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プロフィール

ぬくぬく先生 

Author:ぬくぬく先生 
開設当時は、1980年代吹奏楽コンクールの花輪・秋田南・就実・仁賀保・屋代等の素晴らしい演奏を後世に少しでも伝える事が出来ればいいなと思ってこのブログを始めたのですけど、いつのまにか「東方Project」がメインになってしまいました・・・
最近は「艦これ」も大好きです!!
吹奏楽も東方も自分が感じた事を少しでも後世の方に受け継がれるべきものが残せればいいかな・・と思っています。
ちなみに、「大好きプリキュア四天王」は、ドリーム・メロディ・ハッピー・ラブリーです。
ドリームとメロディは自分の中では既に殿堂入り状態ですけど、
現在はラブリー大好き!!のラブリー一辺倒です!!
リアル社会では、建築関係のクレーム&アフター責任者を専従し、毎日毎日クレーム対応に当たる日々です。
裏の顔は東方と吹奏楽とクラシック音楽一辺倒です・・・
特に特に大好きな作品は・・・プリキュア5とスイートとハピネスチャージです!!
ちなみに、奥様は・・・ミルキィローズとセーラームーン好きの管理人以上のおこちゃまです・・・
東方で大好きなキャラは、とにかく大好きキャラがてんこ盛りで、全員大好き!という感じなのですけど、特に、さとり様・ゆかりん(紫様)・早苗さん・こいしちゃん・アリスはお気に入りです!!
吹奏楽では・・ネリベルの「二つの交響的断章」と「アンティフォナーレ」、スパークの「ドラゴンの年」、リードの「オセロ」と第二組曲「ラティーノ・メキシカーナ」、パーシケッティーの「仮面舞踏会」、C・スミスの「ダンス・フォラトゥーラ」などが死ぬほど好きで、クラシック音楽では、ウォルトンの交響曲第1番と矢代秋雄の交響曲、プロコフィエフの交響曲第5番、アーノルドの交響曲第2番、第4番、ショスタコの交響曲第7番「レニングラード」、マーラーの交響曲第3番「夏の朝の夢」、ハンソンの交響曲第2番「ロマンティック」、ストラヴィンスキーの「火の鳥」、ベルクの「ヴァイオリン協奏曲」、ラフマニノフの「交響的舞曲」などが大好きです!!
クラシック音楽を吹奏楽にアレンジし、そのコンクールヴァージョンの演奏としては・・・
1982年の就実高校の「幻想舞曲集」と
1987年の習志野高校の「ダフニスとクロエ」第二組曲の演奏、そして、
1987年の雄新中の「エルザの大聖堂への厳かな行列」が
まさに私の「原点」です。
最後に・・・
私の吹奏楽との関わりの真の意味での「原点」は・・・
1979年の市立川口高校の神がかり名演としか言いようがない
「二つの交響的断章」に尽きると思います!!


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先ほどお風呂に入っていたら、ある事に気が付きました。

何かというと、シャンプーとして認識していた容器が実はボディソープで、
結果的にボディソープをシャンプーとして使用していました・・・

「何か泡立ちが良すぎる、ヘンだな・・」と思いよく見てみたら
実はシャンプーではなくて
ボディーソープだったのでした・・

うーーん、何か我ながら恥ずかしい・・・
というか、一週間前後も気が付かなかったことの方が恥ずかしい・・・

何でこんな事になったかというと、
つい最近まで、
シャンプーの容器は白、ボディソープの容器は緑だったのですけど、
これらの容器は5年ほど使い続け、さすがに黒カビとか石鹸カスがこびりついてきて
見栄えが悪かったので、
つい最近、容器ごと新しいのに変えてしまっていたのです。
そして、シャンプーは緑、ボディソープの容器は白に結果的に変わってしまっていたのですが、
人間の記憶というか、長年の慣れというものは恐ろしいもので、
「容器を変えた」という事実は認識しているのに
ついついいつもの習慣で
「シャンプーは白の容器」という意識の下、
結果的にボディソープをシャンプーとして使い続けていたのです・・・

ま、「人の意識を変えるのは難しい」という事と
「年を取ると記憶力が低下してしまう」事と
「人間の長期の無意識の習慣化は簡単には変えられない」
という以上三点を改めて身を持って
実感されられました・・・

ま、普通は頭に液体を付けた段階で
「あれ、何かいつもと感触が違う・・・」と気づくものかもしれませんが、
気が付かないところが自分の「鈍感さ」なのかな・・・??
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先日なのですけど
「ドキドキ!プリキュア オフィシャルコンプリートブック」を
購入しちゃいました。
昨年も「スマイル」のこうしたコンプリートブックが発売され、
設定資料集とか第一話から最終回までの概要、声優さんたちの裏話等色々興味深い話が
てんこ盛りでしので
「ドキドキも発売されないかな」と思っていたら
やはり今年も発売され、
大変嬉しく思いました。





こうした「ドキドキ」のメンバー5人の表紙を眺めていると
昨年2013年2月~14年1月の様々な名場面が脳裏をかすめ
何かとても懐かしかったですね。
今回も各プリキュアの細かい設定集とか
誕生までの裏話とか色々興味深い話が昨年以上にてんこ盛りで
中には「目から鱗」状態の裏話もありました・・・

一番驚いたのは、ありすには実は兄がいて
四葉財閥の後継者としての帝王教育が性に合わず、四葉家を飛び出し現在は放浪中とか
キュアソードは、初期の設定はロングの髪だったとか
(ソードの初期設定は、最終決定版とエライ違いがありましたね・・・)
ま、色々とありますね・・・

そんな中、六花の「カエル好き」設定のことも少し触れられていて
面白かったです。

現役の「ハピネスチャージプリキュア」が
あまりにもポンコツ設定なので、
やはり「ドキドキ」のメンバーの優秀さを改めて感じさせてくれますね・・・

というか、歴代プリキュアでこんなに優秀なプリキュアっていましたっけ・・・??
それよりもメンバー全員が聡明で優秀という設定も
極めて珍しい・・・
それゆえ、現役の「ハピネスチャージ」のメンバーが
設定上にポンコツを感じるのは、
やはり「先代のあまりの優秀さ」のせいなのかもしれませんよね・・・(笑)

ま、私個人としては
ポンコツ設定の方が好きなのですけど
たまにはこうした「優秀設定」も面白いものですね。


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裏表紙は
アニメ本編のEDタイトルでも登場しましたけど、
変身前のメンバーでした。

やはり、個人的には六花さんがいいなーと思いますね・・・(笑)



CIMG6738_convert_20140428213208.jpg


本の中の一コマですけど、
マナとレジーナの光景です。

このシーンは、一時的にレジーナがキングジコチューから逃れ
マナの家に泊まっていた時の一コマだと思いますが、
あの時のレジーナは本当に可愛かったですよね。

レジーナは、「ドキドキ」のストーリーの中では
プリキュア達を除くと、最重要人物でしたね。
レジーナの存在があったからこそ、「ドキドキ」のストーリーが奥深いものになったと思いますし
あの神回である第40話のキュアソードの「こころをこめて」が
輝いていましたよね。

まだ全然早い話なのですけど
「ハピネスチャージプリキュア」もこうしたコンプリートブックは
是非発売して欲しいと思います。
いやー、4/27の「ハピネスチャージプリキュア」は大変レヴェルの回でした。

クィーンミラージュとプルーとの過去の経緯、
フォーチュンがプリキュアになった理由
フォーチュンの姉の救出の問題、
フォーチュンの姉がプリキュアになった経緯とブルーの関わり
恋愛禁止問題の開始(めぐみとブルーの恋愛感情の芽生え・・??)
アクシアの箱は一体誰が開封したのか・・
フォーチュンとその他のプリキュアの和解
ブルーとプリキュアハンターの経緯

などなどの問題が次から次へと提示され、
これまでの流れでは、どちらかというと「牧歌的な雰囲気」もあったのに
全てを一変させる今後のドラマティックな展開が示唆されるような感じでした。

意外と「ハピネスチャージ」も前作「ドキドキ」と同様に深い物語になっていくのかも
しれませんよね。

これまでは、どちらかというと、ひめのポンコツ振りとか
ゆうゆうのヘンな感じがメインだったような気もしなくも無く
自分が一押しの「キュアラブリー」が少し影が薄いように感じられる事も無くはなかったのですけど、
今回で状況は一変したという感じですね。

まさにラブリーの「主人公」としての面目躍如みたいな感じでした。





今回の「10周年おめでとうメッセージ」は
プリキュア5からの「キュアミント」でした。
「キュアアクア」と同様に何か2007年~08年の放映時に比べて
大人っぽいというか色気を感じる雰囲気でしたね。

ミントは歴代では珍しい「おっとり系」の癒しのプリキュアなのですけど、
恐らく歴代でNo.1と言っても過言ではないほど度胸があるというのか「肝が据わった」プリキュア
でしたね・・・
周りが動揺しバタバタしている状態の時に
冷静に喝を入れるのは、ほぼ全てミントの役割でしたし、
お化けも幽霊も昆虫も高いところも全て平気という感じでしたね。
(同じ緑系のなおちゃんとはエライ違いだ・・・)
プリキュア5 第43話で唯一見せた「ミント砲」はもしかして歴代No.1の破壊力と危険性を
秘めていました・・・
現役の「ハピネスチャージ」でも今後「恋愛関係」ものが色々と出てきそうですけど、
のぞみと同様に、シリーズで初めて男女の恋愛関係を前面に出してきたプリキュアでもあります。
(のぞみ→ココ こまち→ナッツ)


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今回久しぶりにラブリーのフォームチェンジの「ロリホップ・ヒップホップ」が
登場しました。
久しぶりに見ると大変可愛く躍動感に満ちているのですけど、
プリキュアハンターというファントムでは相手が悪すぎましたね・・・
結果的に全く歯が立ちませんでした・・・

この「ファントム」の声優さんは、
ハートキャッチでやはり敵幹部の一人、コブラージャを演じた野島さんでしたね。
それにしても、このファントムの強さは半端無い感じ・・・
「ハートキャッチ」で、ブロッサムとマリンを散々苦戦させ、
ムーンライトすら撃破した「ダークプリキュア」というのがいましたが、あれを彷彿と
させますね・・・
「ダークプリキュア」は、サバーク博士によって
「プリキュアを倒すために作られた存在」なのですけど、
(ま、実際は月影ゆりから作られたものですけど・・)
ファントムが生み出された経緯は何なのだろう・・・
ブルーとの会話を聞く限りでは、何とも言えない面はあるのですけど、
クィーンミラージュが、ぴかりが丘の巫女さんを務め、ブルーに対し恋愛感情を持っていた頃から
既に何らかの形で関わっていたのかな・・・

この辺りも今後の謎解きの一つ・・・


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今回のポイントは、初めてラブリーとフォーチュンが一緒に戦ったことかな・・・

だけど、
(助けてもらったのに)「余計なことはしないで!!」とか
「勘違いしないで」とか
「私は、あなたとプリンセスと一緒に戦うつもりは無い」とか
色々言っていましたけど、
その様子は、何かどこかで見た事があるような気も・・・??

そう、先代プリキュアのやはり紫系の「キュアソード」なのですけど、
ソードの場合も初期のころは
孤高でツンツン系で
何かというと「仲間なんていらない」という感じでしたね。

現役の「ハピネスチャージ」のフォーチュンとまさに全く同じ立ち位置のような気もします。

やはり「歴史は繰り返す」のかな・・・??
まさかと思いますけど、
フォーチュンもいずれソードのように中間部では、ポンコツ化・デレデレ化するのかな・・・
だけど個人的には、
フォーチュンは、この「孤高」の状態のまま
最終決戦まで臨んで欲しいという気持ちも無くはありません・・・

フォーチュンの妖精パートナーの「ぐらさん」も久しぶりに喋っていましたけど
「意地を張らずに、一緒に戦え」
「こちらこそ礼を言うぜ」あたりは
ぐらさんの「本音」も垣間見えていましたね。
ぐらさんも本心は、フォーチュンに対して一人で全てを抱え込まず、
仲間を作って、共に一緒に支えあって欲しいという事なのでしょうけど、
あの頭の固いフォーチュンに、それが伝わるのかな・・・??

ファントムが去った後、
ラブリーがフォーチュンを抱きしめようとした時に、さっとフォーチュンが身をかわし
ラブリーがずっこけるシーンがありましたけど、
あれは今回数少ない笑えるシーンではありましたけど、
同時にフォーチュンの「頑固さ」を象徴していましたね・・・

やはりフォーチュンの頑固さ・冷たさを氷解できるのは
愛の戦士たる「キュアラブリー」だけなのかもしれませんよね。
ま、その前に「プリンセス」との和解をどうするかという問題がありますけど、
これをクリアした時が、初めて4人としてのチーム結成、
そして真の意味での「ハピネスチャージプリキュア」の誕生なのかもしれませんよね。

あ、そういえば、今回は
ハニーとプリンセスは序盤に少し出ただけで
二人とも変身すらしていませんでしたね・・・(笑)


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それにしても「キュアラブリー」は、ホントまじに「天使」ですね。
「愛」を語るのに相応しいプリキュアです。

前回は、ラブリーのポンコツ振りがクローズアップされ
めぐみの「自己評価の低さ」とかめぐみが語る「愛」の中にはたして自分自身は入っているのかとか
めぐみは意外と自分自身を大切に考えていないとかの問題があると
書きましたけど、
それはそれで間違いはないと思いますし、それは今後のめぐみ自身の課題というのは
間違いない事でしょう。

一方
めぐみの素晴らしい点は、色々とあるのですけど
やはりそのコミュニケーション能力の高さと
相手への共感度の高さが群を抜いていると感じます。
相手がどういう事で困っているのか、どういう事に悩みを感じているのか
そうした事を理屈ではなくて「感覚」だけで敏感にキャッチできる娘なのだと思います。
そうした事が、例えば
「神様だって何か願いはあるはず」
「神様、時々悲しそうな眼をしている」
(フォーチュンに対して)「余計なことじゃない!」
「仲間なんていらない」というフォーチュンに対して「そうだね、でも助けてくれてありがとう」等の
言葉に繋がっているのだと思うのです。

またいち早くブルーの憂いを見抜き、ブルーの跡を追いかけたという行動も
そうした「相手に対する共感度」なのだと思います。

ラブリーの「愛」とは何なのでしょう・・・

「愛」の対極に位置するのは「無視」

「無視」と対局する事とは、相手の立場になって相手に共感し、その人が何を望んでいるのか
それをいち早く察してあげることとも
言えると思います。

そうした意味では、ラブリーの「愛」はかなり高次元の感覚。

やはりラブリーは、この「ハピネスチャージ」という物語の「主人公」なのだなと
改めて実感させられる回でもありました。

共感度が高く他人へのおせっかいという意味では
前作「ドキドキ」の相田マナという好例がありますが、
マナの場合、確固たる信念を持って、同時に相手にとって何が現段階で必要なのかを瞬時に把握し
実行に移せるレベルの高いおせっかい。
一方めぐみの場合、そうした高い感覚までは至らず
何となく直感的に漠然と行うおせっかい・・・
めぐみの場合は、「自分がこうすれば相手もこうなるはず、そして自分もこのように成長できる」という
要素が少なく、必ずしも「自分自身」を前面に出していない感じ・・・
結果的にそうした事が、「自己評価の低さ」につながっているのかも
しれません。

だけど、それは「経験」を重ねること
同時に、めぐみ自身が「将来こうなりたい」という「夢・目標」を持つことで
相当部分解消できると思いますし、
3代目プリキュアで、歴代でも群を抜いた「カリスマ性・リーダシップ」を誇る夢原のぞみが
辿ってきた道でもあります。

ハピネスチャージの場合、
この部分にもしかしたら「ブルーを助けたい」→「ブルーに対する共感度」という過程で
恋愛感情という要素が入るのかもしれませんが、
そうした場合、ブルーの過去の「クィーンミラージュ」(ぴかり神社の巫女さん?)との絡みが
出てくるのは間違いないでしょうし、
何だか「ハピネスチャージ」の物語も
色々な意味で展開が楽しみですよね。
このブログを始めたのは2年程前なのですけど、
そもそものきっかけは
1982年の全日本吹奏楽コンクール・東北大会で自分のその後の「音楽に対する考え方」を
決定づけた
花輪高校のウィリアム=ウォルトンの交響曲第一番変ロ短調と
仁賀保高校の矢代秋雄の交響曲の素晴らしい演奏を
何か形として後世に伝えたい
誰か一人でも自分のそうした気持ちを受け継いでほしいと感じたことにありました。
この花輪と仁賀保の演奏については
過去において散々書いてきましたけど
こうやって改めてまとめて書く機会があり、
何か自分としては一つの目的は達成できたみたいな感じはあります。

でも吹奏楽関連では、まだまだ何か形として残しておきたいと思う演奏とかチームとか
自分が感じた事とか
一杯ありますので、
自分自身の「過去から未来への贈り物」として
出来る範囲で伝えられたらいいなーと思います。


1982年東北大会 高校B部門の続き

プログラム1番の新庄北からプログラム5番の雄勝までは
素晴らしい演奏が続出していたのですが、
プログラム6番以降は、「うーーん」と頭を抱えたくなる演奏が続出したので、
何か前半と後半とでは極めて対照的でした・・・


