
↑
坦々麺の一例

↑
(名古屋)台湾ラーメンの一例
本日より7月です!
名実ともに本格的な酷暑の季節にはいりましたけど、こうした夏の暑い日に頂く麺類としては、ざるそばや冷やしうどんや
冷し中華が定番だとは思うのですけど、こうした暑い時にこそ激辛麺を食べて汗を流す事ですっきりさせるといった
逆療法的なこともありなのかもしれないです。
最近はラーメンの世界にも随分と激辛系のメニューが増えていますけど、「ラーメン大好き小泉さん」の小泉さん同様、
実はそれほど激辛系は得意ではない私にとっては真夏の激辛ラーメンというと坦々麺や名古屋台湾ラーメンあたりが
限界なのかもしれないです。
(冷し坦々麺や汁なし坦々麺や辛味噌がピリリと効いたジャージャー麺も美味しいですね~♪)
坦々麺や(名古屋)台湾ラーメンというと、どちらもひき肉を具材として使用していて辛いし似ているようにも感じたりもしますが、
実はこの二つのラーメンはかなりの違いがあったりもします。
坦々麺とは、中華人民共和国の四川省発祥の麺料理で、ラー油、山椒、醤油をベースにした辛い味付けのたれに麺を入れ、
豚肉のそぼろ、ネギ、ザーサイなどの具材を乗せたものが一般的です。
エビのチリソースや麻婆豆腐など多数の四川料理を日本に広めたことで知られる陳建民が日本向けにアレンジしたものが
日本で定着したと言われています。
一方台湾ラーメンとは、豚挽き肉やニラを唐辛子やニンニクで味付けし、醤油ベースの麺にかけた激辛ラーメンです。
1970年代に、名古屋市千種区今池にある台湾料理店「味仙」の台湾人店主である郭明優が、
台南名物の担仔麺を元に賄い料理として作ったのが起源とされ、これを日本人の好みに合わせて色々とアレンジして
作り出されたものであり、
確かに台湾と名付けられていますけど、その発祥は愛知県名古屋市で、名古屋めしの一種とされ、
台湾では「名古屋拉麺」と呼ばれているとのことです。
その他の違いとしては、担々麺のスープは鶏ガラ出汁をベースにしていて、傾向としては豆板醤、ごまペーストを使う場合が
多いと思われます。
対して(名古屋)台湾ラーメンは、鶏ガラ出汁をベースにしつつ醤油の味付けが多いようです。
スープの辛みの違いとして、担々麺は主にラー油、花椒、唐辛子を使用しているのに対して、台湾ラーメンは
主に唐辛子を使用しています。
麺そのものの違いとしては、坦々麺は本来的にははかん水を使わない白いストレート麵であるのに対して
(日本では一般的な小麦粉を使用する中華麺を使うお店が多いと思います)
台湾ラーメンは中華麺のみを使用しています。
具材の違いとしては、坦々麺はひき肉を味噌と調味料を使って炒める肉味噌をベースとし、野菜として
チンゲンサイやほうれん草を使っているお店が多いです。
台湾ラーメンの具材は豚のひき肉を醤油とにんにく、唐辛子等の調味料を使って炒める台湾ミンチをベースとし、
野菜としてはニラを使用しています。
担々麵のひき肉は味噌中心の味付けであるのに対して、台湾ラーメンのひき肉は、醤油中心の味付けといえそうです。

坦々麺や名古屋台湾ラーメンは既にたくさんのメーカーよりカップ麺が発売されていますけど、坦々麺に関しては
日清の麺職人が私的には最も大好きです。
日清麺職人の担々麺はマイルドな辛さではなくて、相応の辛さはあると思います。
カップ麺としての名古屋台湾ラーメンや北極みたいなとてつもない激辛ではなくて、
どちらかというと優雅で上品にまとめられた激辛だと思うのですけど、やはりそれなりに舌はビリビリと痺れる辛さは
十分すぎるほど感じられます。
そうした辛さをマイルドにさせるトッピングとしてコーンをいれることは私的にはとてもお勧めです。
スープの辛さが減るという事はないのですけど、シャキッとしたとうもろこしの甘さが麺とスープに絡んでくると
辛いという感覚よりは「甘さと辛さのすてきな融合」を感じたりもします。
食べていてとうもろこし無しの状態のスープよりは、はるかにゴクゴクと飲み干せる食感があったりもします。
こうやってみてみると、とうもろこしの甘さは激辛系食品をかなり中和させる調味料的なものがあると思います。


