでしょうね・・・・