〇保原

 A/オセロ

 いや、これはひどい・・・
 歴史に残る惨憺たる演奏ですね・・・
 ホント、実際生で聴いていて、
 「いつ演奏が停止されちゃうんだ・・・」とハラハラするレベルの演奏でした。

 以前書いたと思いますが、
 現在の規定はわからないのですけど、
 当時の福島県の吹連の規定は、
 他の県みたいなA部門・B部門という枠を設けず、単に高校大編成という枠で審査し、
 上位2チームを東北大会のA部門に、3位チームをB部門に出場させていたと聞いたことが
 あります。
 1990年代前半で、阿部先生の指揮の下、原町第二中学校が全国で何度か素晴らしい演奏を披露し
 全国大会金賞に輝いたのに、
 ある年は唐突に東北大会のB部門に出場していた不自然な経緯は
 このあたりに原因があったのかもしれませんね・・・

 おそらく保原高校も県大会までは人数が50人程度で練習をし、コンクールに臨んでいたと
 思われますが、県大会で3位または4位に入り
 B部門として出場したのでしょうね。
 (B部門の福島の出場枠は1チームでしたけど、この年は開催県だから2チームだったのでしょう・・)
 今まで50人として演奏していたのが、
 B部門として出場する事を余儀なくされたため、
 人数を15人削減し、
 結果的に、サウンドと表現方法、全体とパートのバランスの感覚を失ったまま
 本番を迎えたことがもしかしたら一因にあるのかもしれません・・・
 (勝手な想像ですけど・・・)

 だけど、この演奏、ホントひどかつたな・・・
 ゆったりとした部分は何とか聴けないこともないのだけど
 課題曲も自由曲もテンポが速くなると途端にサウンドが全面崩壊していましたからね・・・

 だけど、このチーム、翌年もB部門として出場し
 この時は前年度の雪辱を見事に果たし
 リードの「春の猟犬」で金賞に輝いています。


〇向山

 B/アルメニアンダンスパートⅠ

 向山高校は、1980年代後半から90年代前半にかけて
 全国大会に何度か出場した実力派チームです。
 だけど、この年初めて県大会を突破し、東北大会に臨んだのでした。

 実は、私の高校とこの向山は同じ仙台市内地区予選大会で代表権をかけてしのぎを削った時期もあり、
 1979年は、向山は、ホルストの「惑星」で、
 自分の高校はフレスコパルディーの「トッカータ」で
 共に仙台市内地区予選を突破し県大会に臨んだものの
 県大会は共に銅賞・・・
 翌年は、自分の学校はエリクソンの序曲「祝典」で県大会金賞(県代表には選ばれず・・)
 向山は地区予選落ちという感じで
 同じ土俵で低レベルの(?)争いをしていた時代もありました。
 だけど1981年に向山に荒井富雄先生という大変優秀で指導力に定評がある方が赴任され
 向山は一気に実力をあげ
 自分の高校はおいて行かれる格好となってしまいました・・・
 (1982年の全国大会に初出場した仙台一校を指揮した荒井弘先生の実弟が富雄先生です) 

 だから、自分としては
 当時の素直な気持ち書くと
 「悔しい!!」の一言でした・・・
 「自分はこうやって一人の聴衆に過ぎないのに、向山はこうして東北大会にまで進むほど
 実力をつけている・・・」
 「うーーん、ホント悔しいし癪にさわる・・・」という
 嫉妬みたいな感情があった反面、
 「来年以降は何とかしないと・・・やはり練習しないと・・・」とも感じたものでした。

 だけどこの時の向山はまだまだ発展途上の段階で
 正直演奏は、客観的に聴いて「うーーーん、ひでー・・」という感じ・・
 反面、「この程度の演奏に、自分たちは数週間前に県大会で負けたんだ・・」という
 焼きもちと反省と屈辱感と「何とかしないと・・」という気持ちが
 交錯していました・・

 向山が本格的に化けたのは、この2年後の「ティル・オィレンシュピゲールの愉快ないたずら」
 あたりかな・・・
 1989年の全国大会の「サロメ」は、金賞レベルの素晴らしい演奏でしたね。
 (あの演奏のどこが銀賞なんだろう・・・)

 1982年当時のBJの講評で上野晃氏が
 向山の演奏を評して
 「荒削りでおおまかな課題曲は今一度細部の再検討を要する。自由曲も威勢はいいが
 音自体どこかひ弱い」と書いていましたけど
 82年当時の演奏は、「まさにこの通り!!」という感じの演奏でした。

 だけど、高校生は、ホント、1~2年程度で化けますからね・・・


〇角館

 A/ガイーヌより

 サウンドが全然まとまっていないというか
 細部がボロボロの演奏でしたね・・・
 終始不安感みたいな雰囲気が漂い、脆弱という感じの演奏でした。
高校B部門の続き


〇弘前

 A/天使ミカエルの嘆き

 高校B部門には8チーム出場していましたけど、
 弘前高校は群を抜いていた演奏でした。
 音色が実に多彩であったことと
 特に「天使ミカエルの嘆き」で聴かせてくれたように、激しい高揚感の部分と
 静寂で祈りに満ちたような部分の対比が極めて鮮やかで
 印象に残ります。

 前年度の大会は、この部門から金賞が3チーム出ていましたけど、
 この年の金賞はこの弘前のみです。
 結果的に、弘前が唯一の金賞、そして保原が唯一の銅賞、そして残り全て銀賞という結果でしたけど
 少し納得いかないものはありました・・・
 個人的な感覚というか、当時の自分の採点では、
 金→弘前・盛岡一高・雄勝
 
 銀→新庄北・須賀川

 銅→保原・向山・角館

 という感じでしたので、印象としては、金に厳しく、銅に甘いという感じでしたね・・・

 弘前の演奏で、何か今現在でも記憶に鮮明に残っているのですけど
 「天使ミカエルの嘆き」で、前半にシロフォーンが激しく叩き付けられる場面があるのですけど、
 弘前の演奏は、「えー、アドリブ・・・??」と感じさせるほど
 何か即興的要素があったような感じもし
 表現的に面白いものが感じられました。
 ラストの厳かで呻くように終わる感じも良かったです。


〇須賀川

 C/シンフォニックバンドのための序曲

 当時、自分の高校は課題曲はC/アイヌの輪舞でしたけど、
 さすがに東北大会では、この安っぽい安直な課題曲はほとんど演奏されませんでしたね・・・(笑)
 だからこのチームでこの課題曲Cを聴けたとき、
 非常に興味深かったですし、
 自分の高校の演奏との相違点が色々見出せたりして
 個人的には興味津々でした。
 課題曲は、自分たちとどこが違ったかというと、
 自分たちの演奏は、中間部の「踊り」の部分は、比較的ゆったりめのテンポをキープし
 ラストも更にテンポを落とし、
 全体的に「歌う」事を優先にした解釈を取っていました。
 須賀川の演奏は、
 中間部の「踊り」の部分がとにかくテンポが速いの何のって・・・
 正直驚きました・・・
 特に打楽器セクションのドラムセットがまるでポップス系課題曲のように
 ノリノリでリズムをリードしていたのはびっくり仰天という感じでした・・・
 反面、「ああ、こうした解釈もあるのだな・・」と妙に感心もしました。
 自由曲は、課題曲とは対照的に終始ゆったりとしたテンポをキープし
 「歌う」事を最優先にした感じもしました。
 ただ逆にテンポを落とし、ゆったりと歌うことに神経が集中した結果
 全体に盛り上がりに欠け、
 何となく「漠然」とモヤモヤした感じのまま終わってしまったという感じも
 します・・・
 (ま、もっとも兼田敏のこの序曲は、そういうゆったりとモヤモヤした曲なんですけどね・・・
  この曲の出だしのオーボエのメロディーが始まると
  「ああ、この感覚は日本人にしか分からない鄙びた世界だな・・」と思ったりもします・・)


〇雄勝

 C/交響曲第8番第四楽章(ドヴォルザーク)

 課題曲Cでしたけど、
 印象は前述の須賀川とほぼ同じです。
 中間部の踊りの部分のテンポが無茶苦茶速く、ドラムセットがノリノリで演奏されていました・・・
 須賀川よりも更に「煽るような」雰囲気もありましたね。
 全国大会では何チームかこの課題曲Cを演奏するチームもありましたけど、
 淀川工業に代表されるようにテンポは概してゆったりめでしたけどね・・・
 中には市立川口のように異常にテンポが遅く「幽玄美」の世界を探求した演奏もありましたけどね・・
 なんで東北大会で聴いた課題曲Cは、皆テンポ設定を速くしたのだろう・・・
 偶然かな・・・??
自由曲のドボルザークの交響曲は、非常に練りに練られた構成という感じで
 演奏に勢いがあるし、たっぷりと歌っているし
 音色に切れ味があるし
 表現も泥臭い要素と洗練された要素の二つの側面を的確に表現していましたし
 自分としては大変素晴らしい演奏だと思います。

 ラストが何かたたみかけるような攻撃的な香りがしたのが少し引っかかりましたけどね・・・

 
この頃の時代の支部大会は、結構スケジュール的には強行日程でしたよね。
朝9:30に大学の部が始まり、そして職場の部が続き、午前中はそれで終了。
面白いのは、開会式は朝開催せず、
開幕と同時にプログラム一番の演奏が開始されていました。
そして昼の休憩を挟んで、
12:40から、この段階でなんと開会式を行っていました。
そして、PM13:00より高校B部門
そして、PM15:10より高校A部門が開催され、
閉会式はなんと19:40からで、全てが終わったのはPM20:15頃だったような記憶があります。
いやいや、これは今にして思うとかなりハードスケジュールでしたね。
今では信じられないし、
審査員の先生たちも大変だったでしょうね・・・・


〇招待演奏

 弘前南高校

 1.組曲「ぺリアスとメリザント」

 2.組曲「サルタン皇帝の物語」より、熊蜂の飛行

 
 弘前南は、1977年から81年にかけて5年連続全国大会で金賞を受賞し、
 規定により、この年はコンクール出場はお休みで
 代わりに「名誉演奏」とも言うべき15分程度の持ち時間で、
 自由に演奏を披露できるお披露目の場を与えらました。
 現在は、「5年連続金賞の特別演奏」というシステム自体廃止となり、
 この特別演奏(支部大会の場合は招待演奏)の栄誉を与えられたチームは、
 高校では、天理・秋田南・玉川学園・習志野・札幌白石・淀川工業・銚子商業です。

 惜しかったのは、愛工大名電かな・・
 1984年から87年まで4年連続金賞だったのに、
 5年目は、全国で銀にとどまり、特別演奏の特典はNGとなってしまいました・・・
 (でも88年の名電の矢代秋雄/交響曲は、ホントひどい最低の演奏だったな・・・)

 弘前南のすごいところは2つほどあり、
 一つは、5年間の間で指揮者の異動に伴い、指揮者が変更になっていること
 二つ目は、このチームは全国に5回進んでいますが、初出場から全て金賞以外の賞は
 取っておらず、
 もしかして、5回以上全国出場の経験があるチームの中では
 唯一100%の金賞受賞率を果たしているのかもしれません。
 初出場の「エル・サロン・メヒコ」とか翌年の「道化師」は、
 良くも悪くも高校生らしい溌剌とした演奏・・
 1980年に指揮者が斉藤聖一先生に変わってからは内面性重視という感じで、
 5年間という短期間ではありましたが、サウンドのカラー・方向性をガラリと変えた
 非常に珍しいチームだと思います。

 招待演奏の曲目は、フォーレの組曲「ぺリアスとメリザント」ですけど、
 プログラムの表記がなぜか「テレアスとメリザント」という誤表記になっていたのは
 ま、ご愛嬌ですね・・・(笑)

 だけど、こんな静かで穏やかで抒情性に溢れ、内面性が強く、そして激しく盛り上がる部分がほぼ皆無の
 このフォーレの曲を
 「招待演奏」に持ってきた弘前南の「心意気」は高く評価したいですね。
 ま、もっともコンクールの演奏としてこれを聴くと、正直評価は割れるかも・・・
 だけど「招待演奏」という何の制約もない自由な発表の場だから
 こうした自由な発想に基づく音楽が展開できたのかもしれませんよね。

 演奏は終始穏やかに展開され、
 打楽器・金管セクションは終始暇そうな感じでしたね・・・
 だけど木管セクションの細かい音色にまで神経を行き届かせたその「繊細さ」は
 高く評価されるべきだと思います。
 あまりにも美しくはかなく、もろそうな音楽が15分近く延々と続き、
 そのあまりの「繊細さ」に
 何か心を揺り動かされたものです。
 この組曲で唯一盛り上がるⅣ.メリザントの死の「弔い」を示唆する金管の高まりですら
 かなり抑制されていて、
 終始緊張感と繊細なつくりに魅了された瞬間でもありました。

 コンクールでこの「ぺリアスとメリザント」を聴いた例って
 都大会の職場の部の郵政中央吹奏楽団くらいかな・・・
 確かあの時は、Ⅰの前奏曲だけを演奏していましたが、
 正直完成度は、弘前南の足元にも及びませんでしたが、
 繊細さとかはかなさは伝わってきました・・・

 圧巻は「熊蜂の飛行」かな・・・

 いやあのクラリネットの指回しは、最早曲芸の領域でしたね・・・

 招待演奏が終了すると、会場からはまさかの「アンコール」を求める拍手が鳴り響き
 指揮者の斉藤先生もアンコールは想定外だったのでしょう・・・
 指揮台から困ったような表情を浮かべていましたが、
 再度この「熊蜂の飛行」をお披露目し
 無事に招待演奏を終了させていました。

 1981年までの秋田南もそうでしたけど、
 弘前南も、
 ティンパニーは、この時代になっても、5年連続全国金賞を達成しても
 「手締め式」のおんぼろティンパニーを使用し、
 ペダルティンパニーで無かったのは
 何かいかにも田舎の県立高校らしい話ですね・・・(笑)


 ついでだから、高校B部門についても少し書きたいと思います。

 B部門もA部門も出場する人数が違うだけで、特に違いはありません。
 Bは35人編成
 Aは50人までの編成というのが当時のルールでした。
 両部門ともに課題曲はありましたし、
 聴いていて、特に両部門を分かつ「壁」みたいなものは全く感じませんでした。

 前年度、1981年に山形で開催された第24回大会の高校B部門で、一つとてつもない名演が
 出たのが極めて印象に残っています。
 秋田西高校のショスタコーヴイッチの交響曲第10番第四楽章なのですけど、
 これは実に戦慄を感じさせる演奏でしたね・・・
 前半の不安感・緊張感、後半の怒涛のアレグロのスピード感、ラストのティンパニーの叩き付け
 すべてがほぼ完璧な仕上がりで
 大変充実感を感じさせてくれました。
 この時の指揮者の佐藤滋先生は、後に名門、秋田南に異動されますが、
 秋田南では、この時のショスタコ10番みたいな演奏を再現する事はついに叶わず
 静かに秋田南を去られていたのは、
 少し気の毒なような感じもします・・・
 佐藤先生は秋田南のOBでもあったのですが、OBをもってしても
 秋田南という「伝統」を受け継ぎ、更に自分らしい個性を発揮するのは至難の業だったのかも
 しれませんよね・・・


 〇新庄北

 B/歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲

 非常に「真面目」というカラーです。
 少し真面目すぎて演奏に「遊び心」は少し欠けていましたね・・・
 課題曲Bの難解さと自由曲のこのニコライの温和な序曲の対比が大変面白かったのですが
 もう少し、音に「ため」をかけたり
 テンポルバートをきかせたり
 サウンドの変化に気を付けたら
 もっとよくなっていたかもしれません。

 〇盛岡第一

 D/戸外の序曲(コープランド)

 課題曲は大変生き生きとしていて楽しく聴けました。
 自由曲の序盤のトランペットの長いソロは、だれることなく最後まで緊張感を維持し
 歌うべきところはたっぷりと歌い
 走るところは駆け抜け
 高校生らしい素直な演奏で、自分としては
 金賞を与えたい演奏でした。

 残り6団体は次回に持ち越し・・・
 
〇秋田南高校

 B/パロディー的四楽章より、Ⅳ.ルーセル

 この年の東北大会の成績発表&代表校発表の際、花輪高校が代表に選ばれず
 秋田南が代表校の一つとして選出されたとき、
 正直思いっきりがっかりしたものですし、
 「えー、秋田南は5年連続全国大会金賞を果たし、もう全国はいいじゃん・・」と勝手なことを考え
 ぶーたれていたものですが、
 今にして思うと、秋田南も花輪高校に劣らない素晴らしい演奏をしてくれたと思います。
 だけど、全国大会での素晴らしい演奏に比べて
 東北大会での演奏は、少し硬かったかな・・・
 全体的には堅実で手堅い演奏なのだけど、少々面白みに欠ける演奏だったような気がします。

 だけど、全国大会では、秋田南は化けたのですよね・・・
 東北大会とは見違える程生き生きとした演奏であり、
 歴史に残る演奏を残してくれたと思います。

 だけど結果論からいうと、この1982年の全国大会での金賞を最後に実に
 秋田南は31年以上全国大会・金賞から遠ざかっています。
 この間、高橋先生・佐藤先生・小林先生、そして現役の阿部先生と
 指揮者が交代しても「秋田南サウンド」を30年近く維持・受け継いでいる秋田南の関係者の方には
 ホント頭が下がる思いですし、
 別に全国での金賞が全てではありませんので、
 これからも素晴らしい演奏を聴かせてくれる事を心より祈っています。

