私自身PCは1999年から使用していまして、20年で現在使用しているPCは4台目と言う事で、
昨年末辺りから状態があまり芳しくなくて、多分ですけど年内に破損する事は目に見えています。
今後何か不具合が生じた場合は修理ではなくて買い替え時と考えております。
初めて購入したPCは池袋のビックカメラで約23万近くの価格で購入をしたのですけど、最近のPCは大分価格も安くなっていて
現在の4代目PCも2012年当時ケーズ電器で5万だった事を考えると
「PCもこれだけ各家庭に普及したからこそここまで安くなったのか・・?」とも言えるのかもしれなですね。
PCを一つの基準として考えると、最近というか平成以降の家電は「大体5~6年経過すると故障し、その時が買い替え時」
と言えるのかもしれないです。
というのも一度故障し、販売店等に修理で持っていくと、1~2万近く掛かってしまうのは普通であり、店側からも
「それなら新しい機種に買い替えた方がむしろお得ですよ~」と言われるのがオチなのかもしれないです。
テレビやPCの広告でたまにですけど「昭和××年製造販売の扇風機・加湿器を使用されている皆様へ、使用を続けると
発火・発煙の危険性がありますので、直ちに使用を中止し、△△社にまでご連絡を下さい」といった案内を見かけたりすることも
あるのですけど、それは逆に解釈すると
「へー、それじゃー、昭和の頃に製造された家電が今現在でも尚使用され続けている証なんじゃん」と思ったりもします。
何となくですけとイメージ的には昭和の頃に生産販売されていた家電製品はやたら頑丈で長持ちするという感覚も
あったりもします。
昔の古い電化製品は壊れにくいものなのでしょうか・・?
そうした問いに正解は無いのかもしれないですし、少なくとも昭和の家電=頑丈・平成の家電=すぐ壊れるという単純なものでは
ないと思います。
ただ言えることは、昭和の頃の家電製品は今現在のような高度で多機能な構造ではなくて、元々がシンプルな構造ゆえに
部品が複雑化・多種類化していないから壊れにくいという傾向はあるのかもしれないですね。
今現在は高性能・多機能・低価格戦略により、次から次へと毎年のように新製品を出して売り尽くしていくと言うのが
一つのスタイルと言えそうですし、
新製品のサイクルが極めて早いと言う事もあり、買い替えサイクルの方が製品寿命よりも早いだろうという事で
メーカーとしても以前よりは「壊れにくい頑丈さ」を品質作りの上で以前よりは重要視していないと言う事も案外
あるのかもしれないですし、
昭和の頃の家電は設計、製造技術が今ほど進んでいなかったゆえに、むしろ余裕をもった設計製作がされていた事も
あるのかもしれないです。
それと昭和末期以降は、日本で製品を作らず部品を含めて海外で生産をする事が増えてきた結果、
純粋なメイド・イン・ジャパンとしての製品の割合が激減しているという事も大きいのかもしれないです。
今現在は製造コストや人件費を押さえるため、東南アジア各国で製造し、日本に逆輸入しているというケースも
相当多い故に、やはり品質の詰めの甘さはひと頃よりは多少はあるのかもしれないです。
反面海外で作られた家電が多いと言う事は、価格の安さをもたらしてくれましたので、そうした事が全てがよくないと言う事は
全く無いと思います。
例えば昭和後半の頃の電子レンジはまだ高根の花で一台10万程度したと思いますけど、今現在は1~2万出せば
相当高機能のレンジを購入できますし、
機能や省エネという観点では昭和の家電は全く太刀打ちできないものがあると思います。
やはり物事は一長一短という事なのだと思いますし、日本人全体の「修理代を考えると新しいものを買い替えた方がメリット」と
モノに対する考え方の変化もそこにはあるのかもしれないです。

実はなのですけど、我が家にも昭和の頃から欠かさず使用し続けていて一度も壊れた事も無く本日も元気に稼働している
家電が一つあったりします。
それが現在はパナソニック傘下に入っている三洋電機製造販売のドライヤーです!
この三洋電機のドライヤーですけど、私が東北の実家を離れて埼玉にて一人暮らしを始めた際に
大宮の当時駅前に立地していた中央デパートの3階の家電コーナーで購入したものですので、
購入時期は多分1984年ですので、なんと・・! 35年間も一度も壊れる事無く現役で稼働を続けています!
使用するのはお風呂上りのせいぜい1~2分程度でそんなに長時間使用している家電ではないのですけど、
それでも35年間全く故障しないというのも凄いものがあるのかもしれないです。
今現在でもちゃんと温風・冷風の切り替えができますし、雨が降っている中うっかり携帯を道路に落してしまい、
落した瞬間に水が携帯に入り込んでしまった際に、このドライヤーの温風で水分を乾燥させたら、なんとか携帯も
無事に再稼働した事もありますので、
このドライヤーには生涯現役で頑張ってほしいものです!

