「ハピネスチャージプリキュア」第四話は、予告を見ていて「大体こうなるだろうな・・」と
予想をしていたら、ほぼそのまんまの感じでしたので
やはり「正統派の王道を一直線に進んでいる」という感じですね。
実に今後が楽しみですし、
今回の主役のひめの成長がますます期待できそうな感じでした。
それにしてもオープニングの「10周年おめでとう」の今回の担当は
「キュアムーンライト」でしたけど、
この方は、他のプリキュアとは全然雰囲気が違いますね・・・
何かムーンライトが出るだけで緊張感が走るというか、独特のオーラというのか
圧迫感・存在感は感じさせてくれますね。
ムーンライトは、歴代最強との声が高いプリキュアですけど、同時に孤高のお人・・
この方が、つぼみとえりかと一緒に戦っていたなんて、今から考えると何か相当の「意外感」が
ありますよね・・・
2010年当時では、歴代最弱と最強の組合せであり、
歴代で最も身長が高いプリキュアと最も身長が低い凸凹の組合せでもありましたね。
前回のラストでブルー様より
「恋愛禁止令」という指令が出ていましたけど、
今回はそうした事に関係する話はありませんでした。
先日、ポール・ブリッツ様より
「今回は、プリキュアシリーズ初めて「三角関係」が見られるのではと思っております。
ラブリーとプリンセスの間で「恋を取るか友情を取るか」の二者択一を
迫られる展開が待っているのでは、と踏んでいるのですが。 」といった感想・コメントを頂きましたが
それを見て、
自分自身も「あ、確かに。なるほど・・」と感じました。
めぐみと誠司の「幼馴染」というのも中々面白い要素で、小さい頃から兄妹みたいに育つと
中々恋愛感情には至りにくいのですけど、何かのきっかけで「男女」としての意識が突然芽生える事も
ありますからね・・
現在は、コミュニティー障害のひめですけど、
この人は慣れてきて調子に乗ると、
他人の「領域」にも平気でズカズカ土足で入ってきそうな娘ですので、
もしかすると誠司に横恋慕する可能性も無い事はないのかな・・・??
「恋を取るか友情を取るか」の二者択一何て事はあり得るのかな・・・
それを示唆するものは、「ハートキャッチ」の番君の回で一度回答が出ているような気も・・・??
「私には恋よりもプリキュアの方が大切なんです」
「私も同じ想いよ!恋なんていらない!あたし達は…」
「二人でプリキュアよ」
果たして「ハピネスチャージ」はどういう展開を見せてくれるのかな・・・??

第四話でついにひめがお約束通り、めぐみの通う中学に転校してきました。
歴代プリキュアにも多くの転校生がいましたね。
舞・くるみ・せつな・エレン・まこぴーはごく無難に転校の挨拶も出来ていましたけど
(エレンは、かなりハイテンションの自己紹介でしたね・・・)
つぼみとみゆきは、かなりガチガチの状態で、
つぼみは、後のコンビとなるえりかに邪魔されっぱなしという感じでしたけど、
二人は何とか挨拶はしていました・・・
しかし今回のひめは、予想通り(?)かなり深刻でしたね・・・(笑)
さすがコミュニティー障害というのか、
結局は一言も言葉を発していない状態でしたしね・・
だけど、それは分かる気もします。
実は自分自身も転校生だからです。
私自身、生まれは青森県、小学3年から高校を卒業するまで育ったのは仙台、
だけど小学校3年間で結果的に親の仕事の都合上四回も転校を余儀なくされ、
毎回毎回転校生紹介の挨拶とか、クラスに慣れるまでは正直「苦痛」という感覚もありました。
相手のクラスメイトは、自分はよそもの扱い・・・
慣れるまでの間は、「興味本位の対象」・・・
だから、こちらもどう話していけばよいのか分からないし、その加減も分からない・・・
結局は手探り状態なんですよね・・・
ましてや、「ハピネスチャージ」のひめの場合は、
今までは「箱入り娘状態」で、無理して相手とのコミュニケーションを取らなくても
勝手に臣下の者達とかが全てを準備していた・・・
だけどブルースカイ王国の崩壊で、異国の地で一人暮らさなくてはいけない状態に陥り、
そうした中で、いきなり初対面の人と仲良くしろと言われても
無理なのは何か非常によく分かりますね・・・
ま、この辺りは経験者から言わせて貰うと、
結局は環境に慣れるしかない・・・
そして同時に、慣れる事から多くの経験を重ね、その中で相手を認め、そして相手から逆に
認めてもらう事で「自信」を積み重ねていく事、そして
「自分は今後こういう事をやりたい。その為には、〇〇という事を身に付けないといけない」みたいな
自発性が自ずから出てくると思うのです。
「ハピネスチャージ」のひめの場合は、
まだまだそんな段階ではなく、
ここからがむしろ始まり・・・
前作「ドキドキ」は、第一話からメンバー全員の高いレヴェルと自発性を誇っていましたが、
今回のプリキュアは、ラブリーの相方は、こうしたポンコツ・・・
だけどそのポンコツからいかに成長を図り、自発性を持つプリキュアに育つかは
歴代プリキュアをずっと見ていた者としては、
一つの「楽しみ方」でもあります。
だけど今回もラブリーは相変わらず勇猛果敢でしたね。
本当にラブリーは、プリンセスよりもプリキュアになるのが遅いとは思えないほどの
戦いぶりですし、
今回見せた、チョイアークのザコキャラを両手に持ち、それをサイアークに叩き付ける戦法は
まさに三代先輩の「キュアメロディ」の
「爪弾くは荒ぶる調べ!」の口上そのまんまでしたね。
今回のポイントは、やはり「ゆうゆう」かな・・・
この娘は本当に優しく癒し系のキャラになりそうですね。
趣味が「ご飯を作る事」ではなくて「ご飯を美味しく食べる」という事と今回判明しましたけど、
意外と、なおちゃん・うららに次ぐ「大食いキャラ」だったりして・・・??
今回の「ハピネスチャージプリキュア」は、
明朗活発で正義感が強いけど、突っ走り暴走系のラブリー、
コミュニティー障害でポンコツ系のプリンセス
孤高のツンツン系のフォーチュンという構成ですけど、
やはり、この性格バラバラの3人を融和・中和させる役割の人の登場は最早不可欠ですね・・・
それが恐らくは、キュアハニー、つまり「ゆうゆう」なのでしょうけど、
早く本編でも登場して欲しいものですよね。
そろそろ出てこないと、まじに
「オールスター映画」がぶっつけ本番になってしまうのかも・・・??