 話を1982年の東北大会に戻しますと、
 課題曲B/序奏とアレグロは、
 仁賀保の透明感&スピード感溢れる演奏とは全く別のアプローチです。
 比較的ゆったりとしたアレグロで、
 スピード感がない代わりにどっしりとした安定感というか、堅実さを強く感じます。
 自由曲も、金管楽器、特にトランペットセクションの硬質な音の響きが
 個人的には引っかかるものがありますが、
 それを埋めて帳消しにするほどの「知的さ」というのか
 「練りに練られた音楽の巧みな構成感」は感じられます。

 この深井史郎の自由曲は原曲も大変ユニークな曲です。
 この曲が作曲されたのは、第二次世界大戦前なのですけど、
 こんな戦前の日本にも「こんな自由な発想で音楽を創れる人がいたんだ・・・」と感じさせる程
 自由自在な音楽です。
 当時の楽壇は、
 「西洋音楽に影響されずに、日本独特の音楽を創ろう」という雰囲気があったかどうかは
 定かではありませんが、
 西洋音楽に影響を受けることを恐れる雰囲気はもしかしたら何かあったのかもしれません。
 だけど深井史郎は、そうした考え方に対して
 「別に西洋音楽から影響を受けたっていいじゃーん、影響を受けて色々と西洋音楽のノウハウを
 吸収した上で、日本らしい音楽を作り上げても
 おかしくないじゃーん」という考えはあったようです。
 そうした発想から着想したのがこの「パロディー的四楽章」なのです。

 曲自体は

 Ⅰ.ファリア

 Ⅱ.ストラヴィンスキー

 Ⅲ.ラヴェル

 Ⅳ.ルーセル

 というタイトルが付けられ、特にⅡのストラヴィンスキーは
 「花火」・「春の祭典」を見事に茶化した作品であり、実に聴いていて痛快な楽章です。
 Ⅲのラヴェルは、ひたすら「だるい」所がまた面白いです。
 だけど、全曲のメインは、Ⅳ.ルーセルです。
 「ルーセル」とはフランスの作曲家ですけど、
 実はこの楽章のどこにもルーセルの旋律は引用されていません。
 実はバルトークの「舞踏組曲」の主題の一つをパロディー化した楽章なのです。
 しかし、どうして「ルーセル」の名前を使用しているのに、
 バルトークの作品に転化したのはなぜなんでしょうかね・・・??
謎です・・・
 だけどこの曲の「真のパロディー化した曲」とは
 実は、日本の「さくら、さくら」なのです。
 第四楽章の至る所に
 この「さくら、さくら」がしつこいくらいに引用され
 西洋風なつくりなのに、日本の曲が乱入しているという
 大変ユニークな作品なのです。

 ちなみに深井史郎のこの作品は、ナクソスレーベルからCD化されていますので
 興味がある方は是非聴いて欲しいと思います。
 (山岡重信指揮/読響の演奏も中々の演奏です・・)

 さてさて、秋田南高校は、こうしたユニークな作品を実に生き生きと知的に聴かせてくれました。
 「さくら、さくら」の引用も中々功を奏しています。
 原曲は、ピアノが大活躍をしていますが、
 天野氏の吹奏楽アレンジ版では、
 ピアノの代わりに、シロフォーン・マリンバ・ヴィヴラフォーンの鍵盤打楽器をかなり効果的に
 使用し、
 部分的にはなぜか「チャイニース風」な響きも出しています。
 原曲には無い「ドラ」を使用しているのも、中々ユニークなところです。
 
 全体的には、秋田南の演奏は堅実なのですけど、
 何か妙に明るい感じもあったりします。
 「明るい」というよりは「屈折した明るさ」なのかな・・・
 何か素直になれない明るさというのか、開き直った明るさというのか
 そんなものも何か感じ取ってしまいます。
 このヘンな明るさは、やはり原曲のヘンなところにも由来するものなのかも
 しれませんよね。
 1976年に秋田南は、ストラヴィンスキーの「ペトルーシュカ」を自由曲に取り上げていましたけど
 この時も何か「妙に屈折した明るさ」を感じたものでした。
 秋田南は、当時は、矢代秋雄・三善晃といった法人作品に果敢に挑戦し
 見事な演奏を後世に残してくれましたが、
 そうした際は、どちらかというと「暗い陰鬱な表情」を見せてくれました。
 この「パロディー的四楽章」とか「ペトルーシュカ」は、「屈折した明るさ」を
 何か感じるのです。

 何かその辺の使い分けは、当時の秋田南の上手さでもありますね。
〇日本大学山形高校

 B/交響曲第三番終楽章(サン=サーンス)

 この年の東北大会・高校の部は、結果的に
 金賞5 銅賞3 残りは全て銀賞という結果で、個人的にはこれだけハイレヴェルな演奏が
 続出したのですから、金賞は7チーム程度でも良かったような気もします。
 自分の個人的採点では、
 金賞は、花輪・仙台第一・仁賀保・秋田南・山形南・仙台
 代表は、花輪・仁賀保・仙台第一
 でしたけど、
 花輪高校のスカ金は本当に惜しまれます・・・
 ホント、まじであの演奏は普門館での全国大会で是非5000人の聴衆に聴いて欲しかったです。

 銅賞は3チームでしたけど、
 前年度の大会では銅賞はゼロでしたので、レヴェルが下がったというよりは
 少しだけ審査基準が厳格になったのかもしれません。

 日大山形は、前年度は、リードの第二組曲~Ⅳ.パソ・ドブレを大変楽しく生き生きと聴かせてくれましたが
 この年は、残念ながら「音楽を楽しむ」までには至らなかったようです・・・
 課題曲は、非常にリズムが甘く、鋭角的な響きが表現出来ていませんでした。
 自由曲のサン=サーンスも、仕上がりが、よく言えばおおらか
 悪く言うと雑で、
 一見鳴っているようで実はサウンドが全然整理整頓出来ていないので
 非常に音のブレンドが悪く
 印象が悪いものになってしまいました・・・

 ま、この前の演奏が、仁賀保高校で、その透明感とスピード感溢れる演奏に魅了された後に
 こうした雑な演奏を聴いてしまうと
 どうしても印象は悪くなってしまうのですよね・・・

 その意味では少し気の毒な感じもしました。


〇青森山田高校

 B/組曲「劇的風景」(マスネー)

 この年の東北大会の高校の部は、課題曲はDのマーチが1団体 Aが1団体
 あと残り全ては、あの難解な課題曲B/序奏とアレグロでしたので、
 プログラムの表記上では、青森山田の課題曲はAとなっていましたので、
 「あ、これで少しの間、序奏とアレグロの世界から離脱できる・・」と思っていたら
 演奏が開始されると、Aのオーボエのソロからではなくて
 トランペットの例のソロから始まったので、
 「えーー、今回も課題曲Bじゃん・・」と少しドン引きした記憶がありますので、
 何か妙に印象に残っています。
 音は大変綺麗で清潔感溢れる課題曲でしたけど、やはりリズムの切れがイマイチでしたね・・・
 自由曲は手慣れた感じでした。
 前年度は、B部門でやはりマスネーの「アルザスの風景」~Ⅳ.日曜の夕べを大変好演していましたので
 この年も前年度の延長みたいな感じで、
 演奏が実に自然で、自分たちの音楽をたっぷりと表現していました。
 木管セクションの音のブレンドが大変好ましく、見事に整理整頓・ブレンドしていましたので、
 激しい部分も歌の部分も
 とても綺麗に美しく響いていました。

 ちなみにこのチームは、この年の2年後に、全国大会に初出場しています。


〇湯本高校

 B/交響組曲「寄港地」~Ⅲ.ヴァレンシア

 ここ10年ほど連続して、東北代表として全国大会に進み
 何回か金賞を受賞している素晴らしいチームですが、
 この頃は、まだまだ低迷期だったのですね・・・
 一言でいうと、演奏が全く整理整頓されていなくて、
 メンバー一人人の方向性がてんでバラバラという感じです。
 自分の採点は、文句なしの銅賞かと思っていたら
 何とか銀賞に滑り込んでいましたけど、何か不満を感じました。
 だって、山形南・仙台・秋田・双葉・青森山田の銀賞とこのチームの銀賞では
 同じ「銀賞」でも
 その仕上がり度合・感銘度は全然違うものでしたから・・・

 ま、それも一つのコンクールの功罪か・・・
今回の「ハピネスチャージプリキュア」第12話の
おめでとうメッセージは、「ドキドキ」のキュアハートでした。
これまでのおめでとうメッセージの場合、「あ、何か懐かしい・・・」という感じでしたけど
ハートの場合、つい三か月前までは現役プリキュアでしたので
あまり懐かしいという感じはしませんでしたけど、
現役の「ハピネスチャージ」があまりにもポンコツ揃いのため、
ハートが出てくるだけで何か妙な安心感はありますね・・・(笑)





それにしても今回は、めぐみのアホ全開の回でしたね・・・(笑)
柴田プロデューサーの当初の設定は、
めぐみは「ひたすら頑張って平均点を取るのがやっと」というイメージらしいのですが、
歴代のアホ系のなぎさ・のぞみ・みゆきを超越しそうな頭の悪いプリキュアの
誕生かもしれませんよね・・・
今回のおめでとうメッセージが、歴代でもNo.1クラスの優秀度を誇るキュアハートなだけに、
余計に前任ピンク系との落差を感じさせられてしまいました・・・

ま、ポンコツ系でアホゆえに、その可愛さがたまらない側面はあるのですけどね・・・

それにしても、ゆうゆうは何でもかんでもすぐに食べ物に結びつけてしまうのですね。
ファールで粘るラブリーを評して「本場の水戸納豆みたい」と
表現するのもゆうゆうらしい発想でしたね。
今回、なんでハニーのフォームチェンジが解けなかったかというと、
なるほど、そういう意図があったのかと製作者の心遣い(?)を感じさせる程、
ハニーの応援チアの太ももが眩しかったような気もします・・・(笑)


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それにしてもプリキュア体敵の怪物の戦いが野球対決なんて
何かフレッシュのラブと大輔の喧嘩回を思い出してしまいますね・・・
あの時は、ベリーの意表を突くバントが中々楽しかったです。

次週は、いよいよ物語が更に進展しそうですけど、
ここで気になるのは、ラブリーの未熟さ・・・
柴田プロデューサーが意図する「めぐみの自己評価の低さ」とも関わる問題なのですけど、
今回も含めて意外とめぐみは自分自身を大切にしていないような感じもしなくはありません。
前任ピンク系のマナとめぐみは「人助け大好き・おせっかい焼き」という共通性があるものの、
めぐみの場合、そうした「自分に今一つ自信を持てない」感情の穴埋めとして
人助けをしているようにも見えなくもない点がマナとの大きな違い・・・
マナの場合、自分も愛して他人も愛して確固たる信念を持っておせっかいをしていたのに、
めぐみの場合、その高いレベルには遠く及ばないばかりか、
自分に対して自信が弱いため、
めぐみがしばしば口にする「ハピネス注入」の中に
果たして自分自身が含まれているのかどうかさえも不明という感じもします。
母親の病気と大いなる願いという今後一つのテーマになるべき問題にも、
こうした「めぐみ自身の幸せとは?」という問題も関わってくるのでは?とさえ思ってしまいます。

序盤はひめのポンコツばかり焦点が当たっていましたけど、
めぐみのそうした弱さも今後クローズアップされていくのかな・・・??

歴代プリキュアたちが辿ったように、今後様々な困難な闘いを乗り越えていく過程で、
そしてフォーチュンとの和解との過程の中で、
ラブリー自信が大きな成長を遂げ、自身と確固たる信念を身に付ける中で、
そうした問題も自然と解決されていくのかもしれませんが、
それが一通り終わると、いよいよ「恋愛禁止」の問題が起きてくるのかな・・・??

うーーん、意外とハピネスチャージもハートキャッチと同様に深い物語になるのかも・・・
〇仁賀保高校

 B/交響曲より第四楽章(矢代秋雄)

 確か1983年頃に出版されたエイト社の「吹奏楽と11人の先生」という本の中でも登場していたと
 思いますが、仁賀保高校の当時の指揮者の高野豊昭先生のモットーは
 「スピード感溢れるサウンド」という事だったと記憶していますが、
 まさにスピード感溢れる演奏だったと思います。
 更に素晴らしい事は、スピード感だけではなくて
 全体のサウンドの透明感が本当に見事だったと思います。
 サウンドに一点の濁りも無かったと思います。

 前年度の山形市で開催された第24回大会東北大会で、自分自身は初めてこのチームを聴きましたが
 その際の印象も
 「とにかくサウンドが透明で清涼感が漲っている!!」でした。
 1981年の自由曲は、プロコフィエフの「スキタイ組曲」というかなり荒々しい曲なのですけど、
 そうした荒ぶる要素とか不協和音みたいな要素はそれ程感じず
 むしろ「とにかく音が綺麗で、華々しく鳴っているのだけど全然やかましいという感じがしない」という
 印象がありました。
 この時は銀賞にとどまったのですが
 自分の印象としては、磐城・花輪・弘前南・大曲の金賞受賞チームに勝るとも劣らない感じが
 ありました。

 そして1982年の東北大会では、
 邦人音楽に果敢に挑戦し、
 矢代秋雄の「交響曲」という難曲中の難曲をほぼ完璧に仕上げていました。
 この不協和音のてんこ盛りで変拍子が全体を支配する難しい曲を
 聴いていて「難しい!」と全く感じさせない自然なドライヴだったと思います。
 何が素晴らしいかというと
 やはり「透明なサウンド」ですね・・
 不協和音でも全然「痛さ」が感じられない程、音だけで全てを解決できる吹奏楽団なんてそうそうないと
 思います。
 アレグロに入ってからも、一点の濁りも迷いもなく
 突き進んでいたと思います。
 そして何よりもその「スピード感」は素晴らしい!!
演奏が終始緊迫感に溢れていたのも
 勿論、前半の静かな部分との対比が効果的であった事もあるのですけど、
 後半の「切れのあるスピード感」が大きな要因になっていたと思います。

 この矢代秋雄の「交響曲」は、実はこの時初めて聴いたのですが
 (あ、厳密にいうと、前年度の東北大会で黒沢尻北高校の演奏も聴いてはいましたが
  この時は全然印象にも記憶にも残っていません・・)
 この仁賀保高校の演奏がきっかけとなって
 矢代秋雄の「交響曲」にはまり込む事になったと思います。
 とにかくこの演奏があまりにも見事であった為、
 当時高校二年生の自分に確実に「何か」を伝えた演奏だったのだと思います。

 細かい話ですが、
 後半のアレグロに入る直前に
 コンサートチャイムが鳴る個所があるのですけど、
 そのチャイムの響きが実に素晴らしく
 原曲のオケの演奏でも、その後何度か聴いた吹奏楽コンクールの演奏でも
 この仁賀保高校の寂寥感を伴ったチャイムの響きを再現できた演奏チームは
 今の所聴いたことがありません・・・
 ラストの金管楽器のコラールもホント、胸にしみましたね・・・
 後日この交響曲は「循環主題」という形式を用いたシンフォニーと知り
 第一楽章のテーマが第三楽章ラストや第四楽章の最後で高らかに再現されるのですけど
 当時、そうした事を全然知らなくても
 「何だかラストは胸に響いたな・・・何という清潔な響き・・」と感じたものでした。

 この年の東北大会で、仁賀保高校は全国大会代表に選ばれ
 普門館の全国大会でも演奏しています。
 勿論、全国大会でも素晴らしい演奏を披露し、全国大会初出場ながら金賞を受賞しています。
 だけど、全国大会は、出演順が早かったせいもあると思いますし
 初出場の緊張感もあったと思いますが
 課題曲B/序奏とアレグロの冒頭のトランペットがまさかのミスがあったり
 惜しいリードミスがあったり
 ピッコロとファゴットのデュエットでファゴットがしくじったりと
 色々と勿体ない部分は相当ありました・・
 だけどこれらのミスを帳消しにしても有り余る「スピード感と透明感」は全国大会でも健在で
 全国大会でも金賞に輝いていました。

 この全国の演奏をレコードで聴いたとき
 「えーー、東北大会の時の方が全然良かった・・・」と感じたものですが
 ま、音楽は生き物であり、
 ライヴ演奏に「予想外の事態」は付き物ですので、
 それは仕方ないと思います。
 全国大会での演奏は、勿論自由曲もよかったのですけど
 課題曲Bの「快速感」は素晴らしかったです。
 個人的には全部門を通じて最高の課題曲Bだったと思います。

 またまた余談ですが
 仁賀保の全国大会の出演順は5番目だったのですけど、
 プログラム6番が長野県の屋代高校で
 このチームもやはり全国は初出場で
 自由曲は松村禎三の「交響曲」第三楽章でした・・・
 偶然とはいえ、矢代秋雄に松村禎三の交響曲が2団体連続で、演奏されたことは
 コンクール史上、後にも先にも無い事だと思います。
 屋代高校は、結果的に銅賞だったのですけど、
 松村禎三の世界を見事に吹奏楽でも再現し、私個人の感想では大変満足感の強い素晴らしい演奏
 だったと思います。
 とにかく1982年という時代において
 矢代秋雄と松村禎三の交響曲に果敢に挑戦していた二つの初出場の学校があったというのは
 今にして思うと、すごい事だと思います。

 この仁賀保高校の東北大会での演奏から既に32年経過しているのですが、
 この演奏は自分にとっては「永遠不滅」の演奏です。
 指揮者の高野先生や当時のメンバーの皆様に
 時代を超えて敬意を表したいと思います。

 本当にありがとうございました。
 
4/22はお休みでしたけど、
何か妙にお寿司が食べたくなり、
すごーく久しぶりな気もしましたが「かっぱ寿司」に行ってきました。
価格は、当然ながら一皿105円から108円に上がっています。

以前の印象と異なる点は、
以前は流れてくるお寿司の数が多かったような気がしますが、
今回は、もちろん平日の午後2時過ぎというせいもあるのですけど、
ほとんどネタが流れてきません。
というのも、周りのお客さんを観察してみると、
ほとんどの人は、タッチパネル方式で自分が食べたいものをオーダーしているので
店としてもそれほど流す必要がないのでしょうね。

以前の印象としては、
タッチパネルでオーダーしたものは、回転レーンに乗ってこちらまでたどり着くという感じでしたけど
最近の方式は、
何か新幹線みたいな直線レールの上を、オーダー専門用にダイレクトに
届けられるというものなのですね。

何だか回転寿司一つとっても
何か時代にすっかり取り残されたような感覚もありました。
だけどすごく注文しやすいし
以前のようにネタやシャリが回転中に乾燥するという事もほとんど無く
大変好ましく感じました。

ネタも意外と美味しいというか、
以前の冷凍し解凍したての状態の「鮮度の無さ」という感じはあまりなく
その点は大分改善されているような印象がありました。
種類も大分バラエティーに富んでいますね。
たとえば「サーモン」一つとっても

〇サーモン

〇サーモン(トッピングなし)

〇焼きサーモン

〇とろサーモン

〇漬けサーモン

〇とろサーモン炙り

〇とろサーモンペッパー炙り

〇サーモンマヨ炙り

〇サーモンカルパッチョ

〇サーモンアボガド

と随分あるものですね。

何か全体的な印象としては、メニューは以前の「まぐろ」中心から
「サーモン」中心になっているような気がしました。
反面、まぐろ関係はそれほど種類がなかったような気もします。

以前と変わったのは、
巻物・軍艦に加えて、「ロール」というジャンルが増えたと思います。
この「ロール」は正直日本の寿司というよりは
アメリカのジャンクフードという感じもし、ボリューム感はかなりあったと思います。

個人的には、
サーモンカルパッチョととろサーモンが美味しかったです。

以前というか、20代~20代前半の頃は
回転寿司は、15皿くらい平気で食べられたのですけど
年のせいなのですかね・・・
今回は9皿食べて「おなか一杯」という感じです。

こういう所にも「老化現象」はあるのかも・・・・??
「ハピネスチャージプリキュア」のバンダイ食玩フィギュアがやっと全員揃いました。

ラブリーとプリンセスは簡単に手に入ったものの
つい最近登場したばかりのハニーが中々見つからず
イトーヨーカドーとイオンでは
なぜかハニーだけ売り切れていて
ようやくヤオコーで買う事が出来ました。






気のせいかもしれませんが
今回出たシリーズでは、この「キュアプリンセス」の出来が一番良いような気もします。
ツィンテールの髪型を食玩で再現するのは中々難しいものがあるのですけど、
プリンセスの場合、その難しさを見事にクリアし、
なおかつ可愛らしさも十分表現出来ているようにも感じました。

これは中々良い出来だと思います。


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「キュアハニー」も中々良い仕上がりだと思います。

前回の放映でも、健康的なあの太ももが結構強調されていたような気もしますけど
(チアガールを意識した変身アイテムのせいもあるのかな・・・?)
この食玩でも、そうしたハニーの健康的な感じがよくイメージされた仕上がりだと
思います。

でも歴代プリキュアで、これ程までに「食」にこだわったプリキュアっていましたっけ・・・??


CIMG6725_convert_20140422200237.jpg


やっと、ラブリー・プリンセス・ハニーの三体が勢揃いしました。

でもやっぱり自分は、「キュアラブリー」一押しなんですよね・・・
前回の放映でもクローズアップされていましたけど、
「可愛いけど頭がものすごーーく悪い」というのは、
何か歴代のみゆき・のぞみを彷彿させるものがあり、
そこがたまらないのですよね・・・

今回で三人の食玩が出揃ったのはいいのですけど、
やはりここでも「キュアフォーチュン」は一人のけ者状態・・・
うーーーん、フォーチュンは第一話冒頭から登場しているし、
既に二回もサイアークを浄化しているのに、
オールスター映画でもシカトされ、
食玩の世界でも無視され、
何か少し可哀想・・・・

早く仲間として加わってほしいと思うのですけど
フォーチュンが正式に加わるのは、
早くて5月あたりなのかな・・・
もしかして前期EDが終わる7月まで引っ張られるのかな・・・・
前回の記事にて、
4/20にある中古おもちゃ店にて
一個100円で「フレッシュプリキュア」のベリーと食玩を買ったと書きましたが、
厳密に書くと、この他にもう二つほど同じく一個100円で購入しているものがあります。

何かというと、一つ目は、二代目プリキュアである
「ふたりはプリキュア スプラッシュスター」(通称、SS)の
「キュアブルーム」の食玩フィギュアです。





いや、これはかなり「レア」だと思います。
SSは既に8年前のプリキュアであり、
このバンダイの食玩フィギュアが未開封状態で残っていたこと自体
かなり珍しいと思います。
やはり中には、ラムネ菓子が入っていると思うのですけど
この賞味期限は2007年2月と表示されていますから、
開封するのもなんか怖いですね・・・(笑)

ヤフオクでよくプリキュアシリーズの食玩フィギュアが出ていますけど、
このブルームが出ること自体珍しいですよね。
プリキュア5の場合、5人1セットで購入しようと思うと、
5000円~7000円程度は覚悟しないといけないようですけどね。
それだけに一個100円は、かなりお買い得だったようにも思います。



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ブルームの箱の裏側ですけど、
当時は、変身前と変身後の食玩が発売されていたのですね。
日向咲は、まあいいとして(笑)
美翔舞は、是非欲しい気がしますね。

というのも、実はこの中古おもちゃ屋では
この日、掘り出し物が色々と店頭に並んでいて、
自分は、取り急ぎベリー・パイン・ブルームはカゴに入れることが出来たのですが、
何かマニアっぽい人が、
ブラック・ホワイト・シャイニールミナス・アクア・ミント・美墨なぎさを次々と無造作にカゴに入れていて、
何かその勢いに圧倒されていたら、
自分も狙っていた「美翔舞」まで持っていかれてしまいました・・・

うーーーん、これは残念!!
変身前の舞は、かなりレアですからね・・・

でもその方も、ブルーム・パインは欲しそうな感じで
こちらを恨めしそうに見ていましたから、
ま、お互い様ですね・・・・(笑)



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二つ目なのですけど、
2009年に「フレッシュプリキュア」が開始された頃に
初めてプリキュアオールスター映画の記念すべき第一作が上映されていたのですけど
その時期に出た「缶トランク」です。

ま、おそらく中にお菓子が入っていたと思うのですが、
さすがにこちらはお菓子は入っていませんでした・・・

この映画が上映された頃は、
まだパッションがイース様として君臨されていた時期でもありましたので、
3人しか登場していません。



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この裏面は、フレッシュの3人以外の歴代プリキュアなのですけど、
この当時は、
ブラック・ホワイト・シャイニールミナス・ブルーム・イーグレット・ドリーム・ルージュ・
レモネード・ミント・アクア・ミルキーローズの
11人しかいません。
最近公開された「プリキュアオールスター」に登場するプリキュアは
36人+エコーのかなりの大所帯ですので
ま、ホント、随分と増えたものですね・・・


いやいや、4/20の日曜は
相変わらず仕事だったのですけど、
朝から「クレーム処理」の依頼が舞い込み、
かれこれ2時間近く小言を言われ続けていました。

浴室暖房器具の取り付け設置工事について、
ま、おそらくは顧客と営業担当との間で
この位置に取り付ける等の打ち合わせが不十分だったのだと思われますが、
顧客の事前のイメージとこちらが手配した電機工事店の認識にズレがあったようで
結果的に取り付け位置を変更したものの
前の位置でのアンカーボルトの穴の補修をどうするかで
揉めてしまい
結果的にCS担当の自分に事態収拾の損な役割が廻ってきた感じです・・・

ま、最終的には
壁穴埋め補修の費用を顧客に負担して頂く代わりに
ついでにトイレの壁の亀裂のコーキング補修をサービスするという事で
無事に収まりました・・・

ま、この程度はクレームでも何でもないのだし、
最初の打合せをきちっとすれば防止できる問題なのですけどね・・・

でもこの種のクレーム処理は、相手の話にとことん耳を傾ける必要があるので
その意味ではストレスは溜まりますけどね・・・

これが終わったら
何か少し疲れてしまったので、
気分転換と思い、近くの中古おもちゃ店に寄ってみたら
懐かしいものが目に入ってきました。

何かというと、現在放映中の
「ハピネスチャージプリキュア」から5代前の
「フレッシュプリキュア」の食玩フィギュアが、
未開封の状態で、一箱100円で売られていました。
このシリーズは、パッションとピーチは既に持っていたので
ベリーとパインを思わず買ってしまいました。

ま、これでも合計200円+消費税で済みましたけど
この二つをヤフオクでゲットしようと思ったら1000円以上はすると思います。
だからお買い得ではありましたけどね・・・
食玩だから、中にラムネ菓子が入っていますけど、
賞味期限は2010年3月と箱に表示されていましたが、どうなっているのかな・・・??

何か箱が可愛いから、当面開封しないでおこうと思っていますけど・・・





「キュアベリー」ですけど、
「ハピネスチャージ」の中では
「10周年おめでとうメッセージ」にはまだ登場していませんね。

その際は、
ベリーらしい、「私、完璧!!」の決め台詞は是非言って欲しいものですね。

現役の「ハピネスチャージ」に慣れてしまうと
ベリーなんかは、相当大人っぽい感じはしますよね。
ま、2009年の放映当時も
「中学2年には見えない・・・」
「発育が良すぎ・・・」
「何かOLさんみたい・・・」とか色々言われていましたけど、
今となっては楽しい思い出ですね。



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こちらは「キュアパイン」ですけど、
こちらは「10周年おめでとうメッセージ」には既に登場しています。

元祖「癒し系」のプリキュアなのかな・・・

「癒し系」というと、安らぎのプリキュアでもある「キュアミント」がいましたけど、
ミントは、腐女子系みたいな感じもしなくはないし、
優しい笑顔の裏でどことなく「悪意」を感じる面もあり、
見方によってはかなりユニークなプリキュアでしたね・・・

パインの天然ボケ、ほわーーんとした感じは、
まさにその後の「黄色系プリキュア」の先駆けとなった感じもしますし、
パインのあだなの「ブッキー」に由来すると思われますが、
パインの魅力に取りつかれたファンの人達を「ブッ教徒」と呼ぶのも
何となくわかるような気もしますね・・・(笑)
我ながら「またか・・」と言う感じなのですけど
再度「カルミナ=プラーナ」について少々・・・

この曲は、バレエとしてもたまに上演される事もあるみたいですが、
何となく曲のイメージと舞踏が合っているような気もしますので、
一度機会があればぜひ見たいと思います。
残念ながらバレエとしての「カルミナ=プラーナ」は見たことがないもので・・・
確か以前年末の「東急ジルヴェスターコンサート」にて
確かバレエと融合した「カルミナ=プラーナ」が演奏されていたのをテレビでちらっと見た事が
ありますが、何となく面白い感じはありました。

BISというレーベルから
この曲の「ピアノ+打楽器+合唱版」という管弦楽を抜かしたアレンジ版が出ているのですけど
管弦楽を外すと、打楽器セクションがむき出し状態となり
ものすごーく生々しい演奏になってしまうという事がわかりました。
管弦楽の役割をピアノが担っているのですけど
ピアノは「鍵盤楽器」でもあるので、
打楽器とピアノだけでは、
妙に迫力と荒々しい感じは伝わってくるのですけど
何かすごーーく抵抗感があり、
このCDはすぐに売却してしまいました・・・
確かこれは現在では廃盤扱いとなっていて入手困難になっていると思いますので
何か勿体ない事をしたような気もします・・・

前々回も書いたのですが、
この曲は、吹奏楽コンクールの自由曲として完全に定着化していて
多くの名演が生まれています。
ま、もっとも吹奏楽コンクールでの演奏の場合、
合唱は入りませんので、
気分としては、カラオケの伴奏を聴いているような違和感も確かに感じることがありますね。
名演もある一方で
色々と珍演もあったりします・・・
確か2000年の東京文化会館で開催された職場・一般の部の全国大会で
東北代表のJR東日本が、この曲を取り上げていたのですけど、
確か曲の途中で、打楽器セクションが
グラスを片手にメンバー同士がグラスをチンとする乾杯をやり始め
驚いた記憶があります・・・
ま、確かに第二部は「居酒屋にて」ですので、
その意図するところはわかるような気もしますけど、
演奏があまりにもお粗末でしたので、そうした演出はなんか苦笑いするしかありませんでしたけどね・・・
というか、このチームの課題曲がかなりひどい出来で
何か妙に眠くなってしまい、
自由曲の頃には、確か半分意識が吹っ飛んでいましたので、
今にして思うと
「あれ、本当にそんな演出したのかな・・・」と思うくらい記憶にないのですけど
実際はどうだったのかな・・・??

プロのオケの演奏は、
以前書いた通り、1997年3月15日のレナルト指揮/都響の演奏が断然素晴らしかったと
思います。
音楽を聴いていて、あんなに自分自身がノリノリというか
幸福感に包まれていたといたというのは、比較的珍しい方だと思いますので
相当素晴らしい演奏だったのだと思います。
特に第23曲のカスタネット奏者のお姉さんが
ノリノリに体を大きく揺らしながら
生き生きとリズムを刻んでいましたけど、その光景がなんか今でも脳裏をよぎることがあります・・・
このカスタネットのお姉さんは、
その翌年の、やはりレナルト指揮=都響のマーラー/復活でも
打楽器奏者として出ていましたし、
その後、N響の演奏会でも
ラヴェル/スペイン狂詩曲でシロフォーンとして、
武満徹/ファミリーツリーでヴィヴラフォーンを担当されていましたけど、
あの方は、フリー奏者というか、エキストラみたいな感じだったのでしょうね・・・

確か1999年か2000年のどっちかだと思いますが
東京文化会館で、東京シティーフィルとアマチュアの合唱団がコラボした「カルミナ=プラーナ」の
演奏会があり、チケットが安かったので聴きにいったのですが、
まー、あれはひどかったですね・・・
一番ひどいのは、合唱があまりにも貧弱で、冒頭から全然パワー不足で
冒頭から頭を抱え込んだものでした・・・
しかもこの演奏で、
妙な演出があり、
各曲の始まる前に、日本語で
「バブルが何なんだ・・」とか
「男と女の恋愛観とは・・・」みたいな
余計なセリフが追加され、
何かものすごーく違和感を感じたものでした・・・
しかも、前述の都響のカスタネットのお姉さんが華麗に決めた第22曲では、
指揮者と意図と合唱・オケの意図が全く噛み合わず
リズムが崩壊し、あわや演奏が停止寸前のところまでいきかけたおまけまで
付いてしまいましたけどね・・
いや、でもあの演奏ひどかつたな・・・

だけどこの5年後に聴いたオペラシティーでの東京シティフィルの定期は
指揮者、矢崎彦太郎さんのナイスリードもあり、
素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
やはり指揮者によって全然違うものですね・・・
4/13に放映されたN響の「カルミナ=プラーナ」ですけど、
自分は聴いていなかったのですが、
同じくオルフ作曲の「カトゥリ・カルミナ」も放映されていたのですね。
この曲も「カルミナ=プラーナ」同様に、管弦楽団・合唱団に加えて、複数のピアノ・打楽器が大活躍
する曲なのですけど、
このコーラスの歌詞が非常にある意味「ヤバイ・・」と感じます。
だって、放送禁止用語には確実に触れそうな歌詞が色々と出てきて、
「おっぱい」だの「おちんちん」だの「ちんぽが激しく飛び跳ねる」といったワードが至る所に出てきます。
通常合唱を伴う作品というのは、
舞台袖とかテレビの画面上に歌詞の字幕が出るのですけど、
これは一体どうしたのかな・・・?
コーラスのお姉さん達も、当然歌詞の意味を分かって
歌っているのかな・・・・??

「カルミナ=プラーナ」の方も「カトゥリ・カルミナ」ほど過激ではありませんけど、
歌詞を日本語にしてみると
結構きわどい部分もあったりします。
よくよく日本語歌詞を眺めていると
見方によってはかなりエッチみたいな表現もあったりもします・・・

導入部分はかなり有名な部分で、この曲を知らなくても
ほとんどの方は、テレビCMとかバラエティー番組で一度は耳にされていると思います。
そのくらい「あ、この曲どこかで聴いたことがある」といった認知度は高いと
思われます。
この出だしと次の曲が導入部

そして、

第一部 春に

第二部 酒場にて

第三部 愛のささやき

最後に冒頭部分が再現され、華麗に曲は閉じられます。

特に第三部 愛のささやきで結構きわどい歌詞が出てきますけど
第一部でも結構やばい歌詞も出てきたりもします。
第二部はあまりエッチな要素は少ないのてすけど
全体的には酔っぱらいの戯言みたいな感じもします。

一例をあげると・・・

第一部 第9曲 輪舞

ここで輪を作って踊っているのはすべて乙女たち。
でもこの夏中男がいらないだなんて、なんとしたこと?
さあ、こっちに来て、私の貴方。貴方を待ってるのよ。
おいで、おいで、僕の恋人よ、赤い唇をした可愛い娘、
来て、僕を元気にしておくれ!