そうそう我が家でいまだに使用されている古い家電としてブラウン管のテレビというものもあったりします・・(汗・・)
というかこれだれ次世代4Kテレビがどうたらこうたら言われているこの時代でいまだにブラウン管テレビを使用し続けているのも
凄い話なのかもしれないです・・(汗)
我が家にはテレビは3台あるのですけど、他の2台はもちろん液晶です・・(笑)
それではどうして今現在もこのブラウン管テレビを現役で使っているのかと言うと、このブラウン管テレビが
只のテレビではなくて、今は無きメーカーのaiwa社製のテレビとビデオが一体化された「テレビデオ」という
またまたとてつもないアナログ家電であるからです。
もちろん今現在の深夜アニメ等の録画はDVDなのですけど、DVD普及の前に録画しておいた貴重なアニメ作品等の
録画媒体にVHSビデオがあったりしまして、このVHSビデオをたまに見るためだけに
このテレビデオを使用しているという経緯もあったりします・・(汗・・)
このaiwaの地デジ対応なしのアナログ放送向きのブラウン管テレビデオは、発売当初は、
「テレビの他にビデオデッキを購入する必要が無い」とか「一台で二役!」みたいな感じで一部で重宝されていたと思います。
このテレビデオ購入は確か1998年頃だったと思いますが、
上記のドライヤーと同様に一度も故障する事も無く現在に至っています。
我が家は、ネットも電話もテレビも全てケーブルネット(現・J-com)を使用しているのですけど
(今から数十年前に、近隣で巨大高層UR計画が起きた際に近隣とURの間に協定が成立し、電波障害を回避させる目的で
URが無償で対象世帯全てに対してケーブル化工事を施行したという背景があったりもします)
2011年頃の総務省主導による地デジ化が推進されていた時に、ケーブルネット側から
アナログ放送→デジタル放送へ変換する受信機が無償配布されていたのですが、実はこの受信機を使う事で
いまだに地デジ未対応のはずのブラウン管式のテレビデオを見ることは一応は出来ます。
既に「4Kテレビ」がどーたらこーたら言われているこの時代において、こんなあまりにもレトロな
ブラン管テレビ、ましてやaiwaのテレビデオを
使い続けている私もまさに「典型的な昭和のアナログ世代の生き残り」と言えそうですね(滝汗・・)
それにしてもブラウン管テレビも20年以上使い続けていても画像が全く乱れることなくテレビもビデオ機能も普通に
稼働し続けているなんて、やはり古い家電は長持ちするというのは本当なのかもしれないですね。
aiwaの強みは「アナログ家電製品」だったと言えるのかもしれないです。
日本で初めてラジカセを発売するなど、オーディオブランドとして確固たる地位を獲得しましたけど、
デジタル化の波に乗り遅れるなどして次第に業績が悪化し、2002年にはソニーに吸収合併され、
携帯オーディオプレーヤーなどを展開していましたが、やはり業績が振るわず、
2008年にはブランド終息が発表され、ここに市場からaiwaの名前が消滅する事になります。
21世紀に入ると、デジタル・IT化の流れが急速に押し寄せ、
アナログ商品主体だったアイワ単独の生き残りは難しかったと言えるのかもしれないですね。
2017年2月に十和田オーディオがソニーから利用権を譲り受け、新会社「aiwa」を4月に設立し、ここに
実に9年ぶりの「aiwaブランド」が復活となった経緯もあります。
「設計は旧aiwaから受け継いだものではないですが、オーディオメーカーとして音にはこだわっていきたい」との新会社からの
コメントが出ていましたけど、
昔ながらのaiwaのように価格と品質の両面が両立できるように頑張って欲しいと思います。
現在発売を予定しているテレビ製品も、全てフロントスピーカーを搭載し音質にこだわっているとの事ですし、
今後、4Kテレビをはじめ、ハイレゾ対応DAP(デジタルオーディオプレーヤー)、レコードプレーヤー、
Bluetoothスピーカー、Wi-Fiスピーカー、CDラジカセといった幅広い商品の企画・販売も予定しているとの事ですので、
とにかく新しいブランド下、心機一転頑張って欲しいです!
aiwaというとラジカセ・CDラジカセというイメージがありますけど、最近ではレコードプレーヤーとかラジカセのような
昭和のアナログ家電も一定の人気と需要があると聞いていますので、
この「アナログ」に特化した感覚で、今後も隙間産業みたいな意図で企業として永続をして頂ければいいなぁと
思ったりもしますね。
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家電の進化(?)は早いですよね。
「メタル」「ハイポジ」「ビテオ2」という表現、「RCA端子」など部品類の名称も平成と共にもうすぐ過去になってしまいそうです。
昭和の家電はなぜか長持ちですよね。
家電とは違うのかもですが、北海道で使われている国鉄時代の鉄道車両は「JNR」と書かれた富士電機製の扇風機が今でも使われています。(=クーラー無し)
ちなみに富士電機は30年以上も前に扇風機の製造を止めています。