ロリィタファッションとは男の子の視点でもそうですけど、女の子の視点で見ても「永遠の憧れ」なのかもしれないですし、
あの少女的なファッションは見ているだけで惚れ惚れと見とれてしまいそうな雰囲気は間違いなくあると思います。
だけど世間一般的にはロリィタファッションについての誤解はまだまだあるようでして、人によっては
「中二病みたいな感じ」とか「ちょっと痛いファッション」とか、はたまたメイドカフェのメイドさん衣装と混同されていたり、
挙句の果てには「コスプレの一種・・?」と感じられている人も意外と多いのではないのかなと感じたりもします。
ロリィタファッション好きな人の観点から見てみると、メイド服とかコスプレと言われるだけでも
「ちょっと違うんだよね・・」とガッカリされるのかもしれないです・・(汗)

一口にロリィタファッションといってもその種類は多様性があり、例えばゴスロリとクラシカルロリィタの境界が極めて曖昧で
あるとか、ゴシック要素の無い黒のロリィタファッションは広義的には甘ロリに含まれるとか
正直、私もよくわからない点は多々あるものでして、当ブログの記事としてとてもじゃないけど専門的な解説をする事自体
お門違いな感じでもありますので、ここではそんなに専門的に捉えずに、あくまで
「それではロリィタファッションの中で甘ロリとゴスロリの主な違いはどこにあるのか・・?」という点について簡単に
触れさせて頂き、私のそんな拙い文章では「よくわからん・・」という皆様も多いと思われますので、比較対照という事で、
dream fantasyのアミグリさんが過去に描かれた
オリジナル作品の中から、甘ロリとゴスロリの女の子を描かれた作品でもって、その違いを感じ取って頂き、
最後にその具体例として、東方キャラの中から聖白蓮さんという命蓮寺の住職さんに
甘ロリとゴスロリを着せてみてしまったというアミグリさんの作品を皆様に是非ご覧頂きたいと思います。
まずロリィタファッションとは、一言で言うと少女らしさを強調するような要素をふんだんに取り入れたファッションと言えますが、
その種類はごく大雑把に分別すると甘ロリ・ゴスロリ・クラシカルロリィタの三つに分類されると思います。
クラシカルロリィタにまで話が及ぶと管理人の私自身の脳が破壊されそうなほどその厳密な分類と定義は
難しいものがありますので、本記事においては甘ロリとゴスロリに絞らさせて頂きたいと思います。
甘ロリは、小さい子が憧れそうなデザインが非常に女の子らしいファッションです。
柄・レース・フリル・ふわふわに膨らんだスカートなど全てが甘いスイートな雰囲気で構成されているといっても過言ではないと
思います。
よく「ご注文はうさぎですか??の世界は全てがかわいらしさから構成されている」と言われるのですけど、
同様に甘ロリというのも全てがスイートな雰囲気のかわいらしさで構成されているという事なのだと思います。
そして「これが甘ロリの絶対的定義だっ!」というものはないのかもしれないですけど、一つだけ指摘をさせて頂きますと、
甘ロリはファッションのどこかしらでパステルカラーが使われていることがほとんどであり、
ピンクなどのパステルカラーではゴシック色が表現出来ないので、ピンクのゴスロリは存在しないという事なのだと思います。
今回の表記はあえて「ロリィタ」という表示をさせて頂いておりますけど、これは一般的にロリとか何とか言うと
幼女好きのロリコンといったヘンな(?)イメージがあるかもしれないので、ファション好きの皆様からは
「ロリータと表記しないで」という声が多い事に配慮をさせて頂いたからでもあります。
こうした点から考えると甘ロリというものは、お姫様のように甘くキュートなファッションのことで、
「かわいくあること」という王道に徹底したスタイルといえそうです。
甘ロリの基本的な色彩は赤やピンクなどカラフルで華やかなものが多いのですけど、
怪奇要素・世紀末的な退廃要素が含まれる場合は、白でも黒でもそれはゴスロリに分類されると思われますけど、
退廃的といったゴシックの要素のない白ロリ・黒ロリは、広義では甘ロリに含まれるという事になると思います。
あ~なんだかややこしいという感じなのかもしれないですけど、大雑把に捉えると最近では甘ロリでもゴスロリでも
それほど大きな違いがないのが現実であり、
もしかしたら・・? 着ている方が「これは甘ロリなのっ!」と言うのだったらそこに多少グロテスクな要素があったとしても
それは甘ロリと言えるのかもしれないですね~
そして全体的に言えることは、ロリィタファッションとは人の評価や世の流行は意に介さず、自分の好きな服を着るのが
真骨頂と言えるのかもしれないです。
なんだかまとまりのない文章になってしまいましたので(汗・・)、ここはまたまたアミグリさんにヘルプを求めたいと思います。
そんな訳でまずは皆様に「甘ロリとはどんな感じなのか」を視覚的にご覧になって頂くために
アミグリさんが2012年6月に描かれた「甘ロリ」のオリジナルの女の子をご覧頂きたいと思います。
このオリジナルの甘ロリの女の子は、正真正銘の正攻法で描かれた由緒正しき正統派の甘ロリの女の子だと
思います。
「甘ロリの一例」として百科事典に掲載されていても全く違和感が無いようにすら感じます。
甘ロリの大きな特徴でもある女の子らしいピンクの柄・レース・フリル・ふわふわに膨らんだスカートなど甘ロリ要素が
一枚の絵にぎゅぎゅっと盛り込まれていて、この甘ロリの女の子を見る度に
「女の子っていいものだよね~」とか「一度でいいからこうした素晴らしい衣装を身に纏って街を闊歩したい!」と
感じさせるものがあると思います。
まさしく女の子の憧れ・象徴的要素が見事に一枚の絵として表現されていると思います。
見ているだけで「この精緻な細かいフリルを描くの大変そう・・」とか「東方の鍵山雛よりも難しそう・・」と感じてしまいますけど、
そうした大変さを超越してそこにあるのは純粋な少女の憧れの象徴としての甘ロリ絵なのだと
思えてならないですね~!