この夏中男がいらないだなんてこと、あるわけがない!
甘いバラ色の唇よ・・


第三部 第19曲 もしも若い男が若い娘と一緒の部屋にいたら・・

もしも若い男とと若い娘が一緒に小部屋に居たならば、
それはもう繁栄ある結びつき。
愛が生まれてくる、等しく分け合う愛が。
倦怠は遠ざかり、口憚る遊戯をする。
体で、腕で、唇で。


第三部 第22曲 歓びの季節がやってきた

歓びの季節がやってきた
おお、処女たちよ、さあ楽しむのだ!
おお、若者たちよ、体中が花と咲くようだ。
今や処女恋しさに身も心も燃え上がる。
新しい恋だ、私が死ぬほど参っているのは・・・

私が元気になるのは、恋の約束をするとき
私がしおれるのは、断らなければいけない時

寒い季節は男心も忍耐するが
春の息吹を感じれば、浮気心も目を覚ます。
私だけが遊び相手の
私の処女の絆
私の心を押しとめるのは
私のうぶな心。

おいで処女よ。
歓びの声と共に、
おいで、おいで、美しい女よ。
私はもう死にそうだ・・・
おおーーー!!


うーーーん、
やはり歌詞的には少しやばいかな・・・(笑)
ホント、20世紀のクラシック音楽の名曲とは思えない歌詞ですけど、
曲全体としては
「生きる生命感」というのか「躍動感」というのか
「人間の本性」が
むき出しに生き生きと描かれていて
なんか聴くだけでパワーが湧いてくる曲だと思います。

4/13(日)、この時はまだ家のPCが修理中で
仕事から帰宅すると何か手持ちぶたさでしたので、何気なくテレビのチャンネルを回していますと
Eテレでまさに、オルフの世俗カンタータ「カルミナ=ブラーナ」が始まる寸前でしたので
思わず見てしまいました。

いやー、「カルミナ=プラーナ」は何度聴いても
ホント素晴らしい曲ですよね。
このブログでも既に何回かこの曲は取り上げていますけど、
N響の演奏に触発されて、
改めて取り上げてしまいました。

以前書いたと思いますが、
日本の年末はベートーヴェンの第九ばかり演奏されていますけど、
第九が今一つ苦手で、
年末年始は何か祝祭的な気分を求める自分にとっては
オルフの世俗カンタータ「カルミナ=プラーナ」の方がしっくりきます。

第九は、通常のオケの編成に4人のソリストに混成四部合唱が加わり
打楽器もティンパニー以外に、大太鼓・シンバル・トライアングルも加わり
作曲当時としては異例の大編成となっています。
「カルミナ=プラーナ」は、20世紀に作曲された曲なのですけど、
「難解」という印象は皆無ですし、
不協和音・難しい表現は全く無く実にわかり易い曲です。
第九もかなり大規模な編成なのですけど、
こちらは、
拡大編成の管弦楽団に加えて、
ソプラノ・カウンターテナー・バリトンの3人のソロに、混成四部合唱、児童合唱が加わり
全編を通じて2台のピアノがいい活躍を見せてくれます。
(カウンターテナーの人は、1時間近い演奏時間で歌う個所は、前半の一曲だけで、
 4分程度の自分の出番が終わったら、最後までお休みですので
 何かヒマそうで少し気の毒な感じもします・・・)
また、打楽器も、シロフォーン・2台のグロッケン・コンサートチャイム・鐘といった鍵盤楽器
カスタネット・タンバリン・ドラなどが登場し
色彩感に華を添えてくれます。
(第22曲に登場するカスタネットのカタカタと鳴るリズム感が大好きです・・・)

この「カルミナ=プラーナ」という曲を知るきっかけは
例によってやはり「吹奏楽コンクール」でした。
吹奏楽に詳しい方ですと、
「ああ、1990年の近畿大学の演奏ね・・」と言うかもしれませんが、
実は「カルミナ=プラーナ」の吹奏楽コンクールでの全国大会初演は、1984年の長岡吹奏楽団で
私は、この演奏を耳にして初めてこの曲を知りました。
吹奏楽コンクールでは「カルミナ=プラーナ」はすっかりとレパートリーとして定着化していますけど、
それを定着化させるきっかけを作ったのが1990年の近畿大学ですので、
その意味では近大の貢献度は相当なものがあると思います。
1984年の長岡吹奏楽団の演奏は、
音色が柔らかすぎるというのか、もやーーッとした演奏で
あまり感銘度が高くないせいか、当時はほとんど話題にもなりませんでしたが、
今にして思うと「パイオニア」でしたね・・・

この曲を初めてCDで聴いたのは
確かプレヴィン指揮のロンドン交響楽団だったと思います。
この曲は色々な名盤・名演があると思いますが、
個人的には、
①スラットキン指揮/セントルイス交響楽団
②プロムシュテット指揮/サンフランシスコ交響楽団がお気に入りです。

この曲を生で初めて聴いたのは
1996年12月のコミッショナー指揮/都響でした。
だけどこの際は特に感銘も無く、不満に感じたものでしたが
その3か月後に同じく都響だったのですけど、指揮者が当時新星日本交響楽団の首席指揮者だった
オンドレイ=レナルトで、
この時は、演奏会場が新宿文化センターという音響が最悪だったにも関わらず
大変素晴らしく感銘度の高い演奏を聴かせてくれ、
結果的にこの演奏が、
「カルミナ=プラーナ」に完璧にはまるきっかけとなったのでした・・・

(②に続く・・・・)
例年ですと、「プリキュアシリーズ」の食玩フィギュア第一弾は3月中旬頃に発売されると
思っていたのですけど、
今年は一向に発売される気配がなく
出来れば消費税増税前に発売して欲しいなと思っていたものの
4月の半ばになって、やっと発売されました。
今のところ、イトーヨーカドーとイオン以外では見かけないですね・・・

取り急ぎ、自分の今年の一押しというかご贔屓プリキュアの「ラブリー」を買ってみました。





今回は、ラブリーの他に、
プリンセス、そして最近登場したキュアハニーの計3体が発売されています。
なんとなくなのですけど、個人的にはプリンセスの出来が一番良いようにも感じられます。
もちろん、ラブリーも可愛く仕上げられていて、その点は大変満足しているのですけど、
何かどことなく「アホ」っぽいようにも感じられるのは
気のせいでしょうか・・・(笑)

そう言えば、次回の話は、
なんと、ラブリーというか、めぐみの成績は学年最下位という事が判明しそうなのですけど、
アホっぽい感じに見えるのは、
そういう理由のせいなのかな・・・??
歴代プリキュアでも、
のぞみのように数学のテストで17点とか、なぎさ・咲・響・みゆきのようにアホ系ピンクは
随分といたものですけど、
ここまでひどいのは、もしかしてめぐみが初めてなのかな・・・??

うーーーん、まさかキュアドリームを上回る「アホプリキュア」がプリキュア10周年の年に
現れるとは、
さすがプリキュアシリーズは奥が深いというか、予想がつきにくい・・・
ま、前作のピンク系の某生徒会長さんがあまりにも優秀すぎたため
その落差には、すさまじいものがありますね・・・(笑)

今年の「ハピネスチャージ」は、
なんかポンコツ系のラブリーとプリンセスの二人に
少しヘンなハニーが加わり、
この三人と
キュアフォーチュンの間には、なんか凄まじいくらいの「見えない壁」ができそうですね・・・
フォーチュンは、疫病神のごとくプリンセスを忌み嫌っているし
プリンセスはプリンセスで、フォーチュンが苦手のようだし・・・
メンバー間の確執とかそれを乗り越えていくさまが今後の一つの大きな方向性として提示されるの
でしょうけど、
そうした試みは非常に面白いし、
10周年という事で、随分と思い切った試みをしているものだと、なんか妙に感心も
したりもします。

自分は、歴代プリキュアというと
比較的正攻法というか、ピンク系が大好きで、
特にドリーム・メロディ・ハッピー・ラブリーが大好きなのですけど、
うちの奥様に言わせると、
この4人のピンク系は、「バカピンク」とか「アホの子」という事で
あまりお気に召していないようです・・・
ブルー系も
プリンセスは「へたれ」、マリンは「うざいジコチュー」、ダイヤモンドは「優秀すぎて癇に障る」という事で
中々自分とは好みが合いません・・・

彼女に言わせると
プリキュアは、ミルキーローズ・パッション・サンシャイン・ムーンライト・ビートみたいな
「追加戦士」の方に魅力を感じるとのことで
特に一番のお気に入りはミルキーローズのようです・・・・

自分は、プリキュアは基本的には全員好きなのだけど、
唯一苦手なのが、ミルキーローズとムーンライトだから
やはり好みは人によって違ってくるものですね・・・

ま、その違いが「個性」とか「感覚の相違」という事なのでしょうけど、
それはそれで面白いです。
本日やっとパソコンが修理から戻ってきましたので
10振りくらいだと思いますが
通常ブログとして再開したいと思います。

この間に、うちの奥様が
またまたしょーもないもの(?)のプレゼント賞品を当選させてくれました。





何かというと、
日清の「カップヌードル」のキャンペーンだと思いますが、
チャイコフスキー作曲のバレエ音楽「くるみ割り人形」~「花のワルツ」を踊る
ロボットです。
要は、お湯を入れて3分間待つ間に、このロボットの軽妙な(?)トークと優雅な(?)ダンスを
楽しんで欲しいというものらしいです・・・


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箱から開封して乾電池を入れると完成なのですが、
見た目は「カップヌードル」そのものです・・・

そして、スイッチを押すと・・・




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手足と頭がカップヌードルの中から生えてきて、
何かいかにも「ロボット」のように見えます・・・

この「ロボタイマー」の素晴らしいところは、
一応喋るところです。
時々何かしょーもないオヤジギャグらしきものも言ったりもしますが、
3分間待つ間、終始喋りっ放しという感じもします・・

だけどもその喋り方がいかにもロボットらしい口調だから
その辺のギャップも楽しいです。

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2分経過するあたりからやっと「花のワルツ」が流れてきて
軽くダンスをしたりします。
あ、一応お断りしておきますが、
このロボタイマー、普通の場所に置いても動きは極めて悪いです。
付属品として入っている、円形のプラスチックのレールの上に設置しないと
あまり上手に動きません。

その動きも優雅とは言いませんが、何か妙にユーモラスで見ていても楽しいです。


何か、あっという間に3分が経過してしまいそうです。
今回のPC故障に際して、数多くの皆様より
心配コメントと励ましコメントを頂きました。
この場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。
ありがとうございました。

前回の記事では
「修理から戻ってくるのは4/21前後」と記したのですが、
NECより連絡が入り
一応4/17に修理が完了し、販売店に戻ってくるとのことです。
当初の連絡では
「現在混んでいるから、最低でも一週間から10日ほど掛かる」とか言っていたのに
随分とアバウトでしたね・・・(笑)
でも、予想以上に早く戻ってきそうなので一安心という感じです。
ま、修理代は痛すぎる出費ですけどね・・・

マイクロソフト・デジカメ・ウィルス駆除・プリンター・住所録等のソフトを再度インストールしたり
メール・ネットの再設定をしたり、
色々と面倒なことがありそうだから、
自分のブログの方は
4/17~18辺りでボチボチと再開したいと思っています。

その際には、何卒改めて宜しくお願いいたします。

高い・・・!!

PCが原因不明でおかしくなり一週間が経過し、
昨日、修理依頼先から連絡があり、
「ハードディスクを交換する必要がある」との事で
修理費用がなんと5万・・・

うーーーん、これは痛すぎる・・・

5万もかかるのならば新しいのを買ったほうがマシと考え、
ビックカメラ・ヤマダ電機・ケーズなどを見てきたのですが、
例の「XP」関連のせいで、どこに行っても品薄状態・・・
在庫があまり無いし、あってもどれも高い・・・
台湾などの安い海外メーカーのものが3万8千で店頭に置いてあったものの
よくよく見てみると、ワード・エクセル等の基本性能のソフトが元々付いていないし、
やはり保証・アフターを考えると二の足を踏んでしまう・・・

そのため仕方なく、その5万での補修をNECに依頼しました・・・

しかも修理が終わるのに更に一週間以上、最悪10日も掛かるというから
ま、ホント、困ったものですよね・・・
PCが壊れて5日間が経過しましたけど、
仕事から家に戻ってPCが無いと、何か手持ちぶたさなんですよね・・・(笑)
考えてみると、普段は家に戻ると
テレビでも見ながら、PCを色々といじっていると
何かあっという間に夜の24時・25時になってしまうのですが、
PCが無いと、何か妙にヒマなんですよね・・・

だから何かこの5日間は、すごーく早寝になってしまい、
23時頃には寝てしまいます・・・
普段は5時間程度眠れば十分なのですけど
何かここの所は、7~8時間程度睡眠時間を取っていますので
最近は「健康優良児」という感じです・・・(笑)

ま、早く「修理完了」の連絡を待っているのですけどね・・・

第10話は、最初から最後までずっと「ごはんのうた」の連続でしたね・・・
いや、あの曲何か妙な「洗脳性」があって、耳から脳にすーーーっと実に自然に入り込んでくるもので、
実に不思議な感じがします。
ハニーの「「平和でないと、ごはんをゆっくりおいしく食べられない」という信念は、
それはそれで立派なものがあると思いますし、
人間の三大欲求の一つが「食欲」である事を考えると極めて妥当と言えるのかもしれませんけど、
やはり少し「ヘン」ですよね・・・(笑)
それに自ら正体をばらした後のゆうゆうの「ドヤ顔」も中々のものでしたね。

今後ハニーはどういう方向性で行くのかな・・・
正直次の11話とかプリキュアになった経緯を見てみないと何とも言えないけど、
少なくとも初代のシャイニールミナスのようなサポート&防御オンリーという事はないと思います。
変身前のゆうゆうの「心の安定さ」を考えると、
三人の精神的支え・良き相談役みたいに母性的な役割を担っていくような気もします。






ラブリーとプリンセスという未熟なポンコツ系・孤高で気難しいフォーチュン、
そして少しヘンなハニーと、歴代でもかなり珍しいバラバラな組合せですけど、
この4人が今後いかに最終決戦に向かっていくのか、興味は尽きないですね。

でも、自分としては「ハピネスチャージ」は、
ハニーが登場しても一押しは「ラブリー」ですけどね・・・(笑)
自分の家のPCは、XPではないのですけど、
4/8よりパソコンがおかしくなり、現在修理に出している状態です。
丁度XPとの入れ替えとか修理依頼が殺到しているため、早くても修理完了は二週間程度との事で
しばらくの間、皆様のブログをお伺いしたり、
更新が不定期になると思います。

修理完了後、再度ブログ活動を再開しますので
宜しくお願いいたします。
プリキュア10周年及び「プリキュアオールスターNS3」を記念する形で
アニバーサリーブックが3月に発売されていた事は分かっていたのですが、
何か3月は色々とバタバタしていた事と
この本が売られていないのか既に売切れ状態だったのか理由は分かりませんが
自分の生活圏内の本屋で、中々この本に巡り会えず
「困ったな・・・」と思っていたところ、
本日やっとツタヤで購入出来ました・・・






歴代プリキュア達の「公式ファンブック」と言うと
2011年にも「プリキュアぴあ」という書名で一度出されましたけど、
この「プリキュアびあ」の資料的価値に比べると、今回は正直内容的に今一歩と言うか
前回の補足・付け足しみたいな感じもしなくはないのですけど、
その資料的価値とか関係者の興味深いコメント等が色々と掲載はされていますので、
ま、これはこれで満足という感じです。

前回は、当時のディレクターとデザイナーの対談集が非常に面白く
内容的に大変興味深く充実したものでしたけど、
さすがに今回も似たような企画ですと「二番煎じ」なんて言われる懸念もあったかもしれまんが、
今回は、歴代プリキュアのおもちゃ・歌・被り物ショーも取り上げられていて
この点はかなり面白かったと思います。

歴代プリキュア達の声優さんのコメントも今回も掲載されていましたけど、
声優さん達のそれぞれの「プリキュアに対する思い」がひしひしと伝わり、
前回同様この辺りも中々楽しかったです。


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裏表紙は、歴代プリキュア達の「塗り絵」・・・

うーーん、ここでも現役の「ハピネスチャージ」のキュアフォーチュンは
登場しません・・・
第一話の序盤で、色々な意味で強烈な登場をしたフォーチュンなのに、
何か気の毒な感じはしますね・・・


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おまけの「ポストカード」です。

実は、これが最大の「お目当て」だったりもします・・・(笑)
マーラーの交響曲を聴くようになったのはいつの頃からだったかな・・・?
少なくとも高校・大学の頃は妙に毛嫌いしていて
「マーラーの音楽は訳が分からない・・・」
「難しい」
「作曲者は半分気が狂っている・・」みたいなヘンな誤解があったりして
あまり聴く気にはなりませんでした・・・