カップ麺としての名古屋台湾ラーメンの中ではお気に入りなのはニュータッチの凄麺シリーズの「名古屋 台湾ラーメン」です!
ニュータッチの凄麺の「名古屋 台湾ラーメン」は確かに辛さはかなりのものがあるのですけど、
とてつもない激辛という辛さではなくて、マイルド感は間違いなくあると思います。
どちらかというと濃口醤油風の中華麺に辛さが加わったという印象があり、強烈な激辛ではなくて、
ピリ辛よりは少し上ぐらいの辛口という印象だと思います。
決してむせるほどの辛さではなくて食べやすい辛さなのだと思いますし、町中華みたいなラーメンという感想が
自然と湧いてくるカップ麺なのだと思います。
「中華風の味付けなのかな・・?」と感じさせるものがありましたし、確かに辛さはあるのだけどスープそのものが
おいしくて飲みやすいと言う事もありますので、むしろ白いご飯と一緒に食べた方がいいのかもしれないですし、
このスープだけでたくわんが添えられていればこれはこれで立派な「ラーメン定食」が成り立つぐらいの美味しさは
間違いなくあると思います。
ニラの風味が中華風の辛口醤油のスープと相性抜群だと思いますし、
麺の食感はモチモチ感の強い弾力感じる麺と言う事で、麺がこの辛いスープによく絡んでいると思います。
ニラは香りがほのかにするもので柔らかい食感が素晴らしく、
ミンチは見た目も味も良くある乾燥の物と同じ味ですが、しっかりと塩気と味が染みていると思います。
このミンチに関しては日清のカップ麺のあの例の謎肉よりは肉らしい食感は感じさせていると思います。
そうそう・・名古屋台湾ラーメンはアニメ版「ラーメン大好き小泉さん」の最終回のAパートにも登場していました~♪

最初にこの第12話を見ていた時には
「あれ・・?、小泉さん、確か第11話では大阪のラーメンを大澤悠の従妹の絢音お姉ちゃんと共に食べまくっていて、
悠と絢音お姉ちゃんと大阪駅で別れて東京に戻っていたのでは・・?」と思っていたのですけど、
第12話でその謎(?)が解明されていました。
小泉さん : 昨日帰りの新幹線で読んでいた雑誌に台湾混ぜそばが載っていて…
小泉さん : 気が付いたら名古屋の台湾ラーメン発祥の店にいました
辛旨満足、ニラと挽肉がポイント
小泉さんにとって美味しいラーメンがそこにあると分かれば、大阪から東京に戻る途中であっても
名古屋で途中下車という選択も普通にOKなのですね~♪
細かい経緯は省略しますけど、悠もなぜか名古屋で途中下車して名古屋で小泉さんを探し回っていた際に
スガキヤで無事に(?)小泉さんと再会し、
そしてその流れで大澤悠と小泉さんは「台湾ラーメン」も食べに行く事になったのです。
悠 : へえ、すごい。台湾のラーメンが名古屋で食べれるんだ
小泉さん : いえ、台湾人の店主が作った名古屋のご当地麺です。台湾には存在しません
小泉さん : ちなみに、私は辛味少なめの台湾ラーメン・アメリカンを注文しました。辛いのは苦手な方なので
悠 : 台湾ラーメンなのにアメリカンってどういうこと!?
小泉さん : アメリカンコーヒーと同じ薄めということです
小泉さん : 今や台湾ラーメンは名古屋のメジャーメニュー
このあたりの小泉さんのうんちくは素晴らしいですね~!
というかラーメンにも「アメリカン」的なものがある事自体驚きでもありました~!
第12話のAパートは第11話からの続きという感じでもあったのですけど、悠が従妹の大阪在住のお姉ちゃんの
引っ越しの手伝いを終えて東京への帰路の途中の名古屋駅から「小泉さんらしき人」を目撃したというただそれだけの理由で
お金もほとんど持たない状態で名古屋駅で途中下車し小泉さんを当てもなく探し回る光景は、
ストーカーも真っ青の悠のとてつもない小泉さん愛に溢れていたのかもしれないです・・
なんだかんだいってこの二人にはなにか「ヘンなご縁」があるのかもしれないということでした・・
小泉さん : 行き当たりばったりで途中下車なんて貴女らしいです。まったく何を考えているのやら
悠 : そんなの…
そんなの…ラーメンに夢中な小泉さんに夢中だからだよ!
あ…あたし、初めてそういうの見付けたから…だから、その…もうちょっと…仲良く出来たらなーと
小泉さん : じき発車です
悠 : い、一緒に座ろうよ!自由席なんだし!
このシーンを見ていたときは「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!! ついに悠の小泉さんに対する愛の告白が!!」と
とてつもなくテンション上がり放題でした~♪
だけどそれに対する小泉さんの反応は全くの予想通りでした・・
しかも言葉じゃなくてメールであの不滅の名言の「嫌です」を悠に送り付けるというのも小泉さんらしい話でもありました!
その際の悠の反応の心の叫びの(小泉さんからの初メーール!つ、遂に…遂に私達…!)というのも
最後の最後まで小泉さんのストーカー(?)にふさわしい大澤悠らしいものでしたし、
ここまで拒絶されても拒絶を拒絶とも思わず逆にそれを小泉さんからの告白と前向きにとらえてしまう悠のあの
ポジティブさは私も見習う必要があるのかもしれないですね~♪
- 関連記事
-
スポンサーサイト
見た目台湾ラーメンに似ているのですが、バラ肉だったり、ニンニクの芽を使っていたり台湾ラーメンと違う点もあります。
もしかしたら、もともとは同じだった品が台湾と満州に分かれて、それぞれ日本に入ってきたのかも知れませんね。
東京にも支店があったみたいですが、現在は閉店された様です。