アミグリさんの描かれたオリジナル作品には素晴らしい名作がたくさんあるのですけど、この甘ロリも突出した
傑作オリジナル作品だと思います!

続きまして「ゴスロリ」です。ゴスロリとはゴシックロリィタの略称でもあったりします。
ゴスロリ=ゴシックロリィタは、少女趣味要素にゴシックと呼ばれるホラー・退廃的な要素が含まれるので
甘ロリとは正反対と言っても過言ではありませんけど、
黒ロリのように「それってちっともスイートな少女趣味要素ないじゃん・・」と感じたとしても着ている本人が
「これは甘ロリなのっ!」と言いさえすればそれは甘ロリになりそうですし、
フリル満載でスカートがふわふわに膨らんでいても怪奇要素が加わればそれは甘ロリではなくて
ゴスロリとして定義されそうなのですので、やはり両者の違いは実は意外とあんまり無い・・という感じなのかもしれないです。
反面もたとえふわふわに膨らんだスカートにフリフリのかわいいフリルがたくさん装着されていても、
十字架や骸骨やお墓などのホラーなモチーフが加味されているとそれはゴスロリとして扱われる事になると思います。
あくまで一般的定義として書かせて頂くと、ゴスロリとは基本的には黒や紫といった黒系の色を基調として、
甘ロリと同じように、レース・フリル。リボンに飾られた華美な洋服にパニエで膨らませたスカートに、
編み上げのブーツや厚底のワンストラップシューズが大きな特徴とも言えそうです。
そしてここに例えばですけど、十字架・コウモリ・吸血鬼といったデザインをアクセサリーとして用い、
19世紀末のイギリス風の様式美と童話に内包される怪奇性を融合させる退廃的なのだけど同時にとても少女らしい
ファッションと言えるのだと思います。
だけど全体的にはどちらかというと両者にそれほど大きな違いも無く、黒の基調だからゴスロリ、ピンク系だから甘ロリという
捉え方の方がわかりやすいと言えるのかもしれないです。
参考までにアニメ作品において典型的なゴスロリ衣装の方を下記に列記させて頂きますと・・・
〇アイドルマスター シンデレラガールズ / 神崎蘭子
〇僕は友達が少ない / 羽瀬川小鳩
〇俺の妹がこんなに可愛いわけがない / 黒猫(五更瑠璃)
〇ローゼンメイデン / 水銀燈
〇デート・ア・ライブ / 時崎狂三
〇武蔵野線の姉妹 / 緑川蘭子
〇中二病でも恋がしたい / 小鳥遊六花
全体的にはちょっと痛い子が多そうなのは仕方ないのかもしれないですね・・(汗)
それでは甘ロリとの違いを皆様に見て頂くためにアミグリさんが2013年2月に描かれたゴスロリ少女を
ご覧頂きたいと思います。
全体的な雰囲気は甘ロリと同じなのですけど、やはり色彩がもたらす印象の違いは大きいのだと思います。
色彩が黒と紫の中間という事で、退廃的で世紀末的で悪魔的なゴスロリではないのですけど、
やはり上記のピンクとは人に与える印象は全然違うように感じられます。
フリフリフリルとかふっくら膨らんだスカートといつた甘ロリ要素と共通するものがあっても、黒っぽいミサ服みたいな雰囲気が
やはりこの作品はゴスロリ系なのだ・・と感じさせるのだと思います。
アミグリさんの描かれる甘ロリもゴスロリも共通しして言えることは「少女らしい」・「幻想的」・「かわいい」という事なのだと
感じます!

