本日は節分です。
最近は玄関前に節分の魔除けの象徴としてのイワシの頭を玄関前や門扉に飾る家も相当少なくなってきたと感じます。
(埼玉でもよほど高齢者世帯の家でないとまず見かけない・・という印象もあります)
私が小~中学校に通っていた頃、学校の周辺には普通の民家や農家・町工場・商店・お寺等が混在するエリアでしたけど、
当時は節分の際にはそうしたイワシの頭を玄関等に飾っている家も多々あったと記憶しています。
当時はノストラダムスの大予言とか口裂け女とかムー大陸とか北米の牧場で宇宙人らしき生命体が牛の血を出さずに
解剖してその死体を放置している等「オカルトブームみたいな世相もありまして、
イワシの頭を飾っていると翌日には食いちぎられた痕跡があると、オカルト好きで人騒がせな子供が
「あのイワシは鬼が食ったんだ!」とか「宇宙人が食いちぎった」などある事ない事言いふらし、
泣き虫の女の子を結構本気で泣かせていたりする事もあったようですけど、
あれは多分ですけど野良猫とかカラスが食い散らかしたというのが実情だったのだと思います。
昨年、お彼岸時にお墓参りに行った際に、お供え物用の団子・饅頭を用意していったのですけど、お線香を付けたり
お墓の掃除をしていた時から、二羽のカラスがじーーっとこちらの様子をうかがっていて
「多分、あのカラスはお供え物がお目当てなんだろうな・・」と感じていたら、まさにその通りだったようでして、
私とうちの奥様がお墓周辺の視界から消えたと同時にあっと言う間にそのお供え物はカラスによって食べられてしまって
いました・・
イワシの頭が玄関前に置かれていたら、それこそカラスの恰好のエサだったのかもしれないです。
イワシというと以前はサンマ・サバ等と並ぶ庶民の魚=大衆魚みたいなイメージもありましたけど、
最近は必ずしもそういう訳ではないようですね。
2006年前後ですと、マイワシの不漁が続き、当時の築地市場では最高値が1キロ5500円、1匹換算で1200円みたいな
とてつもない高値!も付いた時期もあったようですね。
1キロ5千円といえば上物のクロマグロ並みですので、この頃はもしかしたら回転寿司においてもイワシは高嶺の花
だったのかもしれないです。
最近のイワシは、キロあたり千円程度、1匹あたり200~300円ですので、なんとか以前みたいな大衆魚の地位は
回復したと言えるのかもしれないですけど、
海水の温度の変化とか周辺の国の乱獲等の要因もありますので、今後も年によっては漁獲量激変みたいな
事態は避けられないと思いますし、
マグロのように可能性的に「将来は食べたくても食べる事ができない幻の食材」になってしまう可能性すらありそうです。
イワシというと以前は普通に家庭の食卓に夕ご飯のおかずとして出ていたような印象もありますし、
イワシの塩焼きとか味噌煮とか鍋のイワシの肉団子とかつみれ等で結構食べていたような記憶があったりもします。
私自身18歳で親元離れて一人暮らしをするようになって家計の節約のために自炊らしきことをしてみると
イワシという素材を使う事はほとんど無かったと思います。
私自身が大のサンマの塩焼き好きという事情もあったのですけど、魚を焼く場合ってほとんどはサンマ・サバ・鮭、
またはブリの照り焼き程度であり、イワシを自炊の素材として使った事はまず無かったようにも思えます。
その理由の一つしてあるのは、イワシのあの独特の生臭さがあったのかもしれません。