私がマーラーの交響曲を聴き始めるきっかけは、
交響曲第5番でしたね。
確か1990年の夏の終わり頃だったと記憶していますが、
仕事にて車で移動中、NHKラジオを付けていると
「追悼 バーンスタイン」というテーマの下、
「キャンディード序曲」・「「セレナード」等の自作自演の演奏とか
最後の演奏曲目となったベートーヴェンの交響曲第7番とかの曲目が紹介されていましたが、
その中で、マーラーの交響曲第5番第四楽章「アダージェット」が紹介され、
その不思議な哀愁と抒情性と清らかさ、みずみずしさに何か惹かれてしまい、
「へー、マーラーにもこうした美しい曲があるんだ・・・」と初めて知る事になり、
それがきっかけとなり、
第5番⇒第4番⇒第3番⇒第1番⇒第9番⇒第2番⇒第1番⇒第6番と
次から次へとマーラーを聴くようになり、
その魅力・素晴らしさが分かるようになっていったという感じでした。

1982年の東北大会で、実はマーラーの曲が自由曲として取り上げられていましたが、
この時点では、マーラーの曲は一つも知らなくて
この大会で、生涯で初めて(勿論アレンジものでしたけど)マーラーの曲を生で
聴いたものでした。
オケで初めてマーラーを聴いたのは、1992年のレナルト指揮/新星日本交響楽団の定期演奏会
だったと思います。


〇八戸高校

 B/交響曲第1番「巨人」第四楽章(マーラー)

 前年度の1981年の東北大会では、このチームはシベリウスの交響曲第1番第一楽章を
 自由曲として演奏していましたが、
 この演奏はかなり印象に残っています。
 シベリウス独特の「あの厳しい世界観」・「冬の情景」・「冷たさとほのかな情熱」を
 かなり高いレベルまで吹奏楽アレンジ版としても演奏し、
 恐ろしく内面的緊張感の高い演奏だったと記憶しています。
 出だしのクラリネットの長いソロも実に緊張感を持続した名演でした。
 この1982年の演奏は、前年度の「内面的緊張感」とは対照的に
 自分の気持ち・感情を外部に向けて吐き出す外面的効果の高い曲でしたので、
 確かに「良く鳴っている」という印象は受けました。
 だけど、結果としては
 「だからどうなの・・・?」
 「だから結局何が言いたいの?」という感じの演奏で終わってしまい、
 聴衆に何かを伝える所までは至っていなかったような気がします。

 最近の全国大会では中学の部でも、このマーラー/巨人を自由曲として演奏する学校もあり
 最近では伊奈学園が中々見事な演奏を聴かせてくれましたが、
 川口アンサンブルリベルテのマーラー/交響曲第5番第二楽章の演奏の感想を含めて述べると
 一言で言うと、
 吹奏楽でマーラーを演奏すると、
 何か妙にサウンドが単色というかモノトーンに聴こえてしまい、
 音が単色故に、表情も意外と濃淡・明暗がつけにくい
 意外と演奏効果に乏しいというのが自分の感想です。

 1982年の八戸高校の巨人も、恐らくはそういうモノトーンみたいなサウンド・表情だったのではないかと
 今にして振り返ると、そのようにも感じてしまいます。

 ま、マーラーはプロのオケが吹いても難しいのですけどね・・・
4/6の「ハピネスチャージプリキュア」では
ついに「キュアハニー」の正体が
「実は私でーす」と明らかになってしまいましたが、
「何をいまさら・・・」と感じな所が何とも面白いですよね・・・
今回は終始ハニーの「ごはんのうた」が全編に流れている感じでしたけど
あのゆるーい歌を二週に渡って聞くと
何かこちらの頭が完全にとろけてしまうというか
洗脳されそうで怖いですね・・・・(笑)

もしかして5月のGWあたりから
「プリキュアショー」にもハニーが登場するのかな・・・?
まさかその際も、あのゆるーい「ごはんのうた」を謳うのかな・・・??

ハニーの事を書こうと思っていたら、
あの歌がいまだに脳内に留まっていて、何か妙な眠気を誘うから
それは別の機会にして、
またまた性懲りも無く3/30の「ハピネスチャージプリキュアショー」にて
お茶を濁します・・・
というか、本日4/6は朝から顧客のクレーム処理に追われて
一日中クレームの声がガンガン頭に響いているし、
ハニーの「ごはんのうた」が一方ではゆるーく響いているし
脳内が二つの相反する声に錯乱している感じです・・・(笑)





謝っているキュアプリンセス・・・

ポンコツなだけにこうした様子は何か妙にさまになっているような気もします・・・



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謝っているキュアラブリー

素直でまっすぐな子だから、すぐに許せちゃう気がします・・・


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戦闘シーンでの一コマ・・・

後姿のラブリーが何か珍しいなと思ったもので・・・

アニメ本編ではもう少しロングのポニーテールなのですけど
「被り物」としては、この位の長さが限界なのかも・・・
〇磐城高校

 B/スキタイ組曲

 前年の1981年の「中国の不思議な役人」の圧倒的な名演は、ホント素晴らしいものがあったと
 思います。
 東北大会でこの演奏を聴いた時は、あまりの完璧さと激しさに完全にノックアウトされたものです・・・
 この時の指揮者の根本先生は、1981年の歴史的名演から実に20年後の2001年に
 磐城高校を同じ自由曲の「中国の不思議な役人」で全国大会金賞に導きましたから
 感慨深かったものがあったかもしれません。

 話を1982年の東北大会に戻しますと、
 この年の指揮者は根本先生では無く、別の方が振っていましたが
 そのせいかどうかは分かりませんが
 1981年の名演の再現には至らず、
 何か消化不良のまま終わってしまったという印象が強いです。

 印象に残っているのは、課題曲B/序奏とアレグロの出だしのトランペットが
 終始ヴィヴラ―トかけまくりで演奏していた事で、
 後で振り返ってみると、こうした出だしの雰囲気は、全国大会での名古屋電気高校の表現に
 よく似ていたなと思いました。
 自由曲の「スキタイ組曲」は冒頭の激しいリズムと不協和音は悪くはなかったと
 思いますが、何か演奏が「モノトーン」というか単色みたいな感じで
 何か変化に乏しい感じもし、
 部分的に技術的な消化不良というかこなし切れていないもどかしさみたいなものも
 感じました。
 前年度の圧倒的名演を知っているだけに、
 「あれれ、何か今年は仕上がりが雑だな・・・」と思っていたら
 最後までそうした印象は変わりませんでした。
 評価は金賞でしたけど、かなり甘いと感じたものですし、この磐城に金賞を与えるなら
 山形南とか仙台に金賞を与えた方が良かったようにも思えました。


〇藤沢

 B/ソワレ・ミュージカル

 BJの講評では、上野氏に
 「べったりと重たいサウンドは、透明感が全く無い」と酷評された演奏なのですけど
 自分が聴いた限りでは、軽快さ・粋な感じ・楽しさも感じましたので、
 やはり同じ演奏でも、人によって「捉え方」は随分と違うものですね・・・
 自由曲は、ブリテンの「ソワレ・ミュージカル」という楽しい組曲の中から
 Ⅰ.マーチ Ⅲ.チロル風舞曲 Ⅴ.タランティーラという部分をピックアップしていましたけど、
 粋な雰囲気もあったし、最後の盛り上げ方も実に自然でいいなと思っていたのですけど
 結果は銅賞でした・・・
 やはり課題曲の自信の無さ気な消極的なアプローチがマイナス評価になったのかな・・・??

でも全体的には私は好きな演奏でした・・・

 それにこの曲がきっかけで、ブリテンというイギリスの作曲家を知る事になり
 それが結果的に「ピーター=グライムズ」という20世紀の不滅の名作歌劇を知るきっかけに
 なったのですよね・・・
 
 ホント、この東北大会の自由曲は、色々な意味で後日自分が
 クラシック音楽の深い森に迷い込むきっかけを色々と作り出してくれたのでした・・・
 
前回あたり、マーラーの交響曲第2番「復活」はくどくて苦手と書きましたけど、
たまにその「しつこさ」が適度に緩和されて
逆に感動性が高められる演奏もあったりします。
いい例が、1998年3月の新宿文化センターというおんぼろコンサートホールで開催された
オンドレイ=レナルト指揮/東京都交響楽団の演奏だったかな・・・
あの演奏は、指揮者の人柄の良さが何か演奏に滲み出ていて
マーラー独特の脂ぎった感じも少なく、
「俗」っぽい要素よりは「聖」の部分の要素が強調されていたせいもあるのですが、
全体的にとても感動的な演奏でした。

こういう「復活」たど自分も決して苦手ではないのですけどね・・・

だけどそのわずか三か月後に、
東京都交響楽団は、ベルニィー二指揮で同じ曲目の「復活」を演奏したのですけど、
この時は、かなり脂ぎったギトギトの「復活」で、
やはりその「しつこさ」に嫌気を感じたものでした・・・
三か月前のあの感動的な聖なる「復活」はとこへ行ったの・・??という感じでしたね。
やはり指揮者によって、解釈とか表現とか演出は全然異なるものだと
痛感させられた一瞬でした。

このベルティーニ指揮の際のコンサートホールは、池袋の東京芸術劇場でしたが、
この演奏会が終わって家に戻る時、
この芸術劇場の噴水前で
中年オヤジと若い女の子が原因不明ですが何やら大ゲンカをしていて、
その若い女の子が
「死んでやる! 死んでやる!!」と
デカい声を張り上げ、半錯乱状態となっていました・・・
そのオヤジの方もその娘をなだめるのに必死とという感じでしたけどね・・・
確か、マーラーの「復活」の合唱のテキストの詩の重要な一文が
「私は生きる!! 再び蘇るために!!」というものでしたので、
その若い女の子の「死んでやる!!」の絶叫があまりにも対照的でしたので
何かこの事は妙に記憶に残っています。

マーラーの「復活」では、
確かマーラーの楽譜上での指定では、第一楽章演奏終了後は、必ず5分程度の間を開けて
次の第二楽章に入るようにという指示があったと思いますが
それを守った演奏・指揮者は見た事がありませんね・・・
だけどこんな事例もありました。
確か1996年11月のインパル指揮/東京都交響楽団のマーラー/交響曲第9番でしたけど、
第一楽章の演奏が終わると、
何とインパルが舞台裏へと一人姿を消し、
結果的に5分程度してから、何事も無かったかのように
再び指揮台に戻ってきましたけど、
あの「5分」は結果的に感覚的には
「ものすごーーーく長かった」ような印象を与えてしまいました。
そして逆に第一楽章で創り上げた「音楽的緊張感」をかえって齟齬するような結果になってしまった
感もありました・・・

やはり交響曲の演奏は、ドラマを凝縮したようなものですから
緊張感を自らぶち壊すのは
良くない事なのかもしれませんよね・・・
消費税が増税されて4日ほど経過するのですが、
何か至る所で「結果的に便乗値上げ」が起きているような気もします・・・
感覚としては、増税前に比べて、
何かモノを買う際、出すお金が20~30円ずつ増えているような気がしてなりません。
多くのスーパーは、税抜価格で表示をしているので、
レジで精算をする際、
「あー、やっぱり本体価格に8%が乗せられると結構大きいな・・・」と
痛感させられてしまいます。

何か面白いのが雑誌関係で、
雑誌によっては、価格が二種類表示されていて、
①3/31までの価格 ②4/1以降の価格の2パターンが
一つの商品で併記されているのが、
「何か移行期なんだなー」と感じてしまいます。

コンビニでも何か興味深い点があり、例えばセブンイレブンでは
昨年色々とマスコミでも取り上げられる機会が多かった「100円ドリップコーヒー」なのですけど、
これは増税後でも価格据え置きでしたので、
実質的に値下げですね。
だけどカルビ弁当なんか、50円程度値上げしていましたね。
(肉が増量したと書かれてはいましたが・・・)
ま、セブンイレブンは、金曜日から「おにぎり100円」(税込)セールという嬉しいキャンペーンも
始まりましたので、
ま、よしとしておきましょう・・・

だけどファミリーマートなのですけど、
増税前は、例えば特定のペットボトルや健康飲料水とかお菓子を購入すると10~20ポイント
Tポイントが加算される「Tポイントプラス商品」が
3/31以降、店頭から全て消え、
何かファミリーマートでモノを買うメリットが激減したような気もします・・・

つい最近も、サーモンとジャガイモのポタージュで50ポイント、
冷凍食品のたこ焼き・餃子で20ポイント
貯めることが出来ていたのに、
ただでさえ増税であまりモノを買う気が少なくなっているのに
これでは何かファミマに行くメリットが皆無という感じもしますね・・・

ま、もっともファミマのHPを見ると
「4/8以降、Tポイントプラス商品を展開する」と書かれてはいますけどね・・・
前回の第9話の「ハピネスチャージプリキュア」は第8話以上に突っ込み所満載の
ホント面白い濃厚な回でしたね・・・
放送から既に5日経過しているのですけど、
キュアハニーの「ごはんのうた」のインパクトが強すぎて、
いまだにあの不思議な歌詞とメロディーが頭をよぎっています。
本日も仕事中なのに、ふいにあの癒しのメロディーが突然頭に浮かび、
ハンドルを握りながら、いつのまにかあのメロディーを鼻歌で口ずさんでいる自分が
正直怖いです・・・(笑)

ま、まず間違いなくハニーの正体は、ゆうゆう、というか大森ゆうこなのでしょうけど、
彼女のこれまでのキャラを見て、ハニーは「大食い系」のグルメ系プリキュアなのかなと
思っていたら、
まさか「歌うプリキュア」とはね・・・・(笑)

何か面白い意味での計算違いという感じでした・・・

歴代プリキュアでも「大食い」はいましたよね。
特にプリキュア5のメンバー全員は、
「チャンス DE ファイブ」なんてクイズ番組に出演するよりも
「大食いコンクール」に出場した方が、
ナッツハウスの日常的運転資金を稼ぐためには効率が良いような気もしますね・・・(笑)
特に、のぞみとうららの大食いは、歴代でも最強クラスですよね。
かれんさんとりんちゃんの大食いというか、意地の張り合いのための大食い競争も
何か面白い我の張り合いでしたけど
まさか、かれんさんもあんな大食いだったとは・・・??

他にも、なぎさ・響という大食いもいましたけど、
最終的な歴代プリキュアの「大食いチャンピオン」は、スマイルのなおちゃんでしょうね・・・
何か、うららとなおとゆうゆうだったら、
「無敵の大食いトリオ」という予感はさせてくれますよね。







歴代プリキュアにて、
プリキュアが初登場する際、今回のような「歌いながら」登場するというパタンーは
勿論初めてですよね。
正直、ぶったまげました・・・
また、歌詞の中身もそうですけど、
力が全部抜けてしまいそうな脱力系の癒しの声質と歌い方が、
ホント、まじで衝撃的でした・・・

戦闘シーンで歌いながら関わる方というと、
前作「ドキドキ」のキュアソードがいましたけど、
こちらはガチモードで、話としてもかなりシリアスな回だっのとは対照的に
ハピネスチャージの場合、ホント、脳みそがとろけそうなゆるーーーい感じでしたからね。

確かに「ドキドキ」の第40話も素晴らしい神回なのですけど、
それはそれとして、
今回は全く別の意味で実に斬新で衝撃的でしたね・・・



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キュアハニーの「ごはんのうた」には、聴く者全てを
癒し、うっとりさせ、踊らせる効果もあるみたいで、
ラブリー・プリンセス・リボンといったプリキュアと妖精は勿論
チョイアーク、サイアーク、そしてオレスキー将軍まで
全員ノリノリで踊っていたのが、何とも言えず楽しいです・・・

あれ、もしもここにキュアフォーチュンがいたら、まさかフォーチュンも踊ってしまうのかな・・・??
あの仏頂面で気難しいフォーチュンが癒されて踊るという光景は
ちょっとありえないような感じも現段階ではありますけどね・・・(笑)
前年度の1981年に山形市で開催された第24回東北大会・高校の部も実は聴いていたのですが、
この年の翌年の2年間に渡って、
私が大好きな「ネリベル三部作」~交響的断章・二つの交響的断章・アンティフォナーレを
聴けたことになります。
しかもこれらの演奏は全て大変精度と完成度が高い演奏なので
大変満足いくものでしたし、
後にも先にもこうしたネリベル三昧の演奏は、コンクールで聴く機会は
中々無いものですよね・・・

しかも、1981年の大会では、高校B部門で同じくネリベルの「前奏曲とフーガ」なんて
珍しい作品も聴く事が出来ましたからね・・・


〇山形南高校

 B/交響的断章(ネリベル)

 自信が漲る素晴らしい課題曲Bだったと思います。
 アレグロに入ってからの快進撃がいかにも男子校らしい豪快さがあるかと思えば
 部分的に「あ・・・」と感じる程美しく響く不協和音が垣間見えたり
 課題曲Bとしては、この大会で印象に残っているチームの一つです。
 だけど本領発揮は、あくまでネリベルの自由曲かな・・・
 前年度の「二つの交響的断章」の演奏の時と大体同じ感想になってしまうのですが、
 男子校らしい「豪快さ」と明暗の落差とダイナミックスの落差の激しさが
 かなり強烈に表現されていて、
 かなりアクの強い演奏なのですけど、
 何か全体に「強靭な精神力」というのも感じられ、
 精密な機械みたいな演奏なのだけど、「力強さ」もあり、
 大変強いインパクトを残してくれたと思います。
 個人的には、大変惜しい銀賞だと思います。