下記においては甘ロリ・ゴスロリの具体的事例としてアミグリさんが描かれた東方の聖白蓮さんをもって
皆様に下記に提示をさせて頂きたいと思います。
幻想郷内の仏教勢力の第一人者であり命蓮寺の代表者を務められている
幻想郷のすてきな聖母さまともいえそうな聖白蓮さんのイラスト2枚を転載&ご紹介をさせて頂きたいと思います。
白蓮さんは早い話がお寺のお坊様であり、とてつもない能力と魔法とバトルの強さを誇っている御方と言う事もありますし、
また白蓮さんの元々の性格の生真面目さという事もあり、どちらかというと東方絵師様が描かれる白蓮さんは
宗教家とか清廉潔白なイメージで描かれている事が多いような印象もあったりします。
そうした白蓮さんを
dream fantasyのアミグリさんは
すてきなアレンジを施され、「こんなすてきな白蓮さんもありなんだ~!」という事を私たちに見せつけてくれたと思います。
上記の白蓮さんは、アミグリさんが2014年7月に描かれた作品で「甘ロリひじりん」というタイトルが付けられています。
このフリルのきらびやかさと華やかさは圧巻だと思いますし、ピンクを基調としたこのトーンは甘ロリの典型的な作品であり、
ドレス・帽子・袖等に施されているこのフリルの圧倒的な情報量の多さには目を見張るものがあると思います。
上記のオリジナルの甘ロリ・ゴスロリもあのフリルを描かれるのは相当な困難さがあったものと思われますけど、
白蓮さんのこの情報量の多さにも脱帽させられるものが間違いなくありそうです!
とにかく素晴らしくて見れば見るほどうっとりとさせられてしまいそうですし、
こういう美しいお坊さんがお寺さんで代表者を務められていたのだとしたら、
私は煩悩まる出しでもいますぐ出家しよう!! という感じになるのかもしれないですね! (滝汗・・!)

続きまして、アミグリさんが2014年6月に描かれた「「ねぇ…❤」とタイトルが付けられたゴスロリの白蓮さんです!
上記の甘ロリのピンクトーンが基調の白蓮さんとは劇的に雰囲気が変化していると思います。
掲載当時のアミグリさんのコメントとして
「pixivのフォロワーさんが800人を突破した記念に描きました。
最初は甘ロリにする予定でしたが、ひじりんはやっぱゴスロリが似合うかもと思ってゴスロリにしました。
フリルを塗るのが大変でしたね…(^-^;)」との事ですけど、
この白蓮さんは黒に限りなく近い濃い色彩の紫色を基調としているせいもあり、雰囲気はゴスロリそのものという印象も
あったりします。
ここにもしも白蓮さんがお坊さんらしい数珠とか竹箆・中啓(扇子)や印金といった仏具アイテムを手にされていたとしたら
雰囲気的には上記で記したゴスロリ定義の怪奇的要素も満たす形となりますので、ますますゴスロリ要素がマシマシに
なったのかもしれないですね~
このゴスロリ白蓮さんの衣装は黒または濃い紫系という事でなんとなくですけど、高貴なお坊様が身に纏われる法衣の
ようにも感じられますし、紫色の袈裟=法衣は地位が高いという意味合いもありますので、
ピンクの甘ロリ白蓮さんは美しさをイメージさせ、この黒紫のゴスロリ白蓮さんは、命蓮寺の代表者らしい荘厳さを
イメージさせていると言えるのかもしれないです。
東方絵師の皆様が白蓮さんを描かれる場合、どちらかというと年長者とか東方心綺楼でのバトルでのイメージとか
東方深秘録でのターボ白蓮さんのイメージとか弟子や白蓮さんを慕う妖怪に囲まれているという母性溢れるイメージで
描かれる傾向がある中で、アミグリさんの描かれる白蓮さんは一味もふた味も異なっているのが
アミグリさんの東方絵師様としての「個性」なのではないのかな・・?と思ったりもします。
白蓮さんは世俗を離れられている大変高貴な御方なのですけど、アミグリさんの手にかかってしまうと
こんなにもロリっぽい雰囲気が全開で、高僧というよりはむしろ10代のすてきな美少女にすら感じさせてしまう
白蓮さんがここにはいるのだと思います!
上記のアミグリさんが描かれた白蓮さんとオリジナルの女の子の権利は、全て白蓮さん等の絵師様であるアミグリさんに
帰するものであり、当ブログにおける転載とご紹介は事前に全てアミグリさんからご了解を頂いたものであり、
アミグリさんからのご厚意で転載をさせて頂いておりますので、
無断お持ち帰りや無断コピーは絶対NGですので くれぐれも宜しくお願い申し上げます。
アミグリさん、本当にいつも素敵なイラストの転載を快諾して頂きありがとうございます!!
皆様の中で「こんなに美しい甘ロリ絵を描く人のブログってどんなもんなのだろう・・? 」などと興味がある方は、
是非是非アミグリさんのブログ
dream fantasy を
ご覧になって頂きたいと思いますし、宜しければ、当ブログだけではなくて、
是非アミグリさんの本家本元のブログ
dream fantasy に一度お越しして頂けると
アミグリさんのブログをご紹介させて頂いている私もとってもとっても嬉しいです!
アミグリさんが定期的に作品を投稿され続けている →
アミグリさんのpixiv にも是非一度足を運んで頂ければ幸いです!
→
アミグリさんのpixivそれでは最後まで本記事を読んで頂きありがとうございました!
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ロリータファッションが注目されたのは24年前。
甘ロりは当初ネオ・ロリータと呼ばれていました。
ボクが大学生で東京に遊びに行ったときに原宿で遭遇。
九州では皆無なファッションに「さすが関東、格が違う」と思いました。