最近のスーパーでは、「焼イワシの丸干し」という小さいイワシを丸焼きにしたものをパックで売っていたりもしていて、
6匹も入っていて価格が198円+8%というのも、むしろお得なのかもしれないです。
家庭で焼くとあの煙やにおいが大変ですからね・・
節分みたいな日には、ご飯のおかずとして頭からがぶっとイワシにかじりつき、鬼と言った邪を払いたいものです~♪
さてさて・・缶詰ではイワシという素材は昔から定番の一つですよね!
イワシの味噌煮・生姜煮・蒲焼きなど色々あるようですけど、私自身煮魚があまり好きではない事もありますし、
味噌煮・醤油煮のいわしの缶詰は、加工されてもあの独特の生臭さに抵抗があったようにも感じたりもします。
イワシというのは私的には焼いて食べるのがいっちば~ん!と言えそうです・
マルハから「イワシのトマト煮」という缶詰が出された時は「全然生臭くないしイタリアンみたいで美味しい!」と
感じたものですけど、さすがモノづくり大国日本!
その後またまた素晴らしい商品が世に出ました!
それがマルハの「イワシのレモンスープ」の缶詰でした。

レモンスープ漬けのイワシの缶詰ですけど、
食べる前は「イワシとレモンの酸味なんて合うのかな・・?」とか「またどうせ生臭いんじゃないの・・?」みたいな危惧も
あったのですけど、これが意外とさっぱりしていて美味しいし、生臭さは全く無く、
むしろお酒のつまみとしてもよく合うんじゃないのかな・・?とも感じたほどでした。
酸味の利いたレモンスープでイワシを煮込んだだけというシンプルな味なのですけど、酸味とイワシって
意外と相性がいいものなのですね~♪
魚を煮込むというと、醤油・味噌・ショウガぐらいしか調味料としては思い浮かばなかったのですけど
まさかレモンという果実がイワシとここまで合うとは思ってもいなかったですし、
そのまま食べてもサラダ等に付け合せとして食べても美味しいというその応用範囲の広さは面白い発見でもありました!
そのまま食べる場合の応用としては、
このレモンスープ漬のイワシにうすくスライスした玉ねぎをのせて、これにオリーブオイルを数滴たらして食べると
あらあら、不思議!いつのまにかイタリア料理っぽい感じになっていました・
この「イワシのレモンスープ」の応用編としてお勧めしたいのは二つほどあります。
1.キャベツのオーブン焼き
これは凄いシンプルでして、キャベツを下に敷き、そのキャベツの上にこのレモンスープ浸のイワシを乗せ、
この上に粉チーズとブラックペッパーと生卵を乗せてオーブンで10分程度焼けば完成です!
2.イワシのレモンスープのパスタ
これもすごい簡単です!
フライパンにオリーブオイルを入れてキャベツを軽く炒めて更にレモンスープのイワシ漬を投入し
ほぐすようにさっと炒めます。
そしてそれを茹でたバスタにからめるだけで完成です!
3.イワシとアスパラのチーズ&マヨネーズのせ
これもすごく簡単でして、レモンスープのイワシに缶詰のアスパラを添えて、その上にピザ用チーズと胡椒とマヨネーズを
掛けてレンジでチン!するだけでとってもおいしいおつまみ&おかずが完成します。
全体に濃厚な味ですけど、レモンの酸味がやはり活きていると思います。

最後に・・上記で「イワシの缶詰で煮物系はちょっと・・」と記しましたけど、イワシの蒲焼きの缶詰はとても美味しいと思います。
ごはんの上にイワシの蒲焼きを乗せてレンジで2分程度加熱してアツアツの状態で食べると、一瞬なのですけど
「これは鰻の蒲焼きなのかっ!?」とすら感じてしまうほどジューシーさがあったと思います。
本日節分ですので、豆まきや恵方巻きもいいけど、イワシを使用した料理をたまに食べてみるのもすてきな事なのだと
思います。
丸焼きでなくてもこうやってイワシの缶詰にも色々とおいしそうなものがたくさんありそうですので、イワシの缶詰を使用した
オリジナルレシピを節分の時に考えるのも楽しいものがありそうです。
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本日は節分!という事で生地も節分ですね。
私の住んでいる地域では、実はイワシの頭を飾る習慣はなく、本物を見た事はありません。最初に見たのはテレビだったような…?初めて知った時は衝撃的でした。
イワシ自体は様々な料理で楽しむ事が出来る万能食材ですね。缶詰だと独特の臭みも少なく、味付けも良いので食べやすいですね(*^^*)