 山形南は、1985年の「フェスティヴァル・ヴァリエーション」も大変素晴らしい演奏を
 聴かせてくれました。
 テーマの交錯とか難解なホルンのメロディーを楽々と吹きこなす辺りは大変素晴らしく
 結果的にこの年はダメ金でしたけど、
 1982年と言い、1985年と言い、
 その時点では「是非山形南は全国に出場して欲しい」と思っていました。
 結果的に翌年の1986年に初めて東北大会を突破し、全国大会に駒を進め、
 当時普門館の会場で大変期待していました。

 しかし・・・・

 音楽というものは、時に残酷なものですよね・・
 うまくいく時もあるし、そうでもないときもあるし・・・

 初出場という緊張もあったかもしれないのですが、
 「悲惨」・「下手くそ」・「事故」・「破滅」としか言いようが無い
 誠に申し訳ないのですが
 全国大会に出場したチームとは思えないほど、技術・表現共に最低最悪の演奏であり、
 当時、マジでがっかりしたものです・・・
 82年のあの素晴らしい演奏はどこに消えてしまったのだ・・・と言う感じの
 トホホ・・・な演奏でした・・・

 ま、もっとも翌年の「ローマの松」は前年度の雪辱を部員全員で誓ったかどうかは不明ですが、
 前年度の悲惨な「タラス・ブーリバ」を帳消しにさせてくれる
 気合の入った演奏を聴かせてくれました。
 ま、結果は銅賞でしたけど、
 奏者の気持ち・気合は十分に伝わってきました。
過去から現在まで全国大会で一番自由曲として演奏された曲目は何なのだろう・・・と考えた時
真っ先に思い浮かぶのは、

①交響詩「ローマの祭り」

②バレエ音楽「ダフニスとクロエ」第二組曲

③楽劇「サロメ」~七つのヴェールの踊り

なのですけど、恐らくこの三曲の内どれかが正解なんでしょう・・・
実は私もよく分かりませんが・・・

だけど「ローマの祭り」はホント、人気曲ですよね。
華やかだし演奏効果は高いし、盛り上がりのインパクトはすさまじいし、
コンクールには打ってつけの一曲ですよね。

この「ローマの祭り」が初めて全国大会で演奏されたのは、
よく誤解されるように1973年の駒澤大学ではなくて、
実は職場の部での1969年の電々中国(現・NTT西日本)なのですよね。
駒澤大学は、「ローマの祭り」の中から、Ⅰ.チルチェンセスの前半部分とⅣ.主顕祭を組合せ
その圧倒的爆演は、かなりの衝撃度を残したと思うのですが、
実は全国大会では、この駒澤大学の演奏以降、「ローマの祭り」はしばらく演奏されなくなります。
そして1979年に東海大学が、そして翌年には兵庫高校が、Ⅳの主顕祭のみを演奏し、
段々とこの曲が演奏されるようになり、
この流れを加速化させたのは、
1982年の弘前第三中の爆演と83年の高岡商業の歴史的名演ではないかと
思います。
それにしても、1982年以降欠かすことなく毎年全国大会出場チームの自由曲として
選ばれ続けることは、ホント凄い事だと思います。
だって、毎年必ずどこかのチームが自由曲として全国大会で演奏しているのですよ・・・
ホント大変な人気曲ですよね。
2006年の高校の部では、何と一日で計5チームがこの「ローマの祭り」を演奏していましたから・・・

多くのバターンは、前述の通り、チルチェンセス+主顕祭なのですけど、
十月祭+主顕祭というパターンを産み出したのは
1985年の習志野高校でしたね。
中には、1988年の板津中のように、チルチェンセスをほぼ全部やって、Ⅳの主顕祭の後半部分のみに
繋げるという強引パターンも過去にはありましたね・・・



〇仙台高校

 B/交響詩「ローマの祭り」より主顕祭

 1982年という時代は、「ローマの祭り」を演奏する事自体、まだ「冒険」という感じの時代でしたから、
 このチームの思い切った選曲は、大変な決断だったのかもしれません。
 しつこいようですが、私は高校まで仙台在住でしたので、
 この仙台高校の演奏は、シード演奏だった仙台地区予選と時から聴いていましたが、
 地区予選→県大会⇒東北大会と、ステップが上がるごとに上達しているのが
 よく分かりました。
 課題曲も、大変メリハリがきき、重厚な中にもなんか「毒」っぽい要素もあり、
 大変良かったのですが、
 自由曲の「ローマの祭り」も大変良かったと思います。
 何が良いのかと言うと、盛り上がり方が実に自然で、決していやらしくも無く
 人工的な計算され尽くした盛り上がり方と言うのではなくて、
 「ライヴ感」を重視しているというのか、
 その場の奏者の気持ちや感情の高まりがそのまま自然に演奏上の盛り上がりに直結しているような
 感じがし、その辺りが実に気持ち良かったと思います。

 この演奏は結果的に銀賞なのですけど、
 私個人としては、磐城高校に金賞をあげるくらいなら、
 この仙台高校と後述の山形南の演奏の方がよっぽど金賞に相応しかったような気もします。

 後ほどBJの講評を読んでみると、
 審査員の上野晃氏も、偶然かもしれませんが、自分と大体似た感想を記していましたので
 案外、会場の雰囲気もそういうものだったのかもしれません。

 非常に惜しい銀賞でした・・・
一つ前の記事にてマーラーの交響曲第一番「巨人」について書いたのですが、
「巨人」はホント、聴きやすい曲だと思います。
ま、少々第一楽章がまわりくどいという感じもしなくはないのですけど、
全体的には大変すっきりとした作品だと思いますし、
この後のマーラーの作品の中では、逆に珍しいほどの「分かり易さ」があると思います。
先程の記事で、
マーラーの作品で大嫌いなものは、交響曲第8番「一千人の交響曲」と大地の歌と書きましたが、
なぜこの二つの曲が苦手かと言うと、
「合唱」が目立ちすぎていて、特に8番は、交響曲と言うよりも「カンタータ」に近く
その「くどさ」が鼻につくためだと思います。
同様に交響曲第2番「復活」がなぜ苦手かというと、
とにかく曲が「しつこい」から・・・
というかくどすぎるから・・・
勿論、第三楽章の悪趣味さとか第一楽章の「生と死の祭典」みたいな雰囲気は決して嫌いでは
ないのですけど、問題は第五楽章かな・・・
「聖なるもの」と「俗なるもの」の対比があまりにも強烈すぎるせいなのか、
その「くどさ」がどうしても抵抗感があるのですよね・・・
聴き方によっては、この楽章は、「長大なCM」にも聴こえてしまう感じがあります。
何か作曲者の意図がミエミエ過ぎるというか、
第一~第四楽章の問いに対する救い・回答を「一つの讃美歌」に求めすぎたというのか
救いを意識し過ぎたというのか、
高貴なものに隠れて世俗っぽい香りがプンプンとしている所とか
やはり苦手なんですよね・・・

この曲を初めて生で聴いたのは、
小林研一郎指揮/新交響楽団の1994年の東京文化会館での定期演奏会だったと思いますが、
この時は妙に感動を覚えたものなのですが、
後に井上道義指揮/新日本フィルの復活を聴いて以降、何か「復活はしつこい」というイメージが
自分の中に沸き起こるようになり、
それが現在に至っているような気はしますね・・・

クラシック音楽でくどくて苦手と言うと
自分の中では、ドヴォルザークの「チェロ協奏曲」もその典型例ですね・・・
この協奏曲は大変な名曲として知られ人気は高いのですけど、
自分は苦手ですね・・・
理由は、やはり曲自体がくどすぎるから・・・
第三楽章なんて、同じメロディーの繰り返しが多いから余計にそう感じるのかも
しれませんよね・・・

だけど単にくどさだけではないはずなんだけどな・・・
例えばシベリウスの交響曲第二番第四楽章とかショスタコーヴイッチの交響曲第7番「レラングラード」第一楽章は
同様に同じメロディーの反復ばかりなのですけど、
全然「くどい」という印象は感じないのですよね・・・

ま、くどくて苦手の最たる例は、
自分にとってはベートーヴェンの第九かな・・・
それとブルックナーの交響曲かな・・・
ブルックナーは、食わず嫌いかもしれないけど、
やはりその「反復的しつこさ」が苦手で、20代から現在でも中々取っ付き難い作曲家の一人ですね・・・

ま、これらはあくまで私の個人的好みであって、全然一般的では
ありませんので、あしからず・・・

ブルックナーは一度改めてゆっくりとじっくりと聴いてみたいのですけどね。
1984年の秋の読売日本の東京文化会館での朝比奈隆指揮のブルックナー/交響曲第9番は
初めてブルックナーを耳にした機会だったのですけど
この日の演奏が素晴らしかったのは今でも鮮明に覚えています。
3/30に仕事から戻った後、何気なくテレビをつけていたら
Eテレで、どこかで見た事がある人が映っていましたので、よーく見てみると
指揮者の広上淳一さんでした。
このお方は、私が1900年代に日本フィルの定期とかサンデーコンサートを聴きに行くと
よく日本フィルを振っていたお方でしたので、何か懐かしく感じられました。
頭は、すっかり「丸坊主」(?)みたいになってしまいましたが、
ずんぐりむっくりな体型とか大ぶりな指揮とかは相変わらず健在の様で
何か嬉しく感じました。
確かこの指揮者は、日本フィル正指揮者を退任した後、何年か全ての指揮者としてのポストを辞し
休業され、その後アメリカに渡ったと聞いていましたが
特に日本での活動をあまり耳にしていなかったので、
こうやって京都市交響楽団の常任指揮者を6年以上続けられ、
この楽団の公演入場券は完売状態が続くなど、大変な成果と人気を誇っていると聞くと
何か安心しますね。

広上さんの練習風景も取り上げていましたが、
広上さんは、練習中も専門的な音楽用語をほとんど使わず、
楽団員への指示は、具体的な例えを引き合いにし、
上手い具合に指示というかイメージを伝えるそうですね。
今回の放映の中にも、マーラーの「巨人」第二楽章の弦楽器のリズムに対してのリクエストも
「ここは、道路工事のように、ドリルを地中にスコーンと埋めるように・・・」とか色々指示を
出していましたが、
聞いていて「なるほど、うまい例え・・」と何か妙に感心しました。

広上さんの演奏のCDを初めて聞いたのは、
BISレーベルから出ている「マルメ交響楽団の邦人作品集」でした。
外国オケでこうした鄙びた日本の作品ってどうなのかなと最初は半信半疑だったのですけど、
これが中々表現が鄙びているし、ダイナミックスの幅が広くて素晴らしい・・・!!
特に、外山雄三の交響詩「まつら」とか和田薫の「民舞組曲」何か
自分が知る限りでは、このCD以上の名演は私は知りません・・・
広上さんを生で初めて見たのは、日本フィルでの矢代秋雄の交響曲の演奏でしたが、
あの指揮ぶりは、
在りし日の山田一雄氏そのものという感じでしたね・・・
とにかく全身でエネルギーを発散するという感じでした。
だって、中村紘子さんと共演したショパンの「アンダンテ・スピナアートと華麗なる大ポロネーズ」という
曲の時でさえ、
広上さんは指揮台から華麗なる大ジャンプ(?)をして
飛び跳ねる指揮ぶりでしたからね・・・

そうした若き日の姿から比べると
Eテレで拝見した広上さんの指揮は、確かに大ぶりでダイナミックなのだけど、
無駄な動きが少なくなったというか、伝え方が的を得ているというか
「的確な指揮ぶり」が若き日よりは感じられるようになったような気もします。

ま、若かりし日の日本フィル正指揮者時代は、ハチャメチャな指揮ぶりが一つの魅力でしたからね。


それにしても、マーラーはいいものですね。
改めて感じました。
私は、マーラーの交響曲は、好き嫌いが激しく
大好きなのが、1番「巨人」、3番「夏の朝の夢」、4番「大いなる喜びへの讃歌」、5番、9番
苦手なのか、2番「復活」、6番「悲劇的」、7番「夜の歌」
大嫌いなのが、8番「一千人の交響曲」、大地の歌です。

1番「巨人」は若かりし日の作品でもありますし、
作曲の時期的に、作曲コンクールで落選し、作曲家としての道を一時断念せさせるを得なくなり
代りに指揮者として生計を立てる必要があり、
最初は地方の田舎のオケから始まり、
段々と都会の有名なオケへの指揮者に昇っていく時期とも重なります。
何となく、曲の至る所から
「今は不遇で、チャンスに恵まれていないが、今に見ていろ、自分だっていずれ時期がきたら
有名オケの指揮者となり、そこで自分が作曲した音楽を自作自演し
ウィーンの聴衆を虜にしてみせる!!」という自負心が感じられます。

後のマーラーの作品と比べて実に分かり易いですし、何を言いたいか明確に伝わってきますが、
逆にコアなファンから見れば
「物足りない・・・」と感じるのかもしれませんよね。

第一楽章の、自然の描写、森のささやき、カッコーの鳴き声
第二楽章の気負い
第三楽章の挫折感、特にこの中でトランペット・クラリネットなんかが
「あーあ、やんになっちゃったよ」みたいにお茶らける箇所が何か所かあるのですが、
この辺りの挫折感の心理的描写は上手いですよね。
第四楽章の「今はダメだけど、いつか見ていろよ、目にモノみせてやる」なんて気負いが
曲の至る所から迸ってきます。

いやー、この巨人は何度聴いてもいいですね。

特に広上さんの指揮ぶりとこの曲は実によく合っていて、
素晴らしい演奏だったと思います。
3/30の「ハピネスチャージプリキュア」は
色々な意味でやってくれましたね・・・
前回のオレスキー将軍も強烈なインパクトがありましたが、
今回の「キュアハニー」はそれ以上でしたね・・・






今回の「10周年おめでとうメッセージ」はキュアリズムでした。
普通の感覚ですと「懐かしい・・」という事かもしれませんが、実はテレビ埼玉は
毎週木曜日に「スイートプリキュア」を再放送しているので、
「懐かしい」という感じよりも
「通常通り・・」という感じでしたね・・・

年頃の女の子と言うと、一般的には何かややこしくて面倒くさいという感じも
あるのかもしれません・・・
歴代プリキュアの場合、そうした要素はあまり感じられず、
皆ある意味いい娘ばかりなのですけど、
貴重な例外が、キュアリズムというか南野奏でしたね・・・(笑)
あの理屈っぽさ・頭でっかち・感情的・怒りっぽい・嫉妬深いという性格は
歴代プリキュアとしては、珍しいのかも・・・??
ま、逆にある意味非常に女の子っぽいのですけどね・・・

おめでとうメッセージは、次週はブロッサムのようです。
まさかとは思いますが、「堪忍袋の緒が切れました・・」なーんてはいう訳ありませんよね・・??
個人的には、歴代33人の締めというか、トリは、是非「キュアハート」で
飾って欲しいと思います。

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前回、序盤の段階にも関わらずプリキュア達の敗北、そして
フォーチュンからの「プリンセスを信用するな」という強烈な忠告・・・
同じように序盤の段階でプリキュア達の敗北と言うと、「ハートキャッチ」がありましたが、
ハピネスチャージもハートキャッチも次の回が、武道(前者が空手、後者がカンフー)で
心身を鍛えるという共通性があるのが何とも面白い所・・
さすがに両者ともプロデューサーが長峯監督というのはありますね。
だけど、ハートキャッチは、敗北に対する悲壮感とか「なんとかしなきゃ」感があるのに対し、
ハピネスチャージの方は相変わらずお気楽モードなのは、さすがに史上最大のポンコツプリキュアらしい
話ですね・・・(笑)


今回の戦闘シーンでは、珍しくラブリーはいいところがあまり無かったのですが、
この「目からビーム」はさすが「キュ荒ブリー」を発揮してくれましたね。
だけど、この目からビームを発した後は
目に激痛が走るという事が判明したのは、何とも面白い所・・・




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前半ハートで、空手の話が出てきて、誠司が「防御」の大切さを延々と説いていましたが、
練習時では馬耳東風だったのに、本番の戦闘で、防御効果を発揮するとは
さすがラブリーという感じはしますね。

何かこういう空手の防御の姿勢で敵の攻撃をかわすというシーンを見てみると、
何か「プリキュア5」第43話(ミント砲炸裂の回)の
キュアミントが、ハデーニャの攻撃をこうした空手の防御みたいな形で払いのけていたシーンを
思い出してしまいます。



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だけど今回のメインは、キュアハニーでしたね。
何かついつい健康的なあの太ももばかり目がいってしまうのですが(笑)
突然何の脈絡も無く表れて
「ご飯の歌」を歌って、
チョイアークもサイアークもオレスキーは勿論、プリキュアの二人も「和みの歌」によって
全員踊り出してしまう光景は
何か笑ってしまいましたね・・・
そういえば、プリンセスのフォームチェンジの「マカダミアンフラダンス」の際も
敵もプリキュア達も一瞬アロエーッと踊ってしまいましたから、
今回のプリキュア達の必殺技には
こうした「癒し」も含まれているのかもしれませんよね・・・
前作「ドキドキ」の必殺技が致死的だったのとは全然対照的で面白い・・・

そのキュアハニーの歌の歌詞も


 いただきますとごちそうさま♪
 笑顔がふくらむ合言葉♪
 
 幸せごはんで今日もハピネス♪
 たまごかけたごはん食べたい♪
 おかずなしでもそのままでOKです♪

 夢が大もりてんこもり♪
 みんな一緒にたらふく食べれば元気いっぱい♪
 ごはんは愛のエネルギー♪

 あ~、ごはんはおいしいな♪


何ですか、この歌詞は・・・(笑)
いやいや何か一人で大爆笑してしまいました・・・
前作「ドキドキ」の神回である第40話のキュアソードの「こころをこめて」の歌の回とは
同じ「歌」でも、こうも違いがあるものなのですね・・・(笑)

この歌に合わせてオレスキーまで歌って踊っているのは、何かとても面白かったですし、
もしかしてこの方も、フレッシュのウエスターみたいに「愛すべきバカ幹部」になるのでしょうか・・・??

ま、キュアハニーが、ゆうゆうである事はほぼ間違いないのでしょうけど、
ゆうゆうの心技体共の安定性を考えると、
早く仲間として加わって欲しいと思いますね。

でも今回は色々な意味でネタ満載でしたけど、確実に物語は進行していっていますね。
これだから「プリキュア」は止められない・・・
我ながら「またか・・・」という気もするのですが、
3/30の「ハピネスチャージプリキュアショー」です。
いや、何か今回は初めてラブリーとプリンセスのポンコツコンビを被り物として生で
見られたせいか、
何か色々と掲載してみたくなってしまうのですよね・・・(笑)






今回は二人揃っての写真ばかりです。

ラブリーはポニーテール、プリンセスはツインテールの髪形なのですけど、
アニメではこういう髪形を表現するのは難しくない思うのですが
こうした被り物は、特にツインテールのプリンセスは中々難しいのでは・・と思っていたのですが
それは完全に杞憂でしたね。
二人ともアニメの世界をほぼ忠実に再現出来ていたと思いました。



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気のせいかもしれないのですが、
小さい子供の反応・声援は、どちらかというとプリンセスの方が大きかったような感じも
します・・
うーーん、小さい子供達も
「あのポンコツなプリンセスは自分達が応援しないと可哀想・・・」みたいに
思われているのかな・・・??

前作の「ドキドキ」のショーは、可愛さよりも「格好よさ」を意識したような感じもしたのですが、
「ハピネスチャージ」の場合、完全に「可愛さ」優先ですね・・・(笑)
ま、今後フォーチュンが登場すれば
「格好よさ」もある程度意識する必要があるのかも・・



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3/30のアニメ本編では、
キュアハニーの歌声で、プリキュアの二人・チョイアーク・サイアーク、何とオレスキー将軍まで
心が嫌されて、いつの間にか踊らさせていましたが、
こちらの被り物ショーでも、
サイアークの音頭に合わせて、ラブリー・プリンセスが調子こいて踊ってしまい、
浮かれた所を
サイアークに攻撃されてしまうポンコツ振りを披露してしまいました・・・

アニメ本編では、やたらなまけている敵幹部の「ナマケルダ」は
ここではかなりいい仕事をしていました・・・(笑)



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ま、最後は、サイアークも無事に撃破して
めでたしめでたしという感じでしたね。

何か見ているだけで、二人のポンコツ振りに「くすっ」となる感じでしたけど、
いずれフォーチュンが加わると、
さすがにこうはいかないでしょうね・・・
フォーチュンは、冗談がほとんど通じそうにもないし・・・・(笑)
〇須恵中学校

 Ⅰ/朝鮮民謡の主題による変奏曲

 出雲第一中学と全く同じ課題曲・自由曲でしたけど、
 個人的な印象としては、こちらの須恵中の方がしっくりくる演奏でした。
 出雲の方は、伝統校の久しぶりの出場のプレッシャーというのか
 何か音楽を楽しんでいないというかのびのびしていない「萎縮」みたいな香りも感じられたのですが、
 須恵中は、その点実に演奏が自然でのびのび吹いていたのが
 極めて印象的です。
 自分の記憶なので思い違いなのかもしれませんが、
 確かこのチーム、オーボエもファゴットも無かったような気がします。
 自由曲の「朝鮮民謡の主題による変奏曲」も
 オーボエのソロを確かクラリネットで代用していたと思いますし、
 ファゴットによるバックの刻みも確かバスクラが代用していたと思います。
 それだけ編成上不利な条件であっても
 これだけ音楽的な表現が出来る事は大変素晴らしい事だと思いますし、
 聴く者に「何か」を伝えることが出来た演奏だと思います。
 出雲ととこが違うのかな・・・?
うーーーん、よく分からないけど
 この哀愁溢れる主題への共感度の違いなのかな・・・
 須恵中の場合、歌い方が実に自然と言うか、
 人の心の中に素直に入り込んでくるような素朴さが良かったのかもしれませんね。

 ラストの打楽器の掛け合いの中で
 普段この曲で聴きなれている音とは別の楽器が何か使用されていたように感じられる気も
 したのですが、
 何だろう、あのチャイニースゴングみたいな不思議な音は・・??
 何か今でも気になるのですよね・・・


〇米沢第四中学校

 Ⅱ/戦場に掛ける橋

 1990年代後半から、序曲「ビータールー」をきっかけに、アーノルド人気が巻き起こったような
 気もするのですが、
 「戦場に掛ける橋」もその流れの一つですね。
 ラストは「クワイ河マーチ」で締めてくれましたが、
 同じ組曲内の「ボギー大佐」を演奏したら、もっと会場内は受けたかも・・・??
(ボギー大佐はアルフォード作曲のマーチなのですけど、アーノルドがこの映画音楽の為に
  アレンジしたもの)
 演奏は、生駒中と同じような感覚なのですけど、
 良く言えば、大変よくまとめあげたもの
 悪く言うと、いかにもコンクールのために仕上げてきた優等生的な模範演奏

 全体的に少しすっきりし過ぎた感じもしました。

 ま、だけどコンクールは難しいですよね・・・
 無難にまとめると「おとなしすぎる」と言われ
 派手にやらかすと「演出過剰」と言われるし、
 中々バランスが難しいですよね。
 個性を出すのはとても大切だけど、自意識過剰の演奏は聴く人を疲れさせてしまうし・・・
本日より消費税が5%から8%に増税されました。
恐らくは、3/31⇒4/1に日付が変更される際は、多くの小売店・飲食業店等で
大混乱があったのかもしれません。

本日は仕事は休みで、午後何気なく外に出てみると
昨日までは買い置き・駆け込みで大変な混雑ぶりだったスーパー・ドラッグストア等は
閑古鳥の状態・・・
ちなみにウェルシアでは、トイレットペーパーはいまだに在庫切れでした・・・

全体的な印象としては
「何だか知らないうちに物価が上がった」という感じです。
感覚としては全ての商品が10円程度値上がりしたという感じです。
というのも、今までは価格+消費税の税込金額表示だったのが、
増税以降は、税抜価格で表記されることが多いので、
いざレジでの支払い時に
「あれ、こんなに買ったのかな・・?」という錯覚も感じる程です。
でも一番増税を意識した瞬間は、
100円ショップで、今まで105円だった商品が全て108円になっていた時でした・・・

8%の消費税といっても実はヨーロッパ諸国に比べると税率は
日本はこれでも相当低く抑えられていて、
現代の日本の巨大な財政赤字を考えると、
日本国民が等しく痛みを分かち合う消費税増税はある意味仕方が無いと思っています。
恐らくは、「このままではいずれ国家破綻するかも・・」と国民も考えているのかもしれません。
だからこそ、2012年と昨年の選挙で「消費税増税」を示唆した自民党でも圧勝出来たのだと
思います。
だけど、一番の問題は、果たして増税分が果たして本当に適切に使われているのか
誰も分かっていない事だと思います。
例えば、増税分全てを子育て支援対策とか少子化対策とか介護関係に廻すという事ならば
ほとんどの方は増税は仕方が無いと言うのかもしれません。
だけど、その増税分が何に使われるのか、
本当に役立つ使われ方をされているのか、
いわゆる無駄遣い公共事業投資に流用されていないか
誰もチェックできないし、確認できない点が問題なのだと思います。
実際、今回の増税で、
この日本の出鱈目な財政赤字の問題が解決できる訳でも何でもありませんし、
むしろ、ますます未来の子孫に対して「財政問題」の先送りを押し付けたという事にも
なりかねません。

本当に怖いのは、この増税分が結果的に
財政赤字縮小にも繋がらないし
少子高齢化社会と言う日本が一番取り組むべき問題にほとんど予算として使われず
最終的に国民全体の疲労感・閉塞感だけを残してしまい
未来に対する希望が失われてしまう事なのだと思います。

消費税増税はある意味仕方が無い。
だけど使われ方は、特定の分野に絞って欲しいし効率を重視して欲しい。
何よりもこのべらぼうな「財政赤字」に何らかの方向性を示さないと
この国自体がいずれ「破綻」の道を歩むような恐れがあり、
それが非常に恐ろしいものがあります・・・
だって、今はいいけど、
いずれ世界各国が日本の財政問題に危機感を感じ、国債の長期金利が跳ね上がった瞬間に
最悪の場合、国家破綻というか、
国家が「債務不履行」という選択肢を選ばざるを得ない可能性もありますし、
それを回避させるために、
政策主導による破滅的超インフレ社会の到来という可能性も十分にありますからね・・・

今の日本は、外交・防衛以前に自国で直ちにやるべきことはあるのではないのかな・・・??
それが ①財政問題 ②少子高齢化対策なのだと
思うのですけどね・・・
現代と1982年頃の生活環境で何が違っていたのかなと思うと
真っ先に思い浮かぶのは、携帯が存在していなかった事と現在ほどコンビニが普及していなかった事
なのかな・・・?
以前書いたように、この東北大会を聴き終わって家に戻ると
「部長、まだ戻っていないの・・?」という電話が相当入っていたみたいでしたけど、
(注、一応当時の私は名前だけでしたけど吹奏楽部部長みたいなことをやっていました・・)
現在だったら、携帯とかメールで直接本人とコンタクトが直ちにとれるのですけど、
当時は固定電話しか存在しないし、
部員同志の部が休みの際の連絡方法は、固定電話の連絡網という伝言ゲームみたいな事を
活用するしかありませんでしたからね・・・

こうした固定電話というのは、結構最近まではごく普通の日常だったと思います。
携帯が爆発的に普及し始めたのは1995年以降だったと思いますが、
それまでは固定が主流でしたからね。
当時何が面倒かと言うと、
女の子に連絡する際、今だったら直接本人とダイレクトに話が出来るけど
固定電話だと、一人暮らしの子だと問題ないものの
家族と一緒に住んでいる子だと、
電話にその子が絶対出るという保証もないし
必ず在宅しているという保証もないし
ましてや家族とかが出ると、何か妙に気まずい雰囲気はありましたね・・・

だからそういう意味では、現在の男女のコミュニケーションツールは、ある意味楽で羨ましい
感じはしますね・・・

1982年当時と言うと、自分が住んでいた地方の田舎なんて
コンビニはまだまだ珍しい存在でしたね・・・
セブンイレブンとかサンチェーンがたまにある程度ぐらいだったかな・・・
この年の東北大会の開催地は福島県福島市の県民文化センターでしたけど、
見事に周辺は何もありませんでしたね・・・
勿論コンビニなんてのは当時はありませんでした・・・

この時、お昼ご飯ってどうしていたのだろう・・・
「食べた」という記憶が全然ないのですけど、
ホントに食べずに朝9時から夜19:00近くまで聴いていたのかな・・・
ま、当時は三半規管麻痺の影響と頭は冴えているけど体は疲労困憊状況だったから
食欲なんて概念は無かったのかも・・・??



〇双葉高校

 A/アンティフォナーレ

 今にして思うと、双葉というと福島第一原発周辺の街だったのですね・・
 当時はそんな事全く知りませんでした・・
 当日演奏した双葉高校のメンバーは、今どうしているのだろうと思うと
 何か胸が痛むものもあります・・・

 このチームは、高校A部門で唯一課題曲A/吹奏楽のためのカプリチオを演奏したのですが
 この課題曲は当時、大変評判が悪かったですよね・・・
 中身が無いとか薄っぺらいとか色々悪口は書かれていましたね。
 自分の高校はこの年の課題曲はC/アイヌの輪舞でしたので、この課題曲Aは数回程度の
 全体での試演しか演奏経験が無いのですが、
 曲がくだらない割には、クラリネットの指の持ち替えが面倒とか
 ホルンの高音がきついとか技術的には面倒くさい感じはしました。
 曲自体、導入-Aの展開部-Bの中間部-Aの再現というシンプルな構成でしたけど、
 ゆったりとした導入から開始され、ティンパニーの一撃と共に展開が開始されるという
 「きまぐれさ」という曲のタイトルの由来は何となく面白いとは感じました。

 そうした曲のつまらなさのせいか、どういう訳か双葉高校の課題曲Aは、
 当日のA部門で唯一演奏されたにも関わらず、自分の中では、全く記憶に残っていません・・
 思い出せません・・・
 反面、自由曲のネリベルの「アンティフォナーレ」の素晴らしい演奏は
 実に今でも鮮明に覚えているのとは極めて対照的です・・・

 吹奏楽オリジナル作品の中で、好きな曲を10あげろと言われたら
 自分としては、ネリベルの二つの交響的断章とアンティフォナーレは確実に入る曲だと
 思います。
 二つの交響的断章は、これまで何度も書いている通り
 1979年の市立川口高校の名演がきっかけだつたのですけど、
 アンティフォナーレのきっかけは
 この時の双葉高校の演奏だったと思います。
 その意味で、この大会で「得たもの」の一つだったと思います。

 だから、その意味ではこの双葉高校の演奏には、今でも感謝をしていますけど、
 反面3.11以降の双葉町の住民の皆様のご苦労を考えると
 何か複雑なものもあります・・・

 双葉高校の指揮者は、確か左利きだったと記憶しています。
 左利きの指揮者は確か初めて見たと思いますし、振り方が普段見ているものとは明らかに
 異なっていましたので、視覚的にも印象が強いです。
 「アンティフォナーレ」は、作曲者の指定では「バンダ」も使用するのですが、
 そういう金管別動隊はいなかったように記憶しています。
 ま、全国大会や支部大会でも何度かこの「アンティフォナーレ」は演奏されていますけど、
 コンクールでバンダを使用した演奏は、1981年の川越くらいかな・・
 双葉高校の木管の「叫び」にも似た高音の絶叫とか
 不協和音なのだけどオルガンのように美しく響く感じとか
 瞬発力ある打楽器セクションの反応とか
 どれをとっても大変素晴らしいものでしたし、この演奏が銀賞に終わってしまうくらい
 当時の東北大会はレベルが非常に高かったと思います。
前回に引き続き、3/30の「ハピネスチャージプリキュア」ショーです。
当日は雨天で大変な強風でしたけど、
こうやって大勢の家族連れでごった返していましたから、
まだまだプリキュア人気は健在という事を立証してくれましたね。
「アイカツ」なんかには負けて欲しくないですね・・・(笑)

今回は、二人一緒の写真ではなくて
それぞれの個人パートの際の写真を掲載したいと思います。


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うーーん、やはりラブリーは被り物でも改めて可愛いですよね。
ホント、ピンクプリキュアの王道というか正統派という感じですよね。
今回のショーでも、ひたすら前向きな所とおっちょこちょいな所とか、少しアホっぽい所が
前面に出ていましたが、
これこそが「ピンク系」の伝統ですからね・・・



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チョイアークに背後から、
ラブリーにプレゼントしようとしたバッグを盗み取られる寸前の所です。
ひめの姿ならまだいいとして、
プリキュアに変身後でも、ザコキャラのチョイアークにいともたやすくバッグを奪われてしまう所が
いかにもポンコツ姫らしい感じですね・・・(笑)



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チョイアークにバッグを奪われ
気が動転して、慌てふてめくプリンセスなのですけど、
確かにポンコツなのだけど、
こういう仕草なんかは、被り物でも何か可愛いものですね。



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巨大化したサイアークバッグなんだけど、それがサイアークとも気が付かずに
「バックが動いている、おもしろーい」なんて天真爛漫な様子のラブリー・・・
こういう素直な所というか、アホの子なんだけど無邪気に頑張っている姿は
やはりまさしく正統派のピンク系プリキュアですね・・・(笑)

先代のキュアハートならまず騙されることはないのだけど・・・


プリキュアショーの場合、
大抵ラストにED曲と合わせてダンスをするのがお決まりなのですけど、
当日は仕事を抜け出してきたという負い目があり(?)
さすがにラストまで見ていく時間と余裕が無かったのですけど、
どうせなら最後のダンスも見たかった気はしますね・・
アニメ本編のEDのCGのレベルの高さを見てしまうと、
こうした被り物と言えどもダンスの完成度は何か今にして思うと興味津々ですね・・

あーあ、どうせなら最後まで見れば良かったかな・・・??

ま、いずれ他のイベントにも登場するでしょうし、
昨年同様GW中は色々な所のイベントに出てくる可能性もありますので、
その時まで楽しみは取っておくことにしましょう・・・(